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この放射能真夏の悪夢という特集は8記事からなり、今回の福島原発事故における東電と政府の対応の無能さや隠蔽を糾弾するというスタイルの記事になっています。内容は他の週刊誌程掘り下げたものではないかもしれませんが、その中の3記事を紹介したいと思います
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東電告発
副島隆彦に政府がスパイ弁護士を送った!
「私との会話を特捜に横流しされ・・・」
評論家の副島隆彦氏(58)の怒りが収まらない。福島第一原発の責任を求め、東京電力と政府の原子力機関を刑事告発するのに、協力を申し出てきた一人の弁護士が検察官たちひ「情報漏洩」し、おとしめようとしていたというのだ。
私は、4月から一貫して福島原発の大事故という凶悪事件で、民族存亡の危機まで起こしておきながら、なぜ責任者たちから「責任」の二文字が出てこないのかと問うてきた。
まず、東電の経営者たちの責任。それから日本政府の一翼を担う内閣府の行政機関である原子力委員会、および原子力安全委員会、そして、経済産業省の実働部隊である原子力安全・保安院の責任問題だ。
民間の企業がもし工場が爆発事故を起こし、有害物質を周辺に撒き散らしたら、まず工場長が警察の捜査を受けて逮捕されるだろう。従業員や作業員が死んでいれば、業務上過失致死傷罪で裁判にかけられる。そして、危険な工場の操業の状態を放置していたら、社長や担当役員らの経営陣も逮捕され裁判にかけられる。
そこで、私は4月29日、自分のホームページ上で、自分のメールアドレスも記載して呼びかけた。<どこの組織や勢力にも属しない、かつ遠慮もする必要もない弁護士で、今度の事態を自分自身の怒りとして受け止めることのできる人はどうか、名乗り出て、私に連絡して書類を提出する仕事を手伝っていただきたい。>
すると、5月2日に、Mという弁護士からメールをもらった。「先生の著書は10冊程度呼んだことがある」とじこしょうかいし、「今回のげんぱつの件は小さい子供の親として、正義を実現すべき弁護士として、黙っていることはできない」とのことだった。その後、メールのやり取りし、5月9日に都内の事務所で面会し、打ち合わせをした。
翌5月10日になり、M弁護士からメールが届いた。
「覚悟とけついとそのための準備をしている。『検察人脈』を含めあらゆる観点から良い方法を探るという内容だった。
そこで私は「どうぞ慎重に熟慮してください」と返事を送った。「東電や日本政府<行政機関>という巨大なものを敵に回すことになる。きっと貴法律事務所の存亡のかかわることになる」とも指摘した。
二転三転する弁護士の発言
5月14日M弁護士からの扁桃がきた。「この数日間『色々な人脈』を駆使しながら検討してきた」とある。さらに報酬を含め7つの条件が書かれてあった。その中の一つにふ、不可解な項目があった。「過激な検察批判を避けて、むしろけんさつ、特捜部の汚名返上のチャンスにするyほうな告発状にすると受理されやすい」というアドバイスだ。
これを受けて、私は、再度、相談しようと5月17日の午後4時20分から、電話でM弁護士と話し合った。ところがである。こともあろうにすでに検察側に相談しに言ったというのである、しかも私の名前を出して・・・・。私が刑事告発しようとしているのは、東電だけではない、国家機関も含まれている。なのに国家の機関である検察(準司法機関だが行政の一部)に、以来主の承諾を得ずに情報を漏らす弁護士がどこにいるのか?
私は問いただした。これは弁護士法違反ではないか。弁護士会に懲戒請求できるほどの行為だと。そして「誰と話したんだ」とさらに問い詰めた。」すると、法務省大臣官房参事官のS、そして、東京地方検察庁特別捜査部検事のYであると白杖した。私は薄々気がついていたが、国家側に情報を流され、カモにされていたのだ。憤慨した私は、M弁護士とSとYと私の4人で面会を申し入れ、M弁護士は承諾した。
ところが、M弁護士は翌日のメールで、両検事に対し、副島先生のお名前を出したことはございませんでした。改めて訂正の上申し上げますと告げてきた。5月27日にもM弁護士に直接会って事実確認したが、否認を続けるのみだった。
8月5日、私はこのSとYの両検察官に面会しに、法務省と検察庁を訪ねた。S検事は「用事もあり、事前の約束がないと会えない」と受付の職員を介し伝えてきた。Y検事は、2人の事務官を遣いによこしたが、結局、「確かに刑事告発の窓口にはなっているが、個別に会って受け付けることは出来ない」という返事だった。結局2人に会う機会は与えられなかった。なぜ、依頼しようとした弁護士とは個別に会っているのに、当の依頼者である私が会えないのか。これではM弁護士がスパイとして私に近づいてきたと疑われても仕方がないではないか。
改めて国家のあさましさと手段を選ばない司法官僚たちに怒りを覚えた。小沢一郎らに違法の刑事弾圧を加えた者たちとまったく重なっている。この組織腐敗の負の連鎖を断ち切り官僚政治に終止符を打たなければならない。そうでなければ、震災・原発事故からの復興どころではない。改めて私は言う、日本国民よ、刮目せよ!
A
福島第一原発事故「極悪戦犯」を実名糾弾(告発本ルポライターが)!
「絶対爆発しないと言った斑目委員長は無能だ」
史上最悪の大惨事となった福島第一原発事故の戦犯は誰で、責任の所在はどこにあるのか。原発の闇と危険性を指摘してきたルポライターが、憤怒の告発!
業務上過失死傷罪などに該当するとして、福島第一原発事故に関与した機関と人物を先ごろ、東京地検に刑事告発したのは、作家の広瀬隆氏とルポライター・明石昇二郎氏である。同時に発表した共著「原発の闇を暴く」(集英社)の中でも、大事故を招いた「責任者」の数々を実名で猛批判。その代表格が、内閣府原子力安全委員会の斑目春樹委員長だった。明石氏が言う。「斑目氏は日本を代表して原発の安全を保礁する、責任ある立場の人物であるはずなのに、実際には何もできていない。会見でも『それは保安院に聞いてください』と言うなど、恥を知れ、という感じです。そもそも事故を起こしてしまったこと自体、無能のそしりを免れませんが、今となっては事故を迅速かつ最小限にとどめなければならない。その両方ともできない彼は、無能以外何者でもありません。しかも、事故の責任者でありながら、いまだに辞める気配さえ見られず、責任逃れに終始している」
明石氏はこんな噴飯モノのエピソードを披露する。
「斑目氏は原発視察に向かうヘリの中で官総理に『福島原発は絶対に爆発しないんですよ』と説明しておいて、その直後に水素爆発が起こっています。斑目氏は鑑定でその画像モニターを見て『あぁ!』と叫び声を上げ、しゃがみ込んだといいます。そんな人物が、一国の原子力の安全を担うトップの地位に就いている」
さらに前述の著書には「原子力マフィア」「原発推進者のシンジケート」との物騒な言葉も登場するが、「研究者や電力会社、原発産業、経済産業省の中にいる原発推進者が群れをなして、原子力を食い物にしている」
明石氏hこう憤慨すつつ、告発状にもある長崎大学の山下俊一教授を「マフィア」の例にあげた。
「山下教授は福島にやって来て、「子供を外に出して遊ばせても大丈夫だ』と触れ回っていた。しかしそんなところが今、町や村ごと避難しているんですよ。彼は飯館村での『大丈夫だ』と断言していました。
メディアに“ミスター大丈夫”と揶揄される指揮者だけに、さもありなん、という患児だが、著書ではこんあもたれ合いが告発されている。
<電力会社はこうした大学の研究者たちに共同開発や寄附講座といった明目で、うす汚れたカネを配るわけです。その見返りとして研究者たちは、いかに原発が安全かと遠吠えし、電力会社から毎日えさを与えられた飼い犬になってキャンペーンを張る。こういう譬えは犬に失礼なくらいだ>
この他、原発予算をまるごと認め、「クリーンエネルギー」と呼んだ蓮舫氏と枝野幸雄官房長官も責任者と認定。「殺人罪に相当する」という東電に対しては、広瀬氏が<汚染水は東電本店ビルで補肝しろ>と、胸のすく提案をしている。
「事故で発生した放射性廃棄物は東電の事業活動によって生み出された『産廃』なのですが、他の産廃のようにどこかの処理場に埋めたり海にタレ流して済む話ではないんです。人の目の行き届いたところで厳格に管理する必要がある。自分たちの足元に汚染水があればそれはもう厳格に管理するでしょうから(笑)」(明石氏)
聞いたか、戦犯たち!
まず、2つの記事で一体副島氏と広瀬および明石氏との告発の成否の違いはなんでしょうね?
副島氏は行政機関の一部を訴える前に弁護士が検察に言って全てをチクったから告発が無駄になったと商業誌に一文字いくらかで書いて商売にすらしていますが、広瀬氏と明石氏も東電、安全委員会、保安員だけではとどまらず放射線御用学者山下先生や閣僚である枝野氏や蓮舫氏も責任者の一人としています。
広瀬、明石氏たちのほうが告発している範囲が広い。そして告訴までしています。
その違いは?
仮にM弁護士が国から放たれたスパイだとしましょう。
大体、副島氏は月刊ザ・フナイ4月号で編集長に大して「わたしは冷酷で恐ろしい男だ」などと嘯いていましたが、何故、弁護士を自分のサイトに公募したんでしょうね?
もっと、信頼する筋を通していけば副島氏も場合によっては告訴までいけたかもしれません。
こんな脇の甘い人間のどこが冷酷で恐ろしいのか?
しかも、小沢一郎問題で検察の人間を一人ひとり名指しして写真まで貼ってキャメルコートのこの検事がワルだとかさんざんサイトに書きまくっていたらそりゃ検察の目の仇にされますがな。脇が甘いったらありゃしない。そういう行動をしたことについてその反動がくる可能性も踏まえて上手にやっていくのが「冷酷で恐ろしい男」なんではないでしょうかね。まあ、検察批判は妥当だと思いますけどね。
それだけでなく、M弁護士が国からのスパイかどうかのはっきりした証拠はありません。だから週刊ポストでも取り上げられずにアサヒ芸能どまりになったのでしょう。
この事件があって弁護士達を怒鳴り散らしていたのか、怒鳴り散らしていたから弁護士たちに意趣返しをされたのか定かではありませんが。
最後オマケです。アサヒ芸能もこのくらいの記事は載せるのですね。
B
都民3000万人に忍び寄る内部被爆の恐怖
下痢・倦怠感「ぶらぶら病」はガンの前兆だ。
「セシウム牛」に「セシウム米」と食品の放射能汚染が進んでいる。」そこで、懸念されるのが内部被爆だ。福島第一原発との距離に関係なく、食品に潜みながら忍び寄る放射能。都民1300万人も決して他人事ではないのだ!
被爆には外部被爆と内部被爆の2種類がある。今回の原発事故で放出された放射性物質が放つ放射線を体外から浴びるのが外部被爆。そして、空気や水、食品を通じて、体内に放射性物質を取り込んでしまうことで起きるのが内部被爆だ。
両者の違いを、放射能汚染に詳しい中部大学教授の武田邦彦氏が説明する。
「外部被爆は何時間、外にいたのかという、単純に時間の足し算で被爆した線量を図れます。しかし、内部被爆はそうはいかない。体内に取り込まれた放射性物質は排出されるまで、約3ヶ月間は体内にとどまります。その機関、被爆することになります。また、外部被爆は貫通力の強いγ線だけが問題で、放射線が体を通り抜けるのは一瞬です。ともすれば遺伝子と衝突しないこともある。ところが、内部被爆は遮蔽するものgなく、α線、β線という貫通力の弱い放射線の影響も受ける。放射性ヨウ素が甲状腺に集めるように。放射性物質は特定の臓器に集まり、そこの細胞にある遺伝子を破壊してしまう。内部被爆のほうがより脅威だと言えます」
しかも「セシウム牛」パニックの例を出すまでもなく、食品を通じた内部被爆は福島から遠ざければ安心とは言えない。放射能に汚染された牛肉は東京だけでなく、全国に運ばれたのだ。
そして、点線量の内部被爆が引き起こす事態は深刻だ。晩発性障害と呼ばれ、被爆から蛛十年たってからガンや白血病を発症することが知られている。
事故から5ヶ月しか経過していない現在、最も注意すべきはガンの前兆ともいえる症状なのだ。
その症状は原爆が投下された直後の広島で報告されている。爆心地から遠く離れた場所にいた人や投下後に爆心地に入った人に鼻血や下痢、そして「ぶらぶら病」という症状が出たのだ。
この「ぶらぶら病」とはひどい倦怠感に襲われ、起きていることもできなくなる病。仕事もせず寝てばかりいることから、周囲に名づけられた病名である。
前出の武田氏が言う。
「こうした丁線量の内部被爆が招く軽度な症状は残念ながら医学的根拠はありません。しかし、根拠がないから安全だと言えない。シックハウス症候群だって、解明されるまでは、意思は苦しむ人々を治療するどころか、勘違いではないかと言っていた。福島では子供の下痢や鼻血に悩む母親が増えています。医師はもっと苦しむ人々と向き合うべきなのです」
医者すら見過ごすガンの前兆。内部被爆の恐怖は静かに忍び寄っているのだ。
アサヒ芸能ですら書き出した内部被爆の恐怖。それを認めず、山下教授を立派な学者と褒め称え、広瀬隆氏をCIAエージェント(?)セリッグ・ハリソンの手下と罵倒した副島氏。
確たる証拠が無いのに国からスパイ弁護士を送り込まれたと騒ぎ商売にする副島氏。
ああ、アサヒ芸能で末期症状を見せてもらいました。
福島事務所の吉見くん、内部被爆について分かりましたか?
怪我したあるるくんをつれて東京へ帰りましょう。
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