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人間は本来ケモノである
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投稿者 元伊勢80社 日時 2012 年 2 月 05 日 16:37:23: QltTAR96mRc1.
 

(回答先: ケモノは獣に、カミの御霊は神に 投稿者 元伊勢80社 日時 2012 年 2 月 05 日 09:49:50)

:

 人間の本性はケモノである。人間は生まれながらにして獣性を秘めている。人間の赤ん坊を猿の群れで育てると人間にはなれない。その子は猿の言葉を話し、猿と同じ行動をとる。

 では、逆に猿の子供を人間の中で育てると人間になれるのか。実は、なれない。なろうと猿の子は努力をするが、人間ほどの知能がないために学習しても理解できないのだ。
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 人間が人間たるゆえんは「理性」にある。理性こそが人間のあかしである。理性なき人間はケモノと同じである。
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 原始人は群れとしての学習は行い得たが、本能むき出しの野蛮人でしかなかった。しかし、言葉を持つことによって親の経験を子孫に伝えることが可能になった。それによって無駄な試行錯誤を経ることなく、より効果的な方法を生み出していった。やがて科学知識を身につけると、より合理的な判断を下せるように意識が進化した。

 仮に、巨大地震の危険が迫っているとしたら、どのような判断を下すか。津波の高さ、建築物の耐震強度、避難用の道路・鉄道・徒歩経路、気温と衣料の選択、水・食料・医薬品、予想される避難所の状況と阪神大震災での経験談など様々に検討して判断するはずだ。

 だが、ここに経験則や科学知識がなければ、どのような判断が下せるだろうか。多くの人は地震に遭遇してパニックになるだけであろう。しかし、豊富な科学知識と理性を身につけたものは冷静な判断を下し、より安全な方法を模索しながら地震に対処するはずである。
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 理性とは天性のものではなく、経験と学習によって得られるものである。そして、その積み重ねが新たなる理性を獲得し、更なる理性を獲得してゆくのである。
 だが、理性に対抗するものとして、喜怒哀楽などの「情緒」が存在する。これらの情緒は理性を打ち消す働きをしてしまう。

 人間が人間たるゆえんは「情緒」にある。情緒こそが人間のあかしである。情緒なき人間は機械とおなじである。

★ 人間は情緒に支配されるが、同時に理性も身につけた生き物である。だが、情緒が理性に勝ったものは獣に逆戻りし、理性が情緒を抑制できるものだけが進化できるという分岐点に差し掛かっているのだ。
 

 

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コメント
 
01. 2012年2月05日 18:44:12 : Mu165Q4nM7
早期に親から隔離し同年代を同列に教育する現代では
心も情緒も支配者の都合の良いように作られる。
そしてそれが親になり管理者となり確固たる常識となる。
自覚の無い言いなりロボットは都合が良い。
支配者がケダモノの場合でも、上の命令に従い
同じ人間を信条の違いとか肌の色とかに敵として条件付ければ
殺戮も平然とやってのける。
進化とはペテンであり実は退化させられてるのが今の世界。

02. 元伊勢80社 2012年2月05日 20:55:50 : QltTAR96mRc1. : bPBV8PWWBI
 どこかの国もイギリスのインド統治の手法を模倣したのだろう。

明治維新世代 → 富国強兵・文明開化世代 → 植民地併合・一等国民世代 → 
大正デモクラシー・軍縮世代 → 昭和維新・軍国朝世代 →
焼け跡世代 → 高度経済成長世代 → ゆとり教育世代 → 学級崩壊世代 →

 古代ギリシアのスパルタは男の子供を国家が教育した。女子も同じようにして強い女に育てた。このシステムは最初うまくいってスパルタは強大国になったが、
 奴隷の所有や国が豊かになるにつれて貴族階級や差別化が発生して、ついに自己崩壊してしまった。

 阿呆な親が子育てすると馬鹿な子に育つ。かといって、クメール・ルージュに育てられた子供たちも哀れではある。子供の教育は実に難しい。


03. 2012年5月30日 06:14:57 : AiChp2veWo
理性と情緒を対峙させないでね。

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