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前原氏は米国の苛烈な要求を呑んだのか?
米国のバイデン副大統領が、中国訪問から帰国するついでに日本に立ち寄りましたが、如何にもつけたりという感じでした。属国だから致し方ないのですが、バイデン氏が日本へ来た途端、前原前外務大臣が民主党代表選に名乗りを上げたのは、非常に解りやすい構図でした。かねてより米国戦争屋の覚えが目出度い前原氏に、出馬命令が下ったのでしょう。これで、代表選の行方はほぼ決まりました。
総理の座にしがみ付いていた菅氏があっさりと退陣を表明し、後継者争いに突入した経緯は、国民には些か解かりにくいですが、板垣英憲氏は昨日付のブログで次のように説明しています。(http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken)
米ジョー・バイデン副大統領は、何もしないまま「逃げ菅」を決め込む菅直人首相に恨みつらみ発言
◆米国のジョー・バイデン副大統領が8月22日夜に来日し、23日午前、菅直人首相と首相官邸で菅直人首相で会談した。バイデン副大統領は8月17日〜22日に訪中。 22日朝、四川省成都を発ち、モンゴルに立ち寄り、その帰途、来日した。
菅直人首相は、会談を控えて、閣議前の閣僚懇談会で、「30日に内閣総辞職」を明らかにしており、間一髪のところで、「逃げ菅」の本領を発揮した。
朝日新聞asahi.comが8月23日午前10時14分、「菅首相『30日に内閣総辞職』 閣僚懇で見通し」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「菅直人首相は23日午前の閣僚懇談会で『30日に内閣総辞職をすることになるだろう』と述べた。与謝野馨経済財政相が23日午前の記者会見で明らかにした。枝野幸男官房長官は23日午前の会見で「(首相の発言は)政府・民主党首脳会議で相談した日程の見通しについて話したものだ」と説明。26日に再生可能エネルギー特別措置法案が成立し、菅首相の辞任条件が整うことが内閣総辞職の前提だとの認識を示した」
「逃げ菅」の本領とは、「三十六計逃げるが勝ち」という菅直人首相の得意技のことである。今回、菅直人首相は、米国オバマ大統領から、寸前のところで「逃げ切った」のである。オバマ大統領は、菅直人首相に対して、@普天間飛行場の辺野古への移転実行ATPPへの参加決定B米国債の債務免除文書へのサインと記者会見による世界への発信の3点を強く迫っていた。
しかし、@は、沖縄県民の猛反対、Aは、農協など農業団体の猛反対、Bは、右翼団体に知られたら、銃弾を浴びせられかねないため、いずれにも、簡単には応じられない。そこで、菅直人首相は、もう1つの得意技である「のらりくらり引き伸ばし戦術」を使ってきていた。この得意技を政権延命にも応用していたのだが、うっかり「一定のメド」での退陣に口を滑らせて、「退陣3条件」(@今年度第2次補正予算A赤字国債を発行するための特例公債法案B再生可能エネルギー特別措置法案の成立を示して、これらのメドがついたのが命取りとなった。そればかりでなく、オバマ大統領から実現を迫られていた3つの要求に応えられなくなり、これが政権からの逃走を余儀なくさせたもう1つの「退陣3条件」となつた。つまり、この3条件を実現すれば、オバマ政権から喜ばれて、政権維持・延命につながったかも知れない。ただし、日本国内からの猛反発を受けて、退陣に追い込まれたこともあり得た。
◆バイデン副大統領との会談で、菅直人首相は、「オバマ大統領から招かれていながら、日本の政治の都合で9月の訪米ができなくなった」ことを詫びた。これに対して、バイデン副大統領は、言葉使いこそ丁寧ながら、かなり嫌味を言われたようだ。
菅直人首相は会談冒頭、米国の東日本大震災に対する支援に謝意を表明。これに対しバイデン副大統領は「別に謝意を述べる必要はない。米国が同じ状況になれば、日本も同じことをしただろう」と応じたという。
この「米国が同じ状況になれば」という言葉の裏には、「自然災害と経済災害という被害のの違いはあっても、いまは米国は経済被害により大変な状況にあるのに、日本は助けてくれないのか」という意味が含まれている響きがある。だからこそ、バイデン副大統領は、「そんな社交辞令はいらないから、もっと大事なことがあるだろう。そちらを誠実、忠実に実行して欲しかった」という恨みつらみが潜んでいるのが、はっきりと窺がえた。つまり、なぜ、@普天間飛行場の辺野古への移転実行ATPPへの参加決定B米国債の債務免除文書へのサインと記者会見による世界への発信の3点を実行してくれなかったのかという思いである。単なるリップサービスで終わるなら、日米首脳会談をしても、無意味だということだ。
産経新聞msn産経ニュースは8月23日午後0時46分、「震災対応協力を確認 菅首相とバイデン米副大統領が会談」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「菅直人首相は23日午前、首相官邸で米国のバイデン副大統領と会談した。首相は会談冒頭、米国の東日本大震災に対する支援に謝意を表明。これに対しバイデン氏は「別に謝意を述べる必要はない。米国が同じ状況になれば、日本も同じことをしただろう」と応じた。両氏は大震災の復興や東京電力福島第1原発事故対応で両国が官民一体となって協力を進める考えで一致。今後も日米同盟を深化させていく方針を確認した。米副大統領の来日は平成19年2月のチェイニー氏以来。日米両政府は『9月前半』の首相公式訪米を調整していたが、菅首相の退陣が確実になったことを受け延期した。そのため米側は首相訪米の地ならしの意味合いがあったバイデン氏の訪日の目的を変え、大震災や福島第1原発事故対応にあたった駐日米国大使館員や米軍関係者の慰労を重視。日本側との公式行事は首相との会談と昼食会だけとなった。バイデン氏は23日午後、米軍が復旧活動にあたった仙台空港を訪れ、空港内でスピーチを行う。24日には都内の米軍横田基地で米軍関係者らを激励し、同日夕に帰国の途に就く」
ここには、菅総理が突然退陣するに至った経緯があけすけに書かれています。菅総理は、オバマ大統領から、次の3項目を履行するように迫られていました。
@普天間飛行場の辺野古への移転実行
ATPPへの参加決定
B米国債の債務免除文書へのサインと記者会見による世界への発信
いずれも、我国にとって重大且つ国益を損なう案件です。@については、鳩山前総理が失敗して、退陣に追い込まれました。求心力のない菅氏では、とても纏めることはできません。AのTPPについては、(理解していたかどうかは別にして)菅氏は参加に前向きであり、財界の後押しもありましたから、押し切ることはできたでしょう。問題はBです。
米国は、日本の持つ1000兆円にも及ぶ米国債の放棄を求めていますが、さすがの菅氏もこれを認めて公表することに二の足を踏みました。金の恨みは恐ろしいですから、命が幾つあっても足りません。東日本大震災救援について謝意を述べたところ、バイデン氏が嫌味を述べたわけですが、言外に1000兆円の放棄を迫ったと見れば納得がゆきます。
この時の光景がニュースで流れていましたが、菅総理が立って謝意を述べたのに対し、バイデン副大統領は座ったまま斜に構えて喋っているように見えました。宗主国と属国の関係が見事に浮き彫りにされていましたが、菅氏は強烈な圧力を受けていたので、必要以上に卑屈になってしまったのかも知れません。
菅氏の後継者は、米国の身勝手な3項目の履行を迫られることになりますが、前原氏以外、その覚悟があるとは思えません。前原氏が民主党代表となり、総理大臣となれば、外国人献金の問題などで野党の集中砲火を浴びながらも、米国の要求を呑んで救済しようとすることでしょう。その代わり、日本は目を覆う惨状となります。
前原氏は、何故そこまで覚悟を固めたのでしょうか? 前原氏は部落出身と言われており(部落解放同盟の幹部でした)、一説によると池田大作氏の隠し子とされています。その出自が、異様な行動に駆り立てているのでしょうか? もしそうであれば、日本の負の部分(裏の権力構造)に光を当てて、それを白日の下にさらす必要があります。
前原氏が、我国の最高権力者(あくまでも表向きですが)になると、極東大戦争→第三次世界大戦の引き金を引く恐れもあります。我々は生き残りをかけて、彼の真の姿を暴き出さねばなりません。
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