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http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/29925586.html
タイトル:国防予算削減で窮鼠猫を噛む米軍事産業:オクトーバー・サプライズが極東で起こる危険高まる
1.中国包囲網形成に余念のない米国戦争屋
2012年6月末よりハワイにて米海軍主催で合同軍事演習リムパック2012が行われています(注1)。今年で23回目とのことで、しかも22カ国も参加しています。日本からは当然、海上自衛隊が参加しています。
今年のリムパックの目的は明確に中国牽制にあります。このところ中国は経済力をつけると同時に国防力の強化に余念がありません、とりわけ尖閣諸島海域および南シナ海海域の海底油田利権獲得を目指して、空母の建造を進めるなど東アジア海域での中国海軍増強に力を入れています。
中国の太平洋進出を警戒する米国戦争屋は中国を明確に脅威の対象と捉えているのは間違いありません。
なお、上記、米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログのNo.576の注記をご覧ください。
2.今年11月の米大統領選を控えて、米戦争屋の仕掛けるサプライズが極東で起きる予感
前回、大統領選のあった2008年、ブッシュ米戦争屋政権に嫌気のさした米国民によって、米戦争屋政権続行が退けられ、アンチ戦争屋のオバマ政権が誕生しました。それにつられて日本でもアンチ米戦争屋の小沢・鳩山政権が2009年に誕生しました。2012年、米国において、今年はそのオバマ政権が次期4年間も存続するか、それとも、ロムニー共和党政権に交代するかの決戦の年です。
共和党大統領候補ロムニーはかつてのブッシュほど米戦争屋寄りの大統領候補とは言えませんが、米戦争屋にとって、オバマ政権がさらに4年も続くことは我慢できないでしょうから、消去法にてロムニー支援をするでしょう。上記、派手なリムパック2012も、中東覇権戦略に失敗した米戦争屋のあがきとみなせます。オバマは米国防予算の大幅カットを計画していますので、米戦争屋は何とか、オバマ政権を今期で終わりにしたいわけです。
米国民の関心を再度、米戦争屋に引きつけるため、彼らは何らかのサプライズを計画しているはずです。現在、米戦争屋はボスのデビッドRF権力の弱体化とともに、アンチ戦争屋のオバマ政権に邪魔されて中東での主導権を握りそこなっています。そのあせりから、彼らのセカンドチョイスであるアジア太平洋地域に注力しています。今年のリムパックが派手なのはそのせいでしょう。そこに彼らの生き残り戦略シナリオが透けて見えます。
3.プーチン率いるロシアがなぜ、リムパック2012に初参加するのか
米戦争屋が生き残りを賭けたリムパック2012に今年初めて、なんとロシアが参加しています、これはいったいどういうことでしょうか。
中東ではシリアやイランの背後にロシアが控えていて、ロシアはNATOと対峙しています。米戦争屋もNATOのメンバーですから、中東ではロシアと米戦争屋は対決しているはずです。にもかかわらず、アジア太平洋ではロシアと米戦争屋は手を組んでいます。
簡単に言うと、ロシアを率いるプーチンは実にしたたかで、中東とアジア太平洋では戦略を異にしており、まさに二足のわらじ戦略を採っているということです。
ロシアがリムパック2012参加を決めた直後、7月初頭、メドベージェフ首相が北方領土を唐突に訪問、日本を挑発する行動に出ています(注2)。ロシアはアジア太平洋地域において、北方領土の権益を維持するために、米戦争屋(とりわけアジア太平洋担当)を敵に回せないということです。
米戦争屋の方も、中東担当とアジア太平洋担当は異なっており、縮小される防衛予算の獲り合いをやっているのでしょう。その米戦争屋の内部事情をロシアは熟知しているようです。
4.朝日新聞はなぜ、オスプレイのネガキャンをやったのか
悪徳ペンタゴン・マスコミの代表・朝日新聞が唐突に7月16日、米戦争屋ご自慢の新型軍用機オスプレイのネガキャンを行いました(注3)。
この報道は朝日が忠誠を尽くす米戦争屋の極東戦略に水を差すものです。ネットではみんなクビをかしげています。筆者もちょっとビックリしました、なぜ朝日は米戦争屋に逆らったのでしょうか。
さて、悪徳ペンタゴンの大手テレビ局では以前から、米国の専門家がオスプレイのプロペラは動力不足と指摘している画像を流していました。したがって、オスプレイに関して、米国内でも評価が割れているのは間違いありません。
この現状には米戦争屋系軍事企業のロッキード・マーチンとボーイング&ベル(注4)の利権争いが絡んでいるような気がします。オスプレイはボーイング系です。一方、ラムズフェルドが9.11事件のドサクサに紛れて巨額開発投資を決めたF35(元JSF:Joint Strike Fighter)(注5)はロッキードとボーイングが争ってロッキードが落札した因縁イワクツキのシロモノですが、現行のF22を超えられず、失敗作でしょう、だから、米戦争屋はF35を日本に高値で売り付けて元を取ろうとしています。
以上の背景から、朝日は単に米戦争屋の中の、ロッキード系派閥に属しているにすぎない気がします。
上記の朝日の奇妙な動きから類推されるのは、米戦争屋ボス・デビッドRFの弱体化によって、米戦争屋内の統制が崩れ始めているということなのではないでしょうか。
事実上、財政破綻している米連邦政府の国防予算は、今後、共和党政権になろうが、民主党政権になろうが、削減される方向に変わりはないと思われます、そこで、米軍事産業は、限られた国防予算の奪い合いに余念がないのでしょう。さすがにプレデター(肉食猛獣)の集団です。
5.エサに飢えたプレデターは必ず暴走する
凶暴なプレデターと化した米軍事産業は、中東でのビジネスチャンスを失って、今度はアジア太平洋で生き残りを図ろうと躍起だということです。そして、上記のように、軍事企業間の醜い生き残り競争が始まっているということです。
彼らは生き残りに手段を選びません、なんでもやります。
そこで、彼らは、尖閣と南シナ海の二つの紛争誘発ポイント(元々、戦争屋が撒いたハングリードッグのエサ)(注6)を狙って、中国を挑発、何とか戦争を起こそうとするでしょう。
大統領選の年の10月前後はオクトーバー・サプライズといわれ(注7)、彼らが何か仕掛けてくる危険が高まります。われら国民は彼らに翻弄されないよう用心しましょう。日本にはあろうことか彼らプレデターの暴走を助ける連中が跋扈しています(注8)。くれぐれもだまされないようにみんな注意しましょう。
注1:RIMPAC
http://en.wikipedia.org/wiki/RIMPAC
注2:時事ドットコム“北方領土に保養施設整備=訪問促進、支配強化狙いかーロ首相”2012年7月11日
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201207/2012071100854
注3:朝日新聞“オスプレイ事故調に米軍圧力 機体不調の報告、変更迫る”2012年7月16日
http://www.asahi.com/international/update/0716/TKY201207150467.html
注4:オスプレイ(V-22航空機)
http://ja.wikipedia.org/wiki/V-22_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)
注5:F35(戦闘機)
http://ja.wikipedia.org/wiki/F-35_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)
注6:本ブログNo.193『尖閣列島での日中衝突:米国戦争屋による小沢氏の入亜脱米妨害か』2010年9月14日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/18564238.html
注7:オクトーバー・サプライズ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BA
注8:本ブログNo.569『尖閣諸島は中台ハングリードッグに撒かれたエサに過ぎない:石原都知事が日中対立を煽って損するのは中国ではなく、グローバル日本企業の方だ!』2012年4月19日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/29129128.html
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.elmstadt.com/news/techventure.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
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