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二通りの人間しかいない?!
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アメリカの研究所で普段は決して僕に近付いてこない日本人のKがやけに親し気に話し掛けてきたことがある。そうジョーに頼まれて呼んだもののアメリカに来るや否や僕を裏切ったあの女性だ。研究所の裏口を出ると駐車場になっていて、僕が帰宅するため車に乗ろうとするとすぅーっと寄って来たんだ。彼女は「××くんはもう知っているの?」といった調子でかまをかけて来た。僕はジョーの下に帰属しなかった彼女を軽蔑していたので当たり障りのない話をした。確かI教授について話した。彼女が現れたタイミングといいそれまでとは打って変わった態度といい、ボスか誰かの意を受けて動いているのは明らかだった。彼女はモンサントという米国企業について喋り始め、僕がそれについてどの程度知っているかを挑発しながら探って来た。彼女は明らかにモンサントの冷酷な食物戦略を擁護する考え方を持っていた。まあそれは強い者には従い、何とかしてポストを得て彼女が憎んでいる奴らを見返したいという打算の裏返しかも知れなかったが・・。僕は軽く受け流したがその時、どうも彼女は裏の事を知っているイルミーサイドの人間と知らない愚かな人間の2通りだけでこの世界が構成されていると決めつけていることに気付いた。僕はこれには腹が立った。イルミーのことを知っていても、歯がみしてその愚かさと無惨さに耐えている人間がいるというのに・・そんな人間がいる可能性は彼女の頭にはなかった。僕はその時「この女はド田舎のカッペでびっくり仰天するような事実はそのまま受け入れてしまうタイプなんだな」と思って自分の鬱憤を慰めた。そのとき僕は、日本のI教授はその父親が文学部の教授だったので幼少期から文系のスパルタ教育を受けており、本人の思いとは裏腹に理系的才能はなく、優れている点はその文章構成力などの文系的才能であることをKに話した。I教授は僕を文系的人間と見做して随分と馬鹿にしていたようだが、人間の行いをもし神の目から見ることが出来るとするなら愚かなことをしているものだと思う。<0534>
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