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いまさらなんですが、菅沼光弘氏の新刊を発見しました。
菅沼氏は元公安調査庁の幹部でゲーレン機関だったドイツ諜報機関で諜報活動についてとことん訓練を受けた人です。
この人と副島氏との前原外相辞任についてはアメリカに見捨てられたという点では見解が一致していますが、それ以外が違います。
ではどちらが信用できるのでしょうか。読者の方々、比較検討してください。
では、副島氏から転載開始
[204]アメリカの犬(いぬ) 前原誠司がアメリカに捨てられた。 投稿者:副島隆彦 投稿日:2011-03-07 09:26:33
副島隆彦です。 急いで、前原誠司(まえはらせいじ) の 外相辞任の ことを書いておきます。
昨日は、小室直樹先生の 「実質、お葬式」のシンポジウム が、東工大であって、午後の部から私も登壇しました。 以下の ↓ の 清野(せいの)君の 貼り付け投稿文 にあります、神保哲生(じんぼてつお)氏がやっている ビデオ・ニューズ 社の 「ダダ漏れ」ユーストリウムのネット放送を見てください。 渡部恒三(わたなべこうぞう)”黄門さま”議員も、ご一緒で、私の言いたいことを言わせていただきました。
前原誠司を 切り捨てたのは、 アメリカである。それも ヒラリー 本人だろう。これに、バイデン副大統領が、合意した。 それは、今年の 1月4、5日あたりに、前原を 「すぐ飛んで来い」と、ワシントンDCに呼びつけて、「次はお前(が日本の首相だ)」と、奥さん同伴( すなわち、度物の番(つが)い)の顔見世興行のつもりだった。 ところが、前原が、あまりにも英語が下手で、何を言っているのか、ヒラリーはまったく理解できなかった。 バイデン( CFR=米外交評議会= の 勢力の代表)も、「こいつでは、日本はまとまらないだろう」と 意見したようだ。 それで、ヒラリーが、「分かったわ。この男では、駄目ね」と、前原を お払い箱にした。
焦(あせ)ったのは、ご養育係の マイケル・グリーンである。彼のコメントが、日経新聞等に、載っている。 グリーンは、自分が、非公然の(しかし、正式の 対日本謀略の部隊の責任者) 日本管理責任者としての 仕事を 上司たち(ヒラリーが、・・・国務副長官。鳩山由紀夫を会談で、切り捨てた男) が、否定したことになる。 リチャード・アーミテージは、「オレは知らない」と、責任逃れをして逃げただろう。
ジェラルド・カーティス は、菅直人の後見人だから、まだ、菅を支えるつもりだ。ジョゼフ・ナイも呆然としているだろう。
なぜなら、この 政治家追い落としの、手口を使ったのは、アメリカのCIAの 手口そのものであるから、自分たちが管理している 対日本CIA とは、別の 部隊が動いて、実行した「前原追い落とし」だからである。
「在日朝鮮人の飲食店から、5万円で、合計 25万円の 献金を受け取っていた(それを、政治資金規正法での 個人献金 に 記載しなかった)」という 違法行為 で、政治家を、失脚させる、という手口は、日本人の感覚からは出てこない。政治家たちは、日常的に、支援者たちから、30万円、50万円の小口のお金をもらって、受け取って、政治家(国会議員)をやってきた。 それは、「欧米基準から遅れた国」 日本、だからでなく、どこの国でも、今もやっていることだ。こんなことを、きたない違法行為であるなどと、言う方が、日本人の感覚からしておかしい。 だが、日本人も、 「接待費への全額課税(接待費を、飲み食い代を経費と認めない)」の法律を、アメリカのユダヤ人どもに、法律改正させられて以来 (約20年前) 、 「清潔な、無菌状態の”除菌”国民」 にされつつある。
たしか、アメリカでは、公職にある者は、50ドル(4千円)以上の「外国人からの政治献金」は、違法である。 おみやげや、飲食費の支払いも疑われる。日本人の感覚からすると、違和感があるが、それは、アメリカは 世界帝国(覇権国)だから、外国勢力に、どうしても 篭絡(ろうらく)される 公務員が出てくるから、という切実な 歴史的な背景がある。
この規定と考え方を、そのまま、日本国に持ち込んで、 CIAどもが、「日常的によごれている日本人の政治家たちを 教育する」 という 理屈で襲い掛かった。 だから、自分たちへの、忠実なる、アメリカの犬(いぬ)である、前原を失脚させたのは、CIAである。
それと、中国が、アメリカと 高官レベルで折衝して、ヒラリーも交えて、「日本の首相を前原にするわけには、ゆかない」と 抗議し、合意したので、それで、前原は、潰されたのだ。 すでに、米と中で、日本の運命は、決められるのである。 分かっている人は、分かっている。 このことを、隠さずに、自民党支持の連中も、大声で、言わなければ駄目だ。
アメリカとしては、「急いで、日本の衆議院を解散、総選挙をして、小沢一郎たちを落として、はやく、石破茂(いしばしげる)の自民党と 公明党の 政権にすべきだ」 と、判断したのだろう。しかし、もう、間に合わない。 小沢一郎の 戦略勝ちである。 小沢たちを、潰(つぶ)す気なら、昨年の11月に、総選挙をやって、小沢派の若い政治家たちを 半減させておくべきだったのだ。
それと、統一教会(分裂している)とか、京都の 恐ろしい”地底(じぞこ)”の勢力 とかの内部抗争が、前原と 野中広務 の地元にあるようである。このことは書かない。
ジョゼフ・ナイ と マイケル・グリーン が、日本を甘く見たのだ。 日本国民の団結で、 今から、 アメリカの勢力を、国外に、追い落としてみせる。 それが、私たち 日本人の戦いだ。
私は、急いで、地方に行かなくてはならないので、これ以上は、書けません。 以下は、新聞記事です。
副島隆彦拝
転載終了
菅沼光弘 プロフィール
東大法学部卒業後の1959年、公安調査庁入庁。ドイツのマインツ大学に留学、対外諜報活動部門を中心に旧ソ連、北朝鮮、中国の情報収集に35年間従事する。対外情報の総責任者である調査第2部長を最後に1995年退官。アジア社会経済問題開発協力会を主宰。著書に『守るべき日本の国益』(青志社)共著に『日本最後のスパイからの遺言』(扶桑社)『この国を支配/管理する者たち』(徳間書店)がある。
菅沼光弘 著「この国の権力中枢を握るのは誰か」徳間書店刊 P110より抜粋
アメリカは日朝国交正常化を絶対に阻止する
なぜアメリカはそれほどまでに視聴に、日朝国交正常化を阻止しようとするのか。ただたんに核の問題かというと、それは違います。アメリカはどうも日朝国交正常化の前に米朝の国交正常化をやりたいと思っている。そのために六者会議などを含めて国交正常化のための予備交渉を再開しようとしています。しかし、その前に日本が日朝国交正常化をやるということについては、彼らは非常に不快感を持っている。
先ごろ、前原誠司氏が外務大臣を辞任したのもそれと関係があります。在日韓国人から献金を受けていたのが直接の原因とされていますが、そんなことは大した問題ではありません。2010年の9月に起きた尖閣諸島で中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりした事件の後、前原外相はアメリカに行ってヒラリー・クリントン国務長官と会談していますが、次期総理は間違いないということで、彼はアメリカで非常にもてた。それで調子に乗ったのかどうか、ヒラリー・クリントンとの会談でつまらないことをいってしまった。
前原外相が「私は拉致問題に関して北朝鮮と話し合いをしたいと考えています」といったのに対し、ヒラリー国務長官は「ああ、結構なことですね。どんどんやってください」と言ってから、「ただ、いまの状況では難しいのではないですか」とつけ加えた。
前原氏は外務大臣ですから、当然、外務省を通じて北朝鮮と交渉をやるわけですが、北朝鮮のほうは、日本の外務省とは一切話をしないといっているからです。それで前原外相はどういったか。「私はそうした公式のルートとは別に、北朝鮮とは個人的な特別ルートを持っていますから何とかなると思います」といってしまった。途端にヒラリー・クリントンはいやな顔をしたといわれています。
前原外相がいった「個人的な特別ルート」については、その後、週刊誌などにも取り沙汰されましたが、事実はちょっと違うところもあります。彼のところにある北朝鮮の工作員が接触してきて、そのルートを開いたのです。北朝鮮としてもアメリカに対する一つの切り札として日朝正常化交渉をやろうとしていて、民主党のなかで前原氏だけに話を持ってきていた。ただアメリカは彼がどういうルートでやっていたかは百も承知していました。それがアメリカの逆鱗にふれたんです。在日韓国人の献金がどうのこうのというのは関係ない。原因はそれです。それで「前原はダメだ」となってしまったのです。
抜粋終了
さて、両者の前原外相辞任の顛末の記述についてどう思われるか?
副島氏:、前原が、あまりにも英語が下手で、何を言っているのか、ヒラリーはまったく理解できなかった。 バイデン( CFR=米外交評議会= の 勢力の代表)も、「こいつでは、日本はまとまらないだろう」と 意見したようだ。 それで、ヒラリーが、「分かったわ。この男では、駄目ね」と、前原を お払い箱にした。
との副島氏の言い分であるが、前原氏の英語が下手で何をいっているか解らないならば、通訳をつければいいことだろう。
通訳しても前原の言っていることがあまりにヒラリー・クリントンやバイデンを呆れされるような内容なら「この男ではダメね」というのは解る。
語学が下手だけが理由とは歴代の日本の総理で英語が達者な人間は数えるほどだろう。
菅沼氏:「私はそうした公式のルートとは別に、北朝鮮とは個人的な特別ルートを持っていますから何とかなると思います」といってしまった。途端にヒラリー・クリントンはいやな顔をしたといわれています。
中略
事実はちょっと違うところもあります。彼のところにある北朝鮮の工作員が接触してきて、そのルートを開いたのです。北朝鮮としてもアメリカに対する一つの切り札として日朝正常化交渉をやろうとしていて、民主党のなかで前原氏だけに話を持ってきていた。ただアメリカは彼がどういうルートでやっていたかは百も承知していました。それがアメリカの逆鱗にふれたんです。
私自身のバイアスがかかっているのかもしれないが、自分では冷静にこの一連の情報を見て菅沼氏の方が信ぴょう性があると思うのだが皆さま如何おもわれますか?
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