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2011-05-21 09:45:53
M9地震の真相は複数爆発である
テーマ:ブログ
1658
Date: 2011-05-06 (Fri)
M9地震の真相は複数爆発である
東京大学地震研究所の広報アウトリーチ室 が開示しているサイトに、東北地震の地震波形を沿岸に沿って表示してあるものがありました。[1643]でも紹介したM9.0地震が複数の爆発で構成されていることを示す興味深い解説がありましたので紹介しておきます。
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地震動分布から直接見る震源断層の破壊過程
防災科学研究所K-NET、KiK-net強震計(加速度)記録を太平洋岸に沿って南北に並べることにより、本地震の約500 kmにわたる断層破壊過程を直接かつ詳細に知ることができる。
最初の大きな断層破壊は宮城県沖で起き、強い地震波が東北日本全体に放射された(図中の紫色の線)。その数十秒後に宮城県沖で大きな断層破壊が再び起きて強い地震波が放出された(水色)。地震波の到着時刻は、破壊開始点からの距離とともに遅くなるが、距離による時間差は二つ目の断層破壊(水色)では小さい。このことは、二つ目の断層破壊が、陸から遠く離れた沖合で起きたことを示している。
それから間髪をいれずに、三つ目の断層破壊が茨城県北部の、陸に近い沖合で起き(赤色)起き、茨城県〜栃木県に強い揺れが放射された。
なお、変位波形記録では、三つ目の地震は放射が加速度記録ほど明瞭でなく、断層の破壊特性や地震波の放射特性が異なっていることがわかる。
(野口・古村による)
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[1643] では、@、Aという二つの爆発を指摘しましたが、Aの爆発の30秒ほど後にさらにBの爆発が茨城沖で発生していたことが分かります。上記記事では爆発でなく、断層破壊としていますが、一つの断層が時間差をつけて部分的に破壊するというのは説得性がないと思います。記事にもあるように、地震波形の到着時間遅れを勘案すると、Aは沖合いで、Bは沿岸に近くで起きた爆発と考えられます。
よって、今回の地震は図に示すように少なくとも3個の地震が連鎖震源的に数分内に起きていたことが分かります。
なお、一連の地震の結果として起きた海底変動の様子がNewton誌に載っていましたが、測量したものか、推定値なのかは不明です。
いずれにしても、本震だけでも複数回の爆発が短時間内で起きており、余震を含めると次図のように多くの爆発が起きていますから、実際は複雑な隆起・沈降現象になっているはずです。
今回の地震で沿岸域で沈降現象が起きていますが、これはスマトラ沖地震でも起きている現象で、バンダ・アチェの町が大きく沈降して姿を変えた ことが記憶に新しいところです。これも[1522] で解説したように、地震爆発論でならば、説明可能です。
メール連絡をいただいている方からは、
「いつも丁寧な説明ありがとうございます。実は私は最近あるセミナーで京都大学の地震学者から直接聞いたのですが、今回の地震で地盤が沈下したことは説明できない現象であると言ってました。先生の押し円錐理論では明らかに宮城県を中心とする一帯は引き領域であるために地盤沈下を起こしていることは簡単に分かるのですが、定説では説明が難しいのでしょうか?その辺の解説もお願いしたいです。」
というメールをいただきました。新聞報道 などでは、陸側プレートが沖方向に移動し、その空間を埋めるために沿岸部が沈降した、という書き方になっています。地震研究者はこれを認めていないということなのでしょうか、新聞記者は定説で認めていないことを勝手な憶測で書いている、ということになってしまいますね。
[1651]で紹介した産経新聞の記事は東大の地震学者の解説になっていますから、地震学者の間でも、統一意見はないのでしょうか。とにかく新聞などで、地震学者が解説する内容はもはや陳腐なものになっています。
http://www.ailab7.com/log/eqlog1651-1670.html
やはり、ハザール式3連発であったことが、奇しくも東京大学地震研究所が説明してくれるような格好になっていると思います。w
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