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http://wired.jp/wv/2009/04/28/%E5%BC%B7%E5%8A%9B%E3%81%AA%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%B5%90%E3%81%A72012%E5%B9%B4%E3%81%AB%E5%A4%A7%E5%81%9C%E9%9B%BB%EF%BC%9F-%E5%AF%BE%E6%8A%97%E7%AD%96%E3%81%AF/
強力な太陽嵐で2012年に大停電? 対抗策は
2012年に太陽活動が極大化し、太陽嵐が電力網やそれに依存する社会システムに甚大な被害をもたらす被害を及ぼす危険性が検討されている。有効な対抗策は。
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Brandon Keim
Image credit: NASA
2012年に世界が終わる――こう聞いたら、マヤ文明の予言の話だと思うかもしれない。しかしこの恐ろしい予測は、マヤの民でなく科学者が行なったものだ。米航空宇宙局(NASA)が招集した研究チームが昨年発表した報告書には、太陽嵐が壊滅的な被害をもたらす可能性に関連して、そんな身の毛もよだつシナリオが記されているのだ。[2012年人類滅亡説は、マヤ文明において用いられていた暦の一つが2012年12月20日に一つの区切りを迎えることから連想された、オカルト的な終末論の一つ]
『Severe Space Weather Events ― Understanding Societal and Economic Impacts』(激しい宇宙気象――その社会的・経済的影響の把握)と題するこの報告書は、太陽フレアが放出するエネルギーが地球の磁場を混乱させ、強力な電流によって高圧変圧器が故障し、電力網が停止する可能性について検証したものだ。
そのような大惨事が起これば、米国での被害額は「最初の1年間で1兆〜2兆ドル」にのぼり、「完全復旧には4年〜10年」を要すると報告書は予測している。むろんこれは、地球全体に及ぶ被害のごく一部にすぎない。
次に太陽活動が極大化する時期は2012年頃[2010年頃から2012年頃]と予想されている。このとき地球の地磁気シールドに、通常になく大きな穴が開くため、太陽フレアに対する地球の防御体制は弱まることになる。
[「磁気シールドの穴」とは、NASAの磁気圏観測衛星『THEMIS』(Time History of Events and Macroscale Interactions during Substorms)の観測データから判明したもの。太陽からの磁場線の向きは、11年周期の太陽活動に合わせて変化するが、太陽からの磁場線が地球の磁場線と同じ方向を向く場合、太陽粒子の層が厚くなり、地球の磁気シールドを通過する粒子の量が20倍以上になるとされる。
1989年の極大期には、激しい磁気嵐がカナダのケベック州の電力システムを破壊し、9時間にわたって停電。600万人に影響し、復興に数ヵ月を要した(日本語版記事)。2000年の極大期には大きな被害は報告されなかったが、これは太陽に蓄積されたエネルギー解放が行なわれなかったためで、次の極大期にはこのエネルギーが解放されて太陽嵐が発生する可能性があると考えられている]
われわれは、ジャーナリストのLawrence Joseph氏にインタビューし、報告書の内容や、被害を防ぐ方法の可能性について話を聞いた。同氏は、『2012地球大異変 : 科学が予言する文明の終焉』(邦訳日本放送出版協会刊)という著書の中で、2012年に地球が大惨事に見舞われる可能性があると主張している。
Joseph氏:私は先週、[報告書の元になった研究会に出席していた]電磁障害関連のコンサルティング会社米Metatech社のCEO(最高経営責任者)、John Kappenman氏に会う機会を得ました。彼は2時間に及ぶ詳細な説明をお行ない、現状の電力網がいかに脆弱なものであるか、そこに強力な電圧がかかった場合、その脆弱さがいかに増大するかを訴えました。Kappenman氏は電力網を、激しい宇宙天気事象を受信する大きなアンテナだと言っています。
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