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デビッド失脚で変化する半島情勢
キャンベル米国務次官補が10月6日に来日しましたが、この日は陸山会事件を巡る小沢一郎氏の初公判が開かれた日です。これは偶然でしょうか? 裁判に圧力をかけに来たという見方もありますが、公判は型通り始まっていますので、その可能性はなさそうです。
気になるのはキャンベル氏の動向で、6日付の「時事ドットコム」はこう報じています。(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011100600587)
外相、年内訪米で調整=国務次官補が招請
キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は6日夕、外務省で山口壮副大臣と会談し、玄葉光一郎外相の訪米を招請した。日米両政府は年内にワシントンで外相会談を行う方向で調整する。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題や、日本の環太平洋連携協定(TPP)参加などが議題となる見通しだ。
キャンベル氏は民主党の前原誠司政調会長とも衆院議員会館で会い、普天間移設や航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)選定などについて意見交換した。
一連の会談に先立ち、キャンベル氏は成田空港で記者団に、野田佳彦首相の訪米を日本側に招請すると受け取れる発言を訪日前にしたことについて、「クリントン国務長官が、外相を年内にワシントンに招くということだ」と釈明し、「(発言を)誤ったことについては申し訳なかった」と語った。
キャンベル氏は、前原誠司民主党政調会長と会っています。表向きの説明は別にして、何を話し合ったのでしょうか? デビッドの失脚により、従来の極東戦争推進路線を撤回することにしたのか、これまで通り強行突破することにしたのか、気になるところです。
キャンベル氏が謝罪したのは、来日直前にワシントン郊外の空港で記者団に、「野田外相を米国に招く」と発言したからです。野田佳彦総理大臣と玄葉光一郎外務大臣を言い間違えたのですが、国内では野田総理の影が薄いためだという自虐的な解釈がなされています。
キャンベル氏のこの言い間違いには、興味深いものを覚えます。この人は情報将校だった人で、このような失敗は余り犯さないはずです。日本側に顔を赤くして平謝りしていたそうですから、わざと間違えたわけではないようです。内心で思っていた事柄が、ポロッと出てしまったのでしょう。
言うまでもなく外務大臣は外交の責任者です。キャンベル氏は、単に人違いをしていたのではなく、野田総理に外務大臣としての仕事を期待していた可能性があります。と言うのも、韓国を巡って外交が急展開しているからです。
キャンベル氏はこの後、韓国へ向かっています。7日付の「YOMIURI ONLINE」は、こう報じています。(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111007-OYT1T01426.htm)
米国務次官補が訪韓…「6か国」など協議
【ソウル=門間順平】アジア歴訪中のカート・キャンベル米国務次官補が7日、訪韓し、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の再開問題などについて、韓国外交通商省の金在信(キムジェシン)次官補らと会談した。
キャンベル次官補は会談後の記者会見で、先月下旬に北京で行われた6か国協議の南北首席代表会合について、「(韓国側は)実務的な態度で努力したが、目に見える突破口とはならなかった」と感想を述べた。
注目される2回目の米朝協議の開催について同次官補は、「韓国政府と緊密に協議しているが、決まったことはない。(13日の)米韓首脳会談で、適切な対応を両大統領が話し合う」と述べるにとどまった。
訪韓の目的は、北朝鮮問題だったことが判ります。キャンベル氏は当然、日本でも同様の話をしたことでしょう。韓国には期待していないような口ぶりなので、調整役を日本に割り振った可能性があります。なぜなら、この前日に玄葉外務大臣が韓国入りしているからです。
玄葉外務大臣は、日韓関係について「死活的利益を共有する」と繰り返し言及しており、国際会議のための外国訪問を除く就任後初の訪問先に韓国を選びました。(実際には、選ばされたのでしょう) 今回の訪問では、李明博大統領とも会談しています。キャンベル訪韓の露払いをしたことは明らかです。
そして、9日から3日間の予定で、前原政調会長が韓国を訪問します。玄葉氏とは松下政経塾の同期生ですから、競い合ってという話もありますが、両者の話に整合性があるのかどうか危惧されます。
韓国では今、竹島問題やいわゆる従軍慰安婦問題で、ナショナリズムが盛り上がりつつあります。円高ウォン安が進んで、日本からの輸入に頼る韓国経済は危機に瀕しており、こういう時は排外的な動きが出てきますが、米戦争屋の工作員が日韓関係悪化を画策していると見て間違いないでしょう。前原氏の訪韓は、こうした反日運動を刺激する恐れがあります。(キャンベル氏は、そうならないよう釘を刺したと思われます)
この外、日韓議員連盟の直嶋正行事務局長や、鳩山由紀夫元首相も今月中旬の訪韓を予定しています。一連の韓国詣では尋常ではありません。民主党総出で日韓関係の修復に乗り出しています。日本側が何故そんなことをする必要があるのでしょうか?
謎を解く鍵は、野田総理の動きにあります。総理は8日、北朝鮮による拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表ら15人と官邸で面会し、自身の訪朝について「私が行くことで拉致問題を含めた諸懸案が解決するならいつでも行く」と述べました。首相が就任後に家族会と会うのは9月11日に続いて2度目で、今回は首都圏以外に住む家族会メンバーも出席し、面会時間は1時間にわたりました。サービスにしては、かなりの入れ込みようです。
拉致被害者を取り戻すのに、国の最高権力者である総理大臣自らが乗り込むのは良策とは言えません。小泉元総理はこのパフォーマンスを行いましたが、後がなくなるので交渉はそこで打ち切られてしまいます。現にそうなっているのですが、にも拘らず野田総理は、場合によっては自ら乗り込んで行くと述べました。今度こそ後がなくなるので、全員を連れて帰ることができる(あるいは消息を確かめる)目算がなければ、迂闊に動けないはずです。
デビッドが力を失ったとすると、朝鮮半島は今、空白状態に置かれています。この千載一遇のチャンスに政府が動き出したとすれば、歓迎すべき出来事です。もちろん、支持率回復という選挙対策目的や、北朝鮮との国交回復を狙うという生臭い理由が原動力となっているのですが…。(北朝鮮とは戦争状態にあり、国交回復の暁には賠償金と言う利権が発生します)
この読みは外れているかも知れませんが、朝鮮半島情勢が動き出していることは間違いありません。全てがよい方に変化することを願って止みません。
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