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O104感染、欧州で拡大
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【ベルリン=三好範英】ドイツで発生した腸管出血性大腸菌O104の感染が近隣諸国にも拡大し、5月31日現在で死者は16人となった。
感染源として疑われたスペイン産の大量の野菜が、各地の市場から締め出される深刻な風評被害も起きている。
O104に感染し溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症して死亡した人はドイツで15人、スウェーデンで1人。感染者は1500人以上で、重症者は300人を超えた。特にハンブルクやシュレスウィヒ・ホルシュタイン州などドイツ北部で患者が多い。
またスウェーデンやデンマーク、オランダ、フランスなどでも感染が広がる。欧州連合(EU)によると、これらの国の患者は旅行などで最近、ドイツに滞在していた。専門家は「感染は今後も拡大する」と述べ、警戒を呼び掛けている。
こうした中、感染源の特定は混迷を極めている。ハンブルク市の保健当局は26日、市場に入荷したスペイン産キュウリから「病原菌が検出された」と発表した。
ドイツ紙によると、発表後、チェコやオーストリアではスペイン産キュウリを市場から撤去する動きが広がった。ロシアはドイツとスペインからの野菜輸入を禁止した。
しかし31日になり保健当局は「キュウリの菌は患者から検出した菌と一致しない。感染源は特定されていない」と発表を撤回した。
これに対し「国産野菜は安全」と主張してきたスペインは強く反発。同国の農業相は31日、「スペインが感染源でないことは明らか。ドイツの危機対応には失望した」と批判した。
今回の事態でスペインの農家が受けた経済損失は1週間で2億ユーロ(約234億円)にのぼるという。スペイン政府はEUに対し、自国をはじめ被害を受けた欧州全体の農家への補償を要求している。
O104 食物を通して感染する有害な大腸菌。強い毒素を出し、激しい腹痛や下痢、血便などの症状が表れる。子どもや高齢者が感染すると、重症化し腎臓の機能低下などが起こる。
(2011年6月2日 読売新聞)
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