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SDI計画の裏舞台
80年代に華々しくスタートした
SDIは「指向性エネルギー兵器」を
最大限に活用するのが大きな特徴であったが、
「指向性エネルギー兵器」自体の研究は
既に50年代半ばから本格的に
スタートしていた。
有名なのが 「ディフェンダー計画」で、
この計画の中には高温の核プラズマや粒子を
目標に指向するといった新奇なアイデアの研究や、
X線やガンマ線レーザーの理論的研究といった
ものが含まれていた。
(レーザーは1960年に
誕生したばかりの若い光である)
●
ちなみにプラズマと言えば大槻教授だが、
「プラズマ球」が電磁波の干渉で発生するという説は
ノーベル物理学賞を受賞したソ連のカピッツァ博士によって
既に1955年の段階で提唱されていた。
更に「電磁波」を交差なり収束させて
軍事的に利用しようという発想自体、
かなり古くから存在し、
中でも第2次大戦中の日本海軍が、
指向性のある高エネルギー兵器を開発し、
劣勢気味の戦況を一気に逆転してやろうと
『熱号作戦』を進めていたのは有名である。
当時の日本海軍が所有していた
「マイクロ波発振管のマグネトロン」は、
世界最大規模の高出力を誇っており、
予備実験のために作られた試作兵器は、
数メートル先の家畜を殺す能力を持っていた。
ゆくゆくは波長10センチのマイクロ波を
1メガワットで連続発振させ、直径23メートルの
パラボラアンテナを使って、収束電磁ビームの形で発射し、
上空1万メートルを飛行するB29に照射する予定だったのだが、
実現せずに終戦を迎えてしまったのである。
●
ところで、『軍事研究』(97/01号)によると
レーザー砲をジャンボ・ジェット機に搭載した
ABL(空中レーザー)7機と、F-22ステルス戦闘機から
編成された 「空中艦隊」が2008年に登場するそうだが、
アメリカがSDI計画の奥の奥で
極秘に 「プラズマ兵器」を完成させているという
噂を耳にしたことはあるだろうか?
真偽はどうであれ、参考までにご覧下さい。
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プラズマ兵器開発史
極秘基地エリア51に出現する
謎の発光体の正体は
水爆を超える恐怖のプラズマ兵器だった!!
―注意―
ここより下の「プラズマ兵器」に関する文章は
全て飛鳥昭雄氏の著書から抜粋したものです
1954年
「レッドライト計画」スタート
核爆発の際、強烈な電磁パルスと
小型のプラズマ球が発生する
当時のアメリカは、原爆と水爆の開発と実験に重きを置いていたが、「電磁気」による不思議なエナジー実験も、その裏では行なわれ続けていた。
プラズマは「原子炉」とも深い関係があり、その意味で最も適任者だったエドワード・テラー博士に白羽の矢が立てられたのである。テラー博士は、原爆実験から水爆実験に至る、全ての問題に精通しており、彼をおいて他に適任者はいなかったのである。
そして、水爆実験がある程度片付いた1954年、アイゼンハワー大統領の命令で「レッドライト・プロジェクト」が正式に開始することになる。その結果、ソリトン状になったプラズマが、電磁気の交差ポイントに出現していたことが判明したのだ。
電磁波の交差ポイントにプラズマは発生する。
交差ポイントをずらせば、プラズマも移動する。
テラー博士は、プラズマを発生させるメカニズムとして、電磁気使用をやめ、当時から注目されていた「マイクロ波」を使うことに変更させる。「マイクロ波」の特徴である直進性が、プラズマをコントロールするのに非常に役立つからである。
そこで、強力な電波を発生させるパラボラアンテナが使用され、密閉された機密室を使って、プラズマを発生させる実験に着手したのである。
原理は、3点からの「マイクロ波」の照射の交点を作り、そこにプラズマを発生させることだった。しかし、これがなかなかうまくいかず、実験は何度も頓挫してしまう。大型実験装置の中で、いくらプラズマを発生させようとしても、なかなかうまく交点が定まらなかったのである。
更に、一瞬だけプラズマを発生させることはできても、それを維持させることができなかった。技術的に何らかの解決手段を見つけないと、原理だけではなかなかうまくプラズマが発生しないことをテラー博士は気付いたのである。
そこで、電波を無数に跳ね返せる構造に切り替え、何とかプラズマらしきものを作り上げたのが1956年のことだった。後に、この時の同じメカニズムで「電子レンジ」が登場することになる。
エリア51での
大型プラズマ兵器実験
レッドライト計画の実験中心地はネバダ州グルームレイクである。そこは「エリア51」と呼ばれ、軍の最重要秘密実験施設がある盆地状の一帯で、これまで幾多の秘密兵器実験を行なっていた場所であるが、この盆地は、用途と実験内容によって区分けされており、レッドライト計画は「S−4」と呼ばれる地区で、プラズマ兵器の開発と研究、そして実験が行なわれている。
エリア51の地下には施設が存在し、そこに巨大なマイクロウェーブ発生装置がいくつか設置されている。その上部はドーム状になっており、それが地上に出ている。ちょうど半分地下に埋っている状態である。
大型プラズマ兵器の実験では、これらのマイクロウェーブ発生装置のうち、基本的に3基が作動。スーパーコンピュータの精密計算とコントロールで、エリア51の上空の一点に、マイクロウェーブを撃ち込む。すると、その空間の原子がバラバラになり、突如として暗闇に光り輝くプラズマが出現する。まさに、UFOの出現である。
マイクロウェーブの交差ポイントを変えれば、当然ながら、プラズマも移動する。特に重要なのは、交差ポイントの移動はマイクロウェーブの位相の変化だということである。位相の変化は相対性原理には引っかからない。すなわち、交差ポイントの移動は光速度を超えてもいい。
結果としてプラズマは光速度を超えて移動し、急加速や急停止、生成・消滅も自在。まさにUFOさながらに飛行する。
しかも恐ろしいことに、プラズマは障害物を幽霊のように透過できる。これはプラズマの特性のひとつで、あの大槻教授もプラズマのセラミック板透過実験に成功している。
だが、大型プラズマ兵器のエネルギーは巨大である。透過できる障害物も、セラミック板の比ではない。コンクリートの壁はもちろん、地下数百メートルの空間にまで侵入が可能。そこにあるもの全て、灼熱のプラズマによって、焼き尽くすことができるのである。
現在、マイクロウェーブ発生装置をミリ単位で精密に動かす技術開発もあって、ますますプラズマ火球を容易にコントロールできるようになっている。
徐々に明らかにされた
プラズマが持つ独特の能力や性質
プラズマ実験を繰り返すうちに、プラズマが持つ独特の能力や性質が分かり始めてきた。例えば、電波を強めるに従い、プラズマの熱が加速度的に上昇し、逆に弱めると低温になり、火球が目視できないほどに淡くなるのである。
色も高熱の青から、低熱の赤まで変化が様々で、超高熱になると白色化し、低熱化すると淡くなる。最終的には全く目に見えなくなるが、マイクロウェーブによる交点が存在する限り、そこにプラズマが存在しており、ラットなどの実験動物に照射すると、自立神経がやられて卒倒してしまうことも判明した。
更に低熱状態の場合は、はじめの内は全く何ともないが、1週間もその状態に置かれると、ラットは徐々に食欲をなくし、その内ノイローゼともいえる症状をきたし始め、最後は衰弱して死んでしまうのである。
これらのプラズマの性格は、電力と状況によって千変万化し、それぞれ全く別の性格を示すのだ。例えば目視できなくても、プラズマが電波を撹乱させながらも跳ね返すことから、何らかの応用兵器が考えられるし、超高熱プラズマになる各段階のプラズマの性格の違いを利用した兵器を開発することもできるからだ。
テラー博士は3点交差による大型実験装置と並行して、2点交差システムの開発にも着手。最初の頃の2点交差は、3点交差の装置をそのまま継続したような大きさだったが、そのうちに移動式の2点交差装置が登場する。その装置は軍のトラックに装着され、電力は数台の同じ軍事トラックに乗せられた発電機が使用された。
最初の頃は、プラズマを長時間維持させるまでには至らず、ほとんど瞬間的に出現させるだけだったが、トランジスターによるコンピュータの小型化、更にICへの進歩で小型の2点交差でもプラズマ発生が可能になったのである。
小型携帯用プラズマ兵器と
生体実験
(キャトルミューティレーションの真相)
「キャトルミューティレーション(家畜虐殺事件)」は、おもにアメリカの牧場の牛が、1960年代前半から90年代初頭までに1万数千頭から2万頭近くも惨殺されるという怪現象(一部はオーストラリアにも飛び火した)である。そのとき、同時にUFOの姿も目撃されることが多いため、異星人の仕業と信じられた。
話題にされる中、牛を殺している異星人を見たという人物や、異星人の地下基地で牛や人間の内臓が浮かぶプールを見たという人物が現われたりして、多くのTVや雑誌が取り上げたため、当時は完璋に地球を訪れた異星人の仕業とされていたのだ。
しかし、事実は全く違っていたのである。
1950年代末から60年代初期にかけて、テラー博士は、軍部の協力を得て、家畜をターゲットとする一連の「試射実験」を行なうようになる。
もちろん、2点交差によるプラズマの試射実験が目的だったことは言うまでもない。選ばれた家畜は「牛」が中心であるが、初期の頃には羊や馬やニワトリが選ばれることもあった。
深夜、大型トラックの一団が牧場に入り、寝ている牛に狙いをつけて、2点から強力な「マイクロ波」を照射し、牛の体内で交差させるのである。
すると、一瞬の内に数千度もの「高熱プラズマ」が体内で発生し、そのショックで牛は即死してしまうのである。この時、鉄分に引き付けられた電磁波はそのまま血管を走り、血液を蒸発させ、 内蔵のほとんども血液とともに一瞬にして消滅。後に残るのは黄色いネバネバとした物質だけとなる。この物質は「フラクタル物質」といい、「SHC(人体発火燃焼)」の際に残された物質と、全く同じものである。
そして、交差位置をずらすと、小さなプラズマ球は牛の体内から外へ、突き破るように飛び出し、そこに丸い穴がポッカリ残されることになる。
即死した牛に対して、軍は生体細胞への影響を分析するために、その体の一部を切り取り、そのまま持ち去っていく。
現在でも、特殊コマンド部隊による照射実験が、家畜を敵と見立てた訓練として続行されている。彼らは、携帯用プラズマ兵器を専門に扱う特殊部隊であり、全員が全国の部隊から選ばれた精鋭ばかりで構成されている。この特殊部隊は「ブラック・ベレー」と呼ばれ、黒いベレー帽と軍服が特徴となっている。
この特殊部隊の存在が知られ始めたのは、1960年代中頃からで、メイン州、モンタナ州、ミシガン州、ノースダコタ州などの空軍基地で目撃されると共に、牧場の牛たちが惨殺された近くを飛行していることが目撃されてからだ。
彼らが兵器として使用するのは、改良された「携帯用プラズマ兵器」である。先端が二股になった筒状のマイクロウェーブ発生装置で、以前のものと比べると相当な軽量化が図られている。
「電源ヘリコプター」につないだケーブルによって高電流の供給を受けるが、電源ヘリは大型の「CH−47(チヌーク)」が使われている。
照射を受け持つコマンドは、マイクロウェーブのダメージから影響を受けないため、特殊なヘルメットとプロテクターで全身を覆っている。彼らは「ブラック・ベレー」の風貌とは違い、全身銀色である。その異様な風貌なため、深夜に彼らを見た人も“宇宙服”と見誤ることが多い。
彼らの照射実験は1960年代に最も頻繁に行なわれたが、実験のレベルは技術の進歩によって複雑になり、決まった印を付けた牛だけを選び出して殺す実験や、群れの中央部に隠れている牛だけに照準を当てて殺したり、顔や一部の皮膚を蒸発させたり、あらゆる条件にあう攻撃方法を試みながら、貴重なデータを蓄積していったのである。
なお、最近の小型携帯用プラズマ兵器は、コンピュータの容量と性能の向上で、2点交差から3点交差、更に5点交差に替わりつつある。そのことでプラズマを偏平にさせる三次元化が可能となり、顔面の肉を削り取ったり、舌だけを切り取る技術も可能になっている。
衛星連動型プラズマ兵器と
立体的照射実験
(ミステリーサークルの真相)
“大槻理論”は“プラズマ”が「ミステリーサークル」の犯人だという。ただし、次の二つの場合を除いてである。
一つは、ロープと棒で地元の住民が作った“イタズラ”で、もう一つが1990年から1991年に頻繁に出現した「スーパー・ミステリーサークル」である。
この新種の「ミステリーサークル」は、従来のように単純な左右対称の幾何学サークルではなく、左右対称であったとしても、その模様は大変複雑で、今までにない直線が多く含まれるようになっている。
この両者には、根本的な違いが一つある。
「イタズラサークル」の場合は、小麦の茎が曲がっていないで折れている、地面が靴底で踏み荒されているというような、明らかに人為的な形跡が残されている。一方、「スーパー・ミステリーサークル」の場合は、そういう形跡が存在せず、むしろスタンダードな「ミステリーサークル」と同じく、ほんどの小麦が茎下で曲げられていたり、模様のエッジ部分が直角に立っているのである。
その違いは大きく、“大槻理論”では前者は笑いごとでも、後者は手も足も出ない本当のお手上げ状態なのである。
(略)
プラズマを発生させる原動力は基本的には直進性のあるマイクロウェーブが使われる。そのマイクロウェーブを、衛星でリレー中継する技術と連動させれば、宇宙空間から世界の何処へでもプラズマを撃ち込むことが可能となる。
この衛星リレー技術は、既に衛星放送網で確立されており、その技術を基盤とした「軍事リレー衛星」を使用して、プラズマ兵器を体系化している。事実、エリア51上空には、そのための軍事静止衛星が浮かんでおり、地上電波を受けた「立体的連動プラズマ兵器」の実験に使用されている。
この宇宙からの攻撃システムは、地上での平面的なプラズマ攻撃システムより、遥かに多角的かつ立体的な攻撃の枠を広げることを可能とする。軍事衛星の地上観測で得られる情報と、地上のスーパーコンピュータの解析結果を受けて、寸分の狂いもなくターゲットにプラズマ火球を撃ち込む連動システムが完成するのだ。
現在、エリア51でのプラズマ兵器用の特殊パラボラアンテナは、必ず衛星と連動されていて、衛星に向いたパラボラアンテナも3基存在している。
軍事偵察衛星から眺めた地上は、まさに何も隠すことができない状態であり、地上から静止衛星に照射された中性粒子ビームを、スーパーコンピュータで地上で交差させるように反射させ、高熱プラズマを発生させるのである。
エリア51内で、プラズマを道路に沿って移動させる精密技術を駆使し、家屋はできる限り残して戦闘車両だけを焼き尽くす実験が行なわれていたが、同じシステムは地中プラズマ実験、水中プラズマ実験、その他あらゆる大型プラズマ兵器実験に組み込まれている。今や衛星を使った、宇宙規模のプラズマ兵器が開発されているのである。その最たるものが「スーパー・ミステリーサークル」ともいえる。
イギリス南部の穀倉地帯を実験場にした「低熱プラズマ実験」は、大西洋上からイギリス上空の宇宙空間に浮かぶ軍事リレー衛星を使用して行なわれている。そこに使われる技術が、マイクロウェーブよりも更に精密な交差ポイントを得ることができる「中性子ビーム・システム」なのだ。
これは「SDI」でも登場した兵器だが、粒子をビームに乗せて照射することができることから、マイクロウェーブよりも遥かに直進性に優れ、交差ポイントも絞り込み易くなったのである。マイクロウェーブでは、どうしても地上にプラズマを降下させる場合、リレー衛星のアンテナが直径500mクラスになってしまうが、中性粒子線なら10mほどですむ。
エリア51から軍事衛星に照射された中性粒子ビームは、イギリス上空の軍事衛星までリレーされた後、MAP(図形)通りに小麦畑をプラズマで倒していく。
この時のプラズマは人体に被害を及ぼさないようにするため、摂氏42度で小麦畑を適度な圧力をかけて倒しているのである。この“低熱プラズマ”は回転しながら小麦をねじ曲げて横倒しにするのだが、“超高熱プラズマ”だったらどうなるのかというと、もちろん小麦畑は猛烈な高熱のために発火して、灰塵と帰してしまうことになる。
大気中に発生したソリトン状のプラズマは、自らの静電気で大気中に浮遊しているミクロ単位のダスト(ホコリ、塵)を引き寄せ、回転している自分のまわりに集積させる。それが、ときには金属よりも固い外装を作り上げたり、それほど固くない外装を作らせる。
「スーパー・ミステリーサークル」を作るメカニズムは、低熱プラズマを5点交差で円筒型に伸ばしたものが使われている。その「円筒状プラズマ」は大気中のダストを吸着し、ちょうどドラム缶が転がるように、コントロールセンター職員がスーパーコンピュータに打ち込んだMAPの通りに移動して、どんな複雑な図形でも描くことができるのである。
今やアメリカの機密実験のレベルは、球体のプラズマを、楕円形に細長く引き延ばしたり、横に寝かせたりできるばかりか、それをローリング(回転)させながら、自由に地面の上を転がしたりもできる段階に達している。
ピンポイント・アタック
システム
(全地球監視システム)
「ミステリーサークル実験」は、地上を進軍中の軍隊のみを消去するシステムであり、また偵察軍事衛星から送られてくる敵軍の戦闘車両の位置を瞬時に分析し、“超高熱プラズマ”で焼き尽くすための疑似実戦実験なのである。
極論すれば、ある都市のメインストリートを進軍中の軍隊を絶滅させ、しかも周囲のビルや家屋はほとんど無傷で残されるということである。それはまるで夏の炎天下に列をなすアリの大群を、虫メガネで地面をなめつくすようにしながら焼き殺すことに似ている。
地球の上空高くから狙われては、どんな軍隊でも隠れる場所はない。瞬く間に焼き殺されるだけとなる。
ところが、このシステムには、更に恐ろしい使い方が用意されている。それは、地上のみならず、見えない水面下や地下深くまでも、この兵器システムを使おうという戦略である。
例えば、地下深く何層にも迷路のようにつながっている地下指令施設に対して、まず地下深査衛星でその姿と全貌を明らかにする。その後、スーパーコンピュータで三次元立体化して裸同然としたところを、「プラズマ兵器」と「SDIシステム」のコンビネーションで、地下深くの通路に沿って“プラズマ”を次々と沈め込むのである。
前述したが、“プラズマ”はある一定の条件下では、どんな厚いコンクリートや鉄板の壁でも、まるで幽霊のように通り抜けることができる。この信じられない“プラズマ”の性質を利用して、地下に隠れる多くの人間をも焼き殺す実験を、イギリスの「ミステリーサークル」地帯を隠れミノとして行なっていたのである。
その気になれば核シェルターに隠れる女子供を含む民間人を、簡単に地下から消滅させることもできる。このシステムが完成すれば、もはや人類にとって、戦火を逃れる場所はどこにも残されないといえる。
現在、この“ピンポイント・アタック”技術は、既に道路を歩く人間ばかりか、かごの中の小鳥を狙うレベルにまで達している。高層ビルや地下室、複雑な構造の地下通路を歩く目標(人間)を“ピンポイント・アタック”することも、ほぼ可能な段階に達している。
この攻撃は「立体的透視攻撃(頭文字からSCA)」と呼ばれ、超精度の性能を持つ赤外線探知センサーと、地下資源探査用に開発された「SAR(合成開口レーダー)」改良型が、地下の構造物を地下深度ごとにスキャンし、その膨大な情報をスーパーコンピュータが瞬時に高速処理し、三次元の立体映像として解析しながらMAP(地図)化していくのである。
パルス・アタック
システム
(省電力型プラズマ応用兵器)
エドワード・テラー博士とスタッフたちは、プラズマ兵器の開発にあらゆる最新技術を取り込むことで、様々なプラズマ兵器を開発していった。その中で、プラズマ兵器の最大の弱点を解消した技術が誕生することになる。
無敵とも思えるプラズマ兵器にも、やはりアキレス鍵があり、その問題を克服しない限り、小型軽量化の分野でプラズマ兵器は、どうしてもぶ厚い壁にぶち当たってしまうのだ。
それは、膨大な使用電力の問題だった。大型プラズマ兵器においては、さほど問題にはならない消費電力の問題が、小型プラズマ兵器にとっては致命傷にもなりかねない大問題なのである。
いつも大型の電力発生装置を従えていては、戦場での作戦行動において、自由な行動が束縛されかねない。そこで考え出されたのが、電力を極端に消費しない方法で、同等の効果を上げるシステムの開発だった。それは、マイクロウェーブの“パルス照射”だったのである。
これは最初、小型携帯用プラズマ兵器を中心に考えられたシステムだが、マイクロウェーブの照射時間をパルス的に圧縮した結果、牛は体内に発生した一瞬のプラズマ火球だけで、ショック死することが確かめられたのである。
しかし以前の方式と比べると、照射と共に内蔵が全て蒸発するようなことはないが、一部の細胞を残しながらやがてドロドロと溶け出し、結果的に腐ってしまうことになる。 結果が同じなら、圧縮した時間外に余った電力も利用できることになり、赤外線レーダーと組み合わされた「パルス・アタック・システム」が誕生するのである。
パルス・アタック・システムを搭載した
特殊バギーの一種
「パルス・アタック・システム」は、高性能の小型コンピュータと連動した赤外線レーダーを駆使し、全方位に存在する敵兵士が発する体温をキャッチすることで、全てのポイントにマイクロウェーブの交点を作り出すシステムのことである。
ドラム状のマイクロウェーブ照射装置を回転させることで、プラズマをパルス的に照射すれば、周囲にいる敵兵士全てを一瞬に殺すことができるのである。たとえ敵兵士が岩陰に隠れていようと、ビルの中に隠れていようと関係なく、敵兵士の体内にマイクロウェーブの交点を作ることができる。
立体的攻撃を完璋にしたい場合は、軍事衛星からもたらされる敵兵士の配置情報を地上でキャッチすれば、このシステムから逃れられる敵兵士は理論上存在しなくなる。マイクロウェーブが交差しない限り、たとえ敵兵士の交点へ直進するマイクロウェーブを、瞬間的に体内に通過させても、味方兵士の人体には何の被害も与えない。遠距離から無線操縦できる方式をとれば、マイクロウェーブの照射位置にいる照射係の身の危険を避けることができる。
ドーム部の横回転とアーム部の縦回転により
全方囲的なパルス照射が可能
この「パルス・アタック・システム」は、各分野のプラズマ兵器を画期的に進歩させる原動力になっている。消耗される電力が極端に削減されることで、プラズマの連続照射が可能となり、電力維持が極端に延ばされたのである。
例えば、原子力艦船にドラム式大型照射装置を装備させることで、群がる敵艦船の動力部分だけを連続破壊でき、ミサイルや砲弾倉庫にも撃ち込んで誘爆させることもできる。また、低熱プラズマの発生も無段階になることから、敵のレーダー網を大混乱させる能力も加速され、敵艦隊の行動をマヒさせる能力も更にアップすることになる。 特にイージス艦のようなマイクロチップの塊の艦船は、プラズマ一つでスクラップにすることができるため、最も効果的な戦果が期待できる。
また、「B−1爆撃機」などの大型爆撃機に「パルス・アタック・システム」を導入すれば、飛来する敵戦闘機部隊を一瞬に全滅させることも可能となる。電力の関係で、低熱プラズマしか発生できなくても、敵戦闘機、及び爆撃機群のコンピュータ装置を連続破壊、または使用不能にできるため、飛行不能状態に陥らせることができるからだ。
また、陸上部隊の大型戦車を「パルス・アタック・システム」に改造、または新しく製造することにより、従来の大砲戦以外に、戦闘能力が拡大し、敵歩兵のみならず敵戦闘機車両群の破壊も容易になる。陸戦部隊だけでなく、空軍部隊、海上部隊にも共通するが、人体だけを焼死させることで、敵の戦闘装備を奪うよりも、消費電力が少ない低熱プラズマのパルス・アタック照射により、敵兵士体を硬直させれば、敵兵と共に完璋に敵の戦闘装備を手に入れることもできる。
この「パルス・アタック・システム」が最も効果をあらわすのは、敵国や潜水艦から発射された核ミサイルの迎撃破壊である。たとえ「ICBM(大陸間弾道弾)」が、「AIRV(複数弾頭ミサイル)」であれ「MARV(個別基地多核弾頭ミサイル)」であれ、全ての弾頭を瞬時に破壊することを可能とするからだ。ただし、この場合は当然ながら衛星との連動が不可欠となる。
このように、それぞれの戦闘状態に応用が可能なことから、プラズマ兵器のもつ無限的応用性が、その戦略的意味と共に期待されているのである。
プラズマ兵器の
無限に広がる戦略的価値
◆進軍中の軍隊だけを消滅させることが可能となる
◆深海の原子力潜水艦内を焼き尽くすことが可能となる
◆敵戦闘車両および戦闘機のコンピュータを狂わせ、停止させることが可能となる
◆敵味方入り乱れた戦場でも、敵だけを選んで焼死させることが可能となる(認識パルスシステムを併用)
◆レーダーサイトにプラズマを乱舞させ、敵を大混乱させることが可能となる
◆パルス・アタック・システムを併用すれば、数秒の間に多目標の消滅が可能となる
◆目視できない低熱プラズマで、人間に幻覚、精神錯乱を引き起こすことが可能となる
◆自律神経をマヒさせ、人間を呼吸困難に陥らせて死亡させることが可能となる
◆人間の死体を完全に灰にして消滅することが可能となる
◆放射能なしで、都市の人間だけを焼死させることが可能となる
◆群衆の中のある特定の人間だけを選んで即死させることが可能となる
◆使い捨て小型プラズナーを使えば、人間を証拠を残さずに即死させられる
◆高速移動中の車の中の人間だけを消滅させることが可能となる
◆世界のどこに隠れている人間でも、ピンポイントで焼死させることが可能となる
◆外壁を突き抜けて人間だけを消滅させることが可能となる
◆地下通路全域に避難する人間だけを焼き尽くすことが可能となる
◆核ミサイルの迎撃が可能となる
◆敵核ミサイルを敵ミサイルサイロの中で誘爆させることが可能となる
etc.
このほか、
従来の物理学の常識を破る「プラズマ飛行原理」や
「プラズマトンネル兵器システム」など
興味深いプラズマ技術が続くのですが、
詳しくは『プラズマ兵器開発の全貌』
(データハウス)をご覧下さい
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このプラズマ兵器に限らず、
「指向性エネルギー兵器」全般に言えることだが、
この種の兵器は従来の爆弾(核兵器含む)とは
比べ物にならないほどクリーンな兵器で、
しかも「通常兵器」としての応用が計り知れないため、
核抑止力によってかろうじて保たれてきた
世界のミリタリーバランスを
一夜のうちに根底から覆す恐れがある。
関連サイト
●ローレンス・リバモア国立研究所
テラー博士が所長を務めた研究所。アメリカの核戦略ミサイルの10発中9発の核弾頭の開発を担い、SDI研究の中心地としても活躍。テラー博士をはじめとする主要スタッフの紹介がある。テラー博士の肉声も聞ける。英語。
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●アメリカ宇宙軍
正式名称はアメリカ空軍「スペース・コマンド」(AFSPC)。SDI計画の発動とともに誕生し、軍用シャトルや軍事衛星を管理している。英語。
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●弾道ミサイル防衛局
SDIをBMDと改称して、1993年にペンタゴンに新設された組織。SDIはまだ生きている。英語。
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●スーパー・ミステリーサークル写真集
スーパー・ミステリーサークルは現在も進化しながら発生している。これだけの高度で複雑な幾何学模様を数分で作るには、相当な技術力を要するのは言うまでもない。英語。
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