01. 2011年10月16日 10:19:07: M9TuMDuxLM
『ディープ・インパクト』で想定外の観測結果(下)米航空宇宙局(NASA)の探査機『ディープ・インパクト』から彗星に衝撃弾を撃ち込んだ先月のミッションで、NASAにとっては想定外の観測結果が得られた。重力よりも電気の力のほうが宇宙において重要な役割を果たすと考える反主流派の理論、『エレクトリック・ユニバース』モデルの予測が正しかったようなのだ。 代替パラダイム論者」を自称する人々はこれまで、定説が変化してきている事実や、過去の彗星観測で得られた説明のつかないデータに力を得てきたが、今回のディープ・インパクトから得られた証拠は――NASAの結論がどうなるかにかかわらず――彼らをさらに活気づけている。 彼らは、さまざまな宇宙探査機が撮影した彗星の写真に、明らかに氷を含んでいない岩のような物体が写っていることを指摘する。また、奇妙な輝く斑点が写っていることについては、放電が起こっている証拠だと主張する。 サンダーボルツの編集責任者、デビッド・タルボット氏は「なぜ彗星の核は焦げたように真っ黒なのだろう? なぜ非常に細かい粉塵があれほど大量に存在するのだろう?」と問いかける。 「もし彗星の核が太陽熱で溶けているだけだとしたら、なぜくっきりした輪郭のクレーターがあってゴツゴツしているのだろう? 溶けかけのアイスクリームのように滑らかであるべきなのに」 エレクトリック・ユニバース・モデルは多くの科学者の間で、似非(えせ)科学として片づけられている。実際、この理論に関する『ウィキペディア』の記事は、筋が通っていないというユーザーの主張が認められ、先日位置づけが変更された。 イギリスのシェフィールド大学で宇宙物理学の教授を務める彗星の専門家デビッド・ヒューズ博士は、エレクトリック・ユニバース・モデルは「完全にでたらめだ」と一蹴する。「まったくのたわごとだ」 ヒューズ博士によると、おおざっぱに説明すれば、天体が帯電するにはプラズマと呼ばれる高温の電離ガスで構成されている必要があるという。 「彗星内部の温度はふつう摂氏マイナス100度だ」とヒューズ博士は説明する。「彗星の表面に電荷があるだって? そんな理論は忘れたほうがいい。まともに取り合う価値はない」 ディープ・インパクト・ミッションの研究チームは、サンダーボルツのグループが行なった個々の観測についてはコメントできないとしている。 懐疑的な意見が優勢であるにもかかわらず、エレクトリック・ユニバース・モデルの支持者たちはひるむ様子もない。 サンダーボルツのグループを率いるソーンヒル氏は、「彗星の周りで見られることはすべてエレクトリック・ユニバース・モデルと一致するが、宇宙空間で氷塊が昇華するという理論ではあまり筋が通らない」と話す。 今回のミッションで見られた予想外の出来事についての答え、そしてエレクトリック・ユニバース・モデルの信頼性に関する結論は、NASAが3億3300 万ドルを投じた今回のミッションで収集したX線の測定値、分光分析といった詳細データを公表するまではっきりしない。データの公表は数ヵ月後になる見通しだ。 ただし、必ずしも答えが出るとは限らない。衝突によってあまりにも多くの粉塵が舞い上がったため、ディープ・インパクトに搭載されたカメラがクレーターの写真を撮影できなかったのだ。これは、彗星は何でできているのかという重要な疑問を解決するのに欠かせない証拠だった。 [日本語版:米井香織/高森郁哉] http://wired.jp/wv/archives/2005/08/04/%E3%80%8E%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88%E3%80%8F%E3%81%A7%E6%83%B3%E5%AE%9A%E5%A4%96%E3%81%AE%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E7%B5%90%E6%9E%9C%E4%B8%8B/ 矛盾だらけ、説明できないことだらけのビッグバン宇宙論はご退場ください。 観測されている宇宙の神秘を プラズマ実験とプラズマ放電の コンピュータ・シミュレーションで再現できる 最先端の宇宙論! 宇宙の稲妻は、高エネルギープラズマ実験で観察されたパターンのとおりに1つの形状から別の形状へと激しく進化していった。最近では、同様のパターンが深宇宙でも観察されている。我々の遠い祖先たちは、空に現われた稲妻の絵を数百万点も石に刻み、黙示録的な言葉で記憶してきた。 神話の中で、彼らはそれを「神々のサンダーボルト(雷電)」と呼んだのである。
古代の空は波乱に富んでいたのである。数々の証拠が、このことを示唆している。今からほんの数千年前に、惑星が地球のすぐ近くまで迫ってきて、途方もなく美しくて恐ろしい電気現象を引き起こしていた。高密度のプラズマ(荷電粒子の集まり)に包まれた惑星は電気的な「言葉」を発し、プラズマ放電は地上の目撃者たちの頭上に長大な橋を架けた。古代の神話作者たちは、惑星は生きていると想像した。惑星は神であり、空の支配者だった。空を崇める古代人たちは、この驚異的な現象をその目で目撃し、世界各地の壮大な神話、象徴、儀式として、これを記録したのである。
「エレクトリック・ユニバース(電気的宇宙)」の発見は、我々の宇宙観を変えるばかりか、古代世界からのメッセージをも変えてしまう。
○重力が宇宙を作り上げていたのではなかった。宇宙はそれ自体が巨大な伝導体であり、電気の力が宇宙全体を結び合わせていた。 ○ 最小の粒子から巨大な銀河まで、電気回路網が自然界のすべてを接続し、統合している。この電気回路網は銀河を組織し、恒星にエネルギーを供給し、惑星を誕生させ、地球の天気を支配し、生物に命を吹き込んでいる。エレクトリック・ユニバース(電気的宇宙)には孤立した島はない。 ○こうした全体的な宇宙を媒介するのがプラズマである。プラズマは伝導性が高く、荷電粒子が自由に動き回っている。 ○電気的宇宙ではもはやダークマターを仮定する必要はない。宇宙は固体、液体、気体を超えた第4の状態プラズマで満ち満ちている。私たちは今やプラズマが全宇宙を満たしていることを知っている。 ○人気の天体ブラックホールもその存在意義を失う。プラズマ実験とプラズマ放電のコンピューター・シミュレーションは、ブラックホールに頼ることなく銀河の構造を再現することができる。 〇電気的宇宙は、これまでまったく関係ないと思われていた古代の謎にも解明の光を当てる。古代の岩壁絵画に描かれた象徴・文様が、古代の空にプラズマ放電が作り出した形と同じであることがわかったのだ。古代の岩壁絵画に見られるバリエーションのほとんどが、プラズマ放電の発展のいずれかの段階で作り出される基本的な形に対応づけられる。 プラズマの挙動は、単純な電磁気学の法則に従っているにすぎない。 けれども、その結果として生じる複雑さは、研究者たちを驚嘆させてやまない。 プラズマは、固体にも液体にも気体にも見られない性質を示すため、 「物質の根源的な状能」と呼ばれている。 プラズマは、さまざまな電気的性質を示す「セル」を自発的に形成する。 プラズマ中の電流は「フィラメント」を形成し、フィラメントは長距離では 互いに引きつけ合い、短距離では互いに斥(しりぞ)け合う。 複数のフィラメントは、より合わされて「ロープ」を形成し、 これらのローブが送電線の働きをする。 ロープが結ぶことのできる距離は、事実上、無制限である。 宇宙空間のプラズマは薄く広がっているため、 かすかな電流の流れを測定するのは容易ではない。 けれども、これらの電流は、決定的なサインを残している。 それは、観測された宇宙のいたるところに見られる、磁場のネットワークである(転載ここまで)。 http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=201101009 |