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副島氏の月刊ザ・フナイの連載で本文が終了後読者からの質問コーナーが時々あることがありました。そのなかの一文ですがあまりにギョっとした副島氏の返答だったのでここに転載します。
本文は省略。(副島氏のロスチャイルド家についての文章で連載途上のものだからです。個人的には全く評価できるものではないものです)
以下転載
Q質問 道州制についてどう思われますか?いろいろと利点を並べていおりますが、日本の国体(国家体制)という概念からすると、分断され国として弱体化するのではないかと危惧しております。国を1つの有機体と考えるとどうしても納得できません。
A副島:道州制の導入については、次の民主党政権は、この言葉には、それほどの賛成を示さないでしょう。その理由の一つは、自民党よりの保守評論家である大前研一氏が、日本では長年主唱してきたもおだからです。ですから、民主党は、「地方分権」という言葉で推進するでしょう。
国防と外交、大きな国家政策以外は、できるだけ地方にまかせる(予算も渡す、地方の自主性を尊重する)という方針ですから、私は、これに賛成します。
中央官僚たちの、日本国あやつり(政治家でもないくせに政治をやる)利権化がこれまでひど過ぎました。
貴兄は、国体(国家体制)の弱体化という観点から、地方分権にも反対のようです。しかし、これからの世界は、国家主権の発動をなるべく控えて、臆病な外交と控えめな国家防衛をするほうが、長い目で見て、結局、国家を守ることになると思います。
民意を尊重して、国王の権限をなるべく小さくしたヨーロッパ啓蒙君主たちのすばらしい行動が、現在のヨーロッパの賢明さの伝統をつくっています。
勇ましく大きな戦争(2つの大戦)をしたことが、大きな意味で、ヨーロッパ人がアメリカ(の金融・石油財閥)に騙されたからだ、と私は考えています。
貴兄は、強い国力を支持する保守の立場なのでしょうが、もう、そういうことを言っている時代ではないと思います。右翼的で強い人間のフリをして、本当は、強さでも何でもない、ただの強がりだけの人間である場合が多いように、もう、戦争を準備する国家にはならない方がいいのです。もし敵国が攻めてくるというなら侵略・占領させて、日本国内で国防軍と国民が団結して、侵略者と血みどろの戦いをする(女・子供も含めて)、国防思想もあるのです。職業軍人を威張らせたらダメです。戦うべき時は国民が自分で戦うのです。
道州制は、ドイツという国の伝統である、ラント(州、昔の公国)の群雄割拠の長い伝統に基づく発想です。たしかに道州制は、ドイツの国力を落として、外交、軍事でもドイツは戦後、弱体化したように見えます。アメリカは、ドイツの中央政府の力を、州ごとの政府に分割する考えをドイツ人に強制して、ドイツの国力を弱めたように見えます。しかし、長い目で見たら、ドイツ人の粘り強い、意見に対立を超えて国防を考えるという意味ではよかったろうと思います。
貴兄もまた、アメリカによる64年の日本支配を、余り批判せずに、中国や北朝鮮をやたらと危険視する立場なのかもしれませんが、すべての外国を警戒するのなら、アメリカをこそ、まず批判する、正しい立場に立ってください。日本国に外国の軍隊(駐留米軍)を64年間も置き続けている、そのことを恥じない勢力こそ、この現状をこそまず、徹底的に批判するべきです。
転載終了
>民意を尊重して、国王の権限をなるべく小さくしたヨーロッパ啓蒙君主たちのすばらしい行動が、現在のヨーロッパの賢明さの伝統をつくっています。
何言ってるんだ?一見国王の権限が小さくなったようにしながらもステルス性を持って影であやつっているのが世界の王族ではないか。ビルダーバーグ会議は王族がつくった会議ではないのか?
>勇ましく大きな戦争(2つの大戦)をしたことが、大きな意味で、ヨーロッパ人がアメリカ(の金融・石油財閥)に騙されたからだ、と私は考えています。
2つの大戦をしたことが勇ましいことなのか?愚かしいことだと思うが。それも世界寡頭勢力にいいように操られたからで、ヨーロッパ人がアメリカ人に騙されたのではなく黒幕はヨーロッパ、アメリカ両方に存在し、両方の国民が騙されたのである。なんで世界大戦したことが軍縮嗜好の副島氏にとって勇ましいのだ?都合の悪い王族を消すというのが第一次世界大戦発端だろうが。
>これからの世界は、国家主権の発動をなるべく控えて、臆病な外交と控えめな国家防衛をするほうが、長い目で見て、結局、国家を守ることになると思います。
と日本はこうあるべきだと語りその上で、
>もう、戦争を準備する国家にはならない方がいいのです。もし敵国が攻めてくるというなら侵略・占領させて、日本国内で国防軍と国民が団結して、侵略者と血みどろの戦いをする(女・子供も含めて)、国防思想もあるのです。職業軍人を威張らせたらダメです。戦うべき時は国民が自分で戦うのです。
おかしいだろ。日本は軍縮して(自衛隊だから先に攻撃はできないのだけど。それだけでも標準的な軍隊の呈をなしていない)軍事的にアメリカのようなソフトな占領をせず、軍事的に強圧的な占領支配されパレスチナのようになればいいってか?
おかしいだろ。
仮にそれが道州制のせいでそうなったとしたら、私は
>中央官僚たちの、日本国あやつり(政治家でもないくせに政治をやる)利権化
が続行するほうがましである。
それに
>戦うべき時は国民が自分で戦うのです。と言っても仮に日本が他国に軍事的に占領され、徹底的に日本人が弾圧されたとします。レジスタンス組織ができたとしますよね。
日本人の中でもレジスタンス組織が軍事力があるため、結局レジスタンス組織が優勢になったり日本の一部の地方がレジスタンスの集中する組織になるなら、アフガニスタンの報道でタリバンが支配しておりその下での民衆は威張られ支配される傾向と同じようになる可能性があるのではないでしょうかね?
まあ、アフガニスタンのタリバンが幅を利かせて民衆を束縛した生活をさせていたという報道の真偽はともかく。
なんか、この解答では道州制のことから離れ、ヨーロッパ礼賛し、日本の国体はなくなればいいと思っているように感じられる。
それなら、放射線の高いところに福島県の住人を戻したいわけだ。福島の人は一人もガンにならないと無責任なことを言える背景があるわけだな。会員への放射能安全教の押しつけといいもう立派なカルトだ。
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