http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/723.html
Tweet |
http://oka-jp.seesaa.net/article/173298365.html
2010年12月14日
アメリカ海軍の新兵器: 音速の5倍で200キロ先の目標を焼き尽くす電磁キャノン砲
威力 33メガジュールの超強力レーザーガン(電磁砲)がいつでも実線配備可能に
▲ イラストはactivist postより。
(訳者注) 実際は上のイラストのようなイメージではなく、砲弾の推進力を電気にしたというもののようです。発射の時の様子は下の写真のような感じ。
--
Navy test fires electromagnetic cannon
海軍、エレクトロキャノン砲の試射を実施
AFP 通信の報道によると、米国海軍は、音速の5倍の速度で 110海里( 200キロメートル)先の目標を攻撃できるエレクトロキャノン砲のテストに成功したと発表した。
「今回のデモンストレーションにより、我々海軍は、この新しい戦力が海上に配備される日が非常に近づいたことを示した」と、海軍兵器研究所の主任であるネヴィン・カール少将は述べた。
試験発射は、バージニア州にあるダルグレン海軍水上兵器センターで行われた。
この新しい武器は、これまでの大砲で使われていた爆発性の弾丸を使うのではなく、非爆発性の弾丸が使われる。その弾丸をレールの上に配置し、電流による強い衝撃で発射するという未来的な構造の武器だ。
弾丸は超音波の速度で発射される。
このテストでは、33メガジュール(ジュールはエネルギーの単位)の砲撃も含まれており、これは前回 2008年1月のテストの時の3倍の威力に相当する。
1メガジュールという単位は、1トンの車両が、時速 160キロのスピードで壁に激突した時に放出されるエネルギーと等しい。そこから、その数十倍の 33メガジュールという破壊力の程度を想像してみてほしい。
「今回のテストは、レールガンの現在の戦術的なテクノロジーを示すもので、これは近い将来に、従来までの海上戦闘を大きく補い、刷新することのできるものだ」とカール少将は語った。
「 33メガジュールの砲撃の示すところは、米国海軍が少なくとも 110海里( 200キロメートル)相手の目標を攻撃することができることを意味するということだ。これにより、両軍の睨み合い体勢の中で、我が海軍は常に安全な場所に海軍兵士と海兵隊員を配置させることができるということになる」と少将は言った。
また、少将は、「超音速を達成したことにより、今後のミサイル防衛のための戦術にも関連してくることになる」と付け加えた。
--
参考資料:レールガン
・ウィキペディアより。
レールガン(電磁投射砲)とは、物体を電磁誘導により加速して撃ち出す装置である。原理的には古くから知られている事もあり、サイエンス・フィクション関連やゲーム等の作品に幅広く登場しているが、それらの作品では主に兵器として扱われている事が多い。
・ 本文記事に出てきた 2008年1月のレールガン試射の映像。
タグ:レールガン
--------
[管理人より] 普段は翻訳記事ばかりですので、よろしければ、過去記事の、
・なぜ私はこのブログを書いているのか (2010年09月30日)
・「In Deep の意味」、「 23 の意味」、そして「悪魔」 (2011年01月29日)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。