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有名私立大学を出て、以来３０余年にわたって国際ビジネスに携わってきた
自称バイリンガル・ジャーナリストの輿水正。
英語でのレクチャーを動画で流したり（見るのは９９％日本人だが）、
英文でのメッセージをブログで発表したり（読むのは１００％日本人だが）、
世界的公用語での発信を行う姿勢自体は評価すべきかもしれない。
日本人とはえてして恥の概念にとらわれるがあまり、主張すべき内容より
その伝達手段や様式にばかりこだわって、外国語はもとより母国語でさえ何もいえなくなるような傾向がある。
そんな中、下手な英語でもいいから堂々と声にして言いたいことを表にだすメンタリティーと
いうものは必要であるし、輿水の強みでもある。それはいい。
しかし先日の大阪公演にて何を調子にのったのか輿水は英語に関する傲慢無知な
大法螺発言に及んだ。
いわく、英米圏の有名教育機関に留学しながら英語での言明を行ったことのない
小泉純一郎親子を批判し「彼らは特権を行使して箔付けの海外研修をしただけであり
実際の英語力はない」と。
「それにひきかえ俺様は」声を荒げて輿水はこう付け加える。「英語能力が高いので
たとえばＴＯＥＩＣなら９００点満点中、７５０点は固いぞ」（現行のＴＯＥＩＣは９９０点満点
なので８２５点を主張していることになる）
コシミズよ。リチャードよ。申し訳ないが、小泉ジュニアの留学したコロンビアであっても
オヤジが通ったロンドン大学であっても、ＴＯＥＩＣ８２５点で就学許可がおりるなんてことは
ないんだぞ。一体、なんの自慢をしているのだ。しかも本当に８２５点とれるんだろうな。
コシミズは理解していないことだろうが、たとえばオサマ・ビンラディンが英語でインタビューに
応じることなどはなかった。イギリスで教育を受け、ネイティブ・スピーカー並の英語力があり
アメリカとの交渉も直接行っていたビンラディンがどうして一切英語でメディアに登場することがなかったか。
それは英帝国の支配から独立したアラブ世界の代表だという誇りがあったからである。
へらへらと媚びてご主人様の言葉でお話しさせていただくなどという傀儡根性を彼は否定したからであり
同じ精神が敗戦国の日本の政治家には生きているのである。
お前の大好きな華僑が揉み手でやってきて口をきくのとはえらい違いがあるのだ。
香港やシンガポールなどの帝国主義の奴隷であるシナ人と小泉を一緒にする馬鹿がいるか。恥をしれ！
と振り出しに戻ってしまったじゃないか。
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