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@ ひふみ神示・下つ巻・三十二帖 抜粋
『・・・金(かね)は要らぬのざぞ、金いるのは今しばらくぞ、・・・金かたきの世来たぞ。・・・』
A ヨーロッパ危機の概略
簡単に言うと、「日本バブル」と同じことが行われたのである。それは「マネーゲーム」の崩壊である。
ヨーロッパ諸国は主として「地中海諸国」に過剰投資を行って、バブルが破裂して膨大な不良債権が発生して、過剰融資をした各国の金融機関が「泣いている」のである。
また、バブル融資をした金融機関が連鎖倒産をすれば、投資者であるヨーロッパの富裕層が「泣くことになる」から、『俺は泣きたくない』と駄々をこねているのである。
それは、日本人にとって「いつか来た道」であり、欧州にとっては「いつか行く道」である。
ギリシャ危機は「財政危機」との論調があるが、本質は「アテネオリンピック景気(2004年8月)」であり「不動産バブル」であり「過剰投資」である。それはスペインも同じであり、ドバイもアメリカも中国も同じことである。
B 「欧州危機」は貿易危機ではなく金融危機である
日本が輸出した相手国 (2010年統計 数字は要確認)
1位中国・13兆円(19%)、2位アメリカ・10兆円(15%)、3位韓国・5兆円強(8%)、4位台湾・5兆円弱(7%)、5位香港・4兆円弱(6%弱)であり、8位にドイツが登場して2兆円弱(3%弱)であり、日本とEU諸国との貿易は僅かであり、何の問題も生じないのである。
(2010年輸出総額は67兆円程度、輸入総額は61兆円程度。 過去最高輸出額は2007年84兆円、過去最高輸入額は2008年79兆円程度、数字は要確認)。
アメリカが輸出した相手国 (2010年統計 1ドル87円で換算 数字は要確認)
1位カナダ・22兆円、2位メキシコ・14兆円、3位中国・8兆円、4位日本・5兆円、5位イギリス・4兆円であり、ドイツも4兆円であり、EU諸国との貿易は僅かであり、何の問題も生じないのである。(2010年の輸出総額は1.28兆ドル程度。数字は要確認)。
中国が輸出した相手国 (2010年統計 1ドル87円で換算 数字は要確認)
北米・27兆円(うちアメリカ・25兆円)、EU27カ国・27兆円(うちドイツ・6兆円)、日本・11兆円である。(2010年の輸出総額は1.58兆ドル程度。数字は要確認)。
世界各国の輸出額 (2010年統計 数字は要確認)
1位中国1.58兆ドル、2位アメリカ1.28兆ドル、3位ドイツ1.27兆ドル、4位日本0.77兆ドル、5位フランス0.52兆ドルであったそうだ。
以上の統計によれば、EUとの貿易が破綻しても中国が2割程度の打撃であり、日本やアメリカの輸出ダメージは高くはない。
今回の危機の本質は「金融危機」であり、アメリカからの欧州への送金や、日本からのアメリカ経由欧州への送金のダメージが重くのしかかり、結局はアメリカの富裕層の損失やアメリカ金融機関の連鎖倒産などによってアメリカ経済そのものが瓦解して、その余波によって日本経済も瓦解するのではなかろうか。
C 「欧州危機」の日本への影響
日本の金融機関は事実上の国家管理であり、国内部門への影響はないが、国際部門への影響は大きいだろう。国際間決済事務の大混乱により、(一時的に)海外との「送金」がストップする可能性も念頭に入れるべきであろう。
日本の輸出産業への影響は、アメリカや中国が倒れると大打撃を受けるだろう。株価の大暴落や国内の関連会社の大量倒産も視野に入るし、大量解雇も検討すべきだろうし、最悪には国内産業全体の連鎖倒産に波及するかもしれない。
日本で「失われた十年」があったように、ヨーロッパも同じことになり、これからも「長い冬」に閉ざされることであろう。
D 終わりに
お金は額に汗して「生きられる程度」を得るものであり、コーヒーを飲みながら、お金をオモチャにして、「ワンクリック」で巨万の富を得るものではないのだ。これは「人間の奢り」に対する「天罰」なのかもしれない。
日本のバブル崩壊の教訓に世界は何を学んだのかということであり、「球根バブル」に何を学んだということでもあり、今度こそは「金満主義」から脱却することであろう。
★ 我々の体験は、人類にとっては繰り返される「苦しみ」の体験かもしれないが、神々にとっても多くの血を流した「苦しみの歴史」(実話)であり、神々はそれを乗り越えて「新たなる進化」を遂げたのである。
神々がたどった歴史を学びながら、我々が神になる道のりは長くて険しいといえるだろう。
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