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あの頃の自分が、耳元で ニタ!とささやく。
[601]「日本人だって、自分たちの運命を自分たちで決めることぐらいはできるんだ!」副島先生の、魂揺さぶる大演説 2011年6月16日 文京区民センターにて
投稿者:川端優美子
投稿日:2011-06-24 20:53:47
群馬のゆみこ(優美子)です。
2011年6月16日(木)午後6時から東京の文京区民センターで行われたシンポジウム「小沢一郎と日本の新しい政治」に行ってきました。副島先生が「福島の現場からの報告」という演題で20分間、大演説をなさいました。超満員の会場は、“インテリ“の「放射能危ない、子供を守れ派」がほとんどだったろうと思います(半分は意図的に煽(あお)っている人々かも知れません、また半分以上が白髪頭だったかな)。こんなところに来るぐらいですから、ただ家でテレビを見ている人たちではなく、本を読んだり、反原発デモなどに参加している人も多いでしょう。
テーマは「小沢一郎と日本の新しい政治」(副題:大震災と原発大事故により存亡の危機に立つこの國をどのように救うのか)、出演は森ゆうこ参議院議員、副島隆彦先生、川内博史(かわうちひろし)衆議院議員、辻恵(つじめぐみ)衆議院議員、植草一秀先生、平野貞夫さんでした。
文部科学省が4月に、福島の児童や生徒の被曝線量の上限を1mSv/年 から20mSv/年 に上げました。わたしはこれを、日本の国として良い判断をしたと思います。日本放射線影響学会は、実際には100mSv /年 以下の被ばくなら健康への影響はほとんどないと言っています。(普段みんながしている不摂生が健康に与える影響と同じくらいです。100mSvなら、野菜不足とおなじくらい。一人暮らしなら、たいていみんな野菜不足よね。)
【日本放射線影響学会 福島原子力発電所の事故に伴う放射線の人体影響に関する質問と解説 (Q&A) Q8】参照:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jrr/gimon/gimon.html
いまは平時ではなく、原発事故が起こってしまったのですから、人が人らしく生きていくために、また、国が機能不全に陥(おちい)らないために、国として被曝量の上限基準を上げるのは当たり前です。
しかし、これを、5月23日に文部科学省前に福島の父母が座り込んで撤回要求し、対応した渡辺格科学技術・学術政策局次長(中田安彦さんもblogに書いていましたが、こんなときにお役人を矢面に立たせるなんて、大臣、議員は情けないです)が「上限を1mSv/年 を目指す」と言いました。森ゆうこ議員と川内博史議員はこの撤回要求を推進したそうです。
この日は、森ゆうこ議員が一番始めに演説をやりました。検察審査会はインチキだという証拠が出てきたというような話と、菅直人のことが嫌いだ、という話をして、終わるとすぐにお帰りになりました。
次が副島先生の演説でした。森ゆうこ議員が副島先生のこの演説を聞かずに帰られたのは、とても残念でなりません。それでは、副島先生の魂揺さぶる大演説を、だいたいな感じで書き起こしましたので、お読み下さい。森ゆうこ議員も、ぜひ動画を見てください。
動画はこちらです。
【動画:副島先生の演説】シンポジウム「小沢一郎と新しい日本の政治」:http://www.youtube.com/watch?v=3oo_D11yy1E
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私は3月17日、18日に小沢一郎系の民主党議員に「現地に行きましょう!防護服を借りてください」と言ったが、誰も行くと言わなかった。議員が行くなら防護服を貸すが、一般人だけでは貸せないと言われたので、しょうがないから防護服なしで、弟子を一人(石井利明さん)連れて、3月19日に現地まで行った。
私は幽霊の正体を見た! 皆さんは見てません! 私は3ヶ月間、福島の現場を見てきた。 皆さんは見てません! 政治家たちも見てません! 残念ながら、我らが偉大な指導者、小沢一郎でさえ、世界最高情報(もう放射線は大して出ていないので、事故は終息する、日本は救われたということ)から遅れました!
日本初の女性首相になってもいいと思うくらいの森ゆうこさんも、そしてここにいる川内博史さんも、もう一度ご自分の見識や考えを、現場から、福島から見直していただけませんか。
福島県の玄葉光一郎や渡部恒三に挨拶しなければ、災害の現場に行けないなどということは無い!
皆様の脳くらいは、国家権力は、世界権力は簡単に操れるんだ! 私でも危なかった!
3月16日、17日で放射線物質の放出、拡散はもう終わったんだ!
私は3月19日に原発正門前に行き、放射線量を測り、真実を見た。(もう、たいした放射線量ではなかった。)
3月末からおかしな動きが始まった。
それまでボーっとしていた知恵のある、皆さんのような60年安保を闘い、70年安保を闘い、そのあとの闘いをやってきた人たちが、なぜ、本当の意味での知恵を、見識を、思想を持たないのか!「危ない危ない」で、どれほど日本国民が操られ、引きずられ、そして皆さん自身の脳が操られているか!
いま福島県が雇っている山下俊一長崎医大教授 放射線医学専門家が正しい。それを皆さんがいじめた!
皆さんは、絶対に福島に行かなきゃ行けないんだ!郡山市、福島市じゃだめだ!もっと原発の近くに、30km地点、20km地点に行かなきゃダメだ!なんで、おなじ日本人なのに、東京からたった200kmしか離れていない福島に行かないんだ!
福島原発は、核爆発=再臨界(チェルノブイリ)は起きない。これは御用学者、原子力工学者全員が知っていることだ。私は森ゆうこ議員にも確かめた。
私は原発の正門まで行って、自分で放射線量を測って「なんだ、たったこれだけだ」(3月28日 わずか860μSv/時)と分かった。
○○Sv/時に、単純に8765(1年分)をバーンと掛けたものと、現場の作業員が胸に付けている線量計の数字とはぜんぜん違うんだ。それを、知識があるフリをした多くの東京のインテリ、左翼、菅直人を引きずり下ろしさえすればそれで何事かができると思う人間たち全員が、パーンと脳をやられたんですよ!
急に3月末からおかしな気配になった。武田邦彦という恐ろしい、おかしな御用学者が・・・来週この男との『原発事故、放射能、ケンカ対談』という本が出ます・・・5月3日に郡山まで呼びつけました。この男がころっと態度を変えて、「危ない危ない」を言い始めた。
私たちは(原発事故から)救われたんだ。
恐ろしいIAEAの天野之弥さんたち、何者かの大きな力に支配された人々によって、日本は再占領されたんです!いま首相官邸の中に、オペレーションルームに、アメリカ人のIAEAの高官でありながら、軍の高官である人間が、すべてを指揮しています!第一、第二原発の中にいるガトリングという軍人がテレビ電話で毎日のようにホワイトハウスと連絡を取り合っている。
だから、日本人ごときが日本国の運命を決めているのではないんだ!
「11,500tの汚染水、こんなの雨水だ、流せ!」「燃料棒に触れた800tの水をタンクに入れろ!」こんなことを日本人ができるわけがない。だからアメリカ、ヨーロッパから批判が出ないでしょう。3月18日にはもう株を上げると(支配者たちが)決めた。円も、G7で1ドル76円まで落ちたのを82円に戻してたでしょう。
世界を管理する者の力の大きさに、私たちごときは操られるんですよ!このことの恐ろしさに気づかずに、なぜ、小沢一郎という政治家を支える、日本のもっとも見識のある私たちが騙(だま)されなきゃいけないんだ!
この中にもいろんな派閥の、いろんな種類の、いろんな団体の活動家がいるけれども、私の目の黒いうちは、小沢一郎が育てたまだ若く知恵と経験と能力の足りない政治家たちの周りに、おかしな集団を秘書として潜り込ませることは許さない!
自民党の政治家をボロボロにしたのと同じような集団が、小沢一郎の若い政治家たち、これから私が立派な政治家にしていこうとしている連中を、同じようにボロボロにすることは、副島隆彦の目の黒いうちは、絶対に許さない!
子どもを人質に取って、なんと言うことをする。70km圏まで子どもたちを集団疎開させると言ったバカがひとりいて、私は怒り心頭に発する。福島の人たちがどれくらい脅(おど)されて、怖い思いや嫌な思いをしているか。「しかし、わたし達はここで生きていくしかないんだ」という福島人の切実さを、東京の人間は理解していない。東京にいる皆さんはあまりにも傍観者でありすぎる。たった2ヶ月で、みんな何を吹き込まれたんだ。
『ショック・ドクトリン』というナオミ・クラインが書いた本がある。政治テロと大災害で民衆を、国民を、恐怖で支配しようという思想によって、いま動いてるんです。皆さんもそれにやられてるんだ。
【動画 ナオミ・クライン インタビュー 5:32】ショックドクトリン(抜粋版):http://www.youtube.com/watch?v=6iGLifiaUmE
だから、私は安全宣言を出して、天皇陛下までが原発正面まで行って、「さあ、復興するぞ!こんな微量の放射能はなんでもない。日本国は復興するぞ!」という掛け声の下で復興しようと思ったら、4月になっておかしな弾がパンパンパンパン飛んできて、結局、福島第一原発付近に核廃棄物処理場を作るという計画が着々と進んでいる。
ここにいる皆さんが、自分が騙されているかもしれないと、もしかしたら自分が間違っているかもしれないということを考えなければならない。いったい何のために、私たちは小沢一郎をここまで支えてきたんだ!なぜ、小沢一郎とわたし達が切り崩され、おかしな後退をしなければならないのだ!
悪巧(わるだく)みをする連中は、ものすごく悪いんだ!
私たちはすぐ騙(だま)されるんだ。小沢派の若い政治家たちはまだまだ経験が足りないし、最高情報を与えられている枝野や仙石に勝てるわけが無い!
こういう汚い、恐ろしい本当のナマの政治を語らないで、いったい何を政治だと思っているんだ!
あのバカ(菅直人)を操っている人間たちがいることを、なぜ分からないのだ!あんなやつら(菅直人)が何かを判断しているのではない!もっと大きな、アメリカ、ヨーロッパの、世界を握り締めている連中が、日本国の運命まで支配している。そこから何とか身を振りほどいて、部分的に独立していかなきゃいけない。きれいごとじゃありません。
小沢先生の政経フォーラムで話そうと思っていたこと、国民一人ひとりが自覚する政治が大事だということ。それは小沢一郎政権ができたとしても、この現実は簡単には変わらないんですよ。働いている人の現実が少しでも良くなるかどうか、そんなことは分からない。しかし、責任を取らなくてはならない。それを小沢先生は分かってる。現実政治できれいごとを言うな、夢を言うな、理想を言うな、希望とかいうな!それを小沢一郎は私たちに言っているということが、わたしには分かっている。
誰かに期待して、あてにして、小沢一郎が政権に着けばこの国が理想の国になるなどということは無いんだ!がしかし、自分たちの運命を自分たちで決めることぐらいは出来るんだ、日本人は!
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以下に、シンポジウム後のわたしから副島先生へのメールの部分を載せます。
(はりつけはじめ)
先生のきのうの演説はすごかったです。そして、ほかの人たちの演説を聞いて、また聴衆の反応やらを聞いて、雰囲気を肌で感じて、やっと先生が「東京の人間は冷たい」とおっしゃっていることが分かりました。
問題意識を持っている人たちが、ましてや国会議員が、なんで200kmしか離れていないのに、現地に行かないんだという先生のお言葉に、情けなくて悲しくて本当に涙が出ます。そして、この日本再占領の危機を分かっていないなんて・・・。
大前研一さんも、この原発のことで議員に呼ばれて何度も説明したが、結局、彼らは大前さんの言っていることが理解できない、ということが分かった、と言っていました。政局とかスローガンを言っているだけのレベルの人たちだと。
『大前研一のBBT757ch』 16:30くらいから:
http://www.youtube.com/user/BBT757program#p/a/u/3/Y9NnRRYiHes
でも、ちょっとくらいバカでも、現地に行けば分かることがあります。
本当に、事故直後の先生が国会議員に「一緒に現地(原発)へ行こう」とおっしゃった時に、どうして誰も行ってくれなかったかなあ、と思います。
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