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日本語教育の歪み
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僕は病気になって時間が出来たのでかつて日本語教育能力検定試験というのを受験したことがある。まず近くで社会人向けに開かれていた日本語教師養成コースというのを受講して、それをほぼ終えてから検定試験を受けた。その結果は悲惨な成績だった。僕は大学受験時、通信講座でいつも国語は数千人中一桁、二桁の順位を取っていたので、国語能力には結構自信があった。しかしかすりもしない不合格だったのはショックだった。言い訳をさせて貰うと、この検定試験は日本語の教師として必要な知識を問う部分が半分と、それとあまり関係無い知識を問う部分が半分で構成されていた。あまり関係のない知識とは例を挙げると、多文化共生主義や、外国人登録法や、移民問題や、政府開発援助(ODA)の詳細に関する知識などである。設問形式にどうも思想性があるように感じて、特定の思想に片寄った人が有利なように作られていると感じた。あと教育学における外国人学者の学説の詳細について穴埋め式に問う設問とか、教育学のマイナーな専門用語の意味を問う設問とか、受験テクニックを要する計算問題とか学習する意味の認められないものが多かった。社会おいて存在意義のない学者が、試験の中でも己のテリトリーを叫んでいるような、そんな設問が多かった。逆に真に受験者の日本語の熟達度を問い、他言語との違いや、外国人を教育する上での配慮を問うような問題は比重的には半分以下であった。僕が通った養成コースは日本語教師となるのに必要な知識を教えてくれたが、試験の半分のウェイトを占めた本質から逸脱した知識に関しては何も教えてくれなかった。そうした知識について学習しようと受験後に関係資料を入手しようとしたが、どんなに手を尽くしても参考文献の範囲すら知ることが出来なかった。このような設問形式からは出題傾向に関する情報に通じた人間だけを合格させようとする試験出題者の意図が感じられる。イルミーは日本に大量の移民を注入して日本人としてのアイデンティティを崩そうとしているが、その最前線に立つ人々がこうした試験でバイアスがかけられているなら一大事だ。外国人に正しい日本語を教えられるように、日本語教育に必要な知識をより深く有する人から順に合格出来るような試験制度を構築して日本語を守らなければならない。<0581>
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