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臆病な子供たち
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京都の北に市営の大きな公園があり、いつも沢山の子供連れで賑わっていた。そこには子供用のトランポリンがあり、子供たちは譲り合い伸び伸びと遊んでいた。コンクリートで覆われた山があり、周囲は滑らかで丸いすべすべした石が無数に埋め込まれていて、子供達はそれをよじ登ったり下ったりして楽しむことが出来た。大人が登ってもちょっと高度感がある高さなので、子供にとってはどきどきする楽しい場所だっただろうと思う。その山の頂上からは2本の滑り台が伸びていたが、子供たちの順番待ちする列が絶えたことがなかった。砂場もあり、コンクリート製の迷路もあり、複雑なジャングルジムや幼児用公園もあった。中には小さな野球場もあって球技を楽しむことも出来た。その公園がある日閉鎖され、業者の改修工事が2、3年にも及びその間子供たちは全く利用できなかった。さて改修工事が終わってみると駐車場スペースがやたら広くなり、球技する場所が無くなっていた。山は幼児向けのような小山に取り替えられ、ジャングルジム類は撤去され、トランポリンも無くなっていた。僕はそれでも幼児向けプラスチック遊具だけになっていないだけましだと思ったが、どれだけの人々がこの変化にため息をついたことだろう。これは訴訟時代の到来を予測して遊具を安全なものに取り替えた動きだと思うが、10年以上も安全運営された実績のある公園を疑って再構築する必要性があるのだろうか?子供が本気でわくわくしてその勇気を試し育むことのできる環境を破壊することがイルミーのアジェンダである。イルミーは勇気ある人間が堂々と正道を貫くのが一番不愉快だが、偽善を建前にする彼らは正道を貫く者の足をすくうことは出来ても直接阻止することは出来ない。そこでそもそも勇気のある人間が育たないように子供の遊び場を「安全性の確保」という偽善の名目の下に破壊しようとしている。高級官僚に厳し過ぎる安全性基準を作らせそれを徹底させることで事は足りるのだ。連中はこうして環境を支配することで、現象を制御しようとする。ゲーム産業が重点的に伸ばされたこととの相乗効果で、子供たちは甘えた堪え性のない性格に育つようバイアスがかけられており、勇気を育てるチャンスが与えられない。そうした子供達はやがて卑怯さの誘惑に負けて、イルミーが描いた絵の一部を担う大人になっていくのだろうか。<0522>
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