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The blowback
スティーブは思わずつぶやいた。「あいつだ。あいつが背景にいる。」
2011年1月10日:モニターにはチュニジアでのデモの様子が映し出されている。
こんなはずはない。一般市民が武力弾圧に対抗して立ち上がることはありえる。しかし、あのチュニジアで?ほとんどまとまった行動の取れなかったあの国で、市民が継続してデモをやるなんて。いいか、スティーブ・ジョンズ、今がその時だ。今こそ、あいつの正体をあばくんだ。
スティーブは電話をかけた。「体の調子が悪い。数日、休暇を貰いたいんだ。」
26才の青年が焼身自殺をするか?さんざん警察にいじめられてきたのなら警察に抗議をするだろう。それも命をかけてまでやるだろうか?命をかけてやるなら、もっと運動をするだろう。仲間を募るはずだ。
1月10日:チュニジアでのデモ弾圧により死者が23名以上になっていると報道される。
明らかにマインドコントロールだ。ここまできつい弾圧に一般市民が対抗するはずがない。誰にだって家族がいる。家族を捨て、命をかけることができる市民はまずいない。狙いはなんだ。
1月16日:イエメンでのデモが報じられる。エジプト、リビアなどの独裁政権への抗議デモが起こるだろうとも。
そうか。リビアだ。狙いはリビアの石油だ。しかし、カダフィは本物の革命家だ。ベン・アリーとは違う。本物の戦争が起こるかもしれない。
1月17日:スティーブは電話をかけた。「そうだ。半年か一年休む。移植した肝臓の調子が悪いんだ。理由はいいから、明日発表してくれ。」
いったいいつまでコンピュータを使うんだ。こうやって騙して人々を動かす。結局一部の者が不当な富を得るだけだ。社会はどんどん劣化していく。しまいには皆が苦しむことになるだけだ。何としてもやめさせなければ。
どうしたらいい?パソコンとインターネットを使ったマインドコントロールだと叫んで回るか?911のテロの真相をみんな知っている。政治家やマスコミ関係者、政府中枢にいる連中は詳しいことまでは分かっていないだろうが、真相は全てがやらせだったことを知っているんだ。パソコンとインターネットの仕組みも、多少でも気の利いた連中はみんな知っているだろう。巨大な情報収集とマインドコントロールの道具。そしてあいつは巨万の富を築いた。しかし、あいつの実力で稼いだものなどほとんどない。全てが偽物だ。全ては多くの一般市民をだまし犠牲にして得た金だ。あいつと同じように自分も金が欲しいと、あいつの周りの連中がどんどん動いている。こうやってどんどん一般市民が犠牲になって行くんだ。いつかは破綻する。いつかは行き詰まるんだ。
俺はこの会社を作った。あいつに負けない製品を出してきた。俺は実力で勝負してきた。富が問題じゃないとも実際に示してきた。正当な手段で100億以上稼いだ。これ以上あって何に使うんだ。一般市民を合法的に騙して稼いだ金で施しをするか?違うだろう。その金はもともと一般市民のものなんだ。なんでめぐんでもらう必要があるんだ。俺はディズニーの役員報酬を辞退した。この会社のCEO報酬も年に1ドルだ。この1ドルだって社会保障を受けるためにしょうがなくてもらってるんだ。
どうしたらいい。そうか、同じことをやればいいんだ。チュニジアと同じこと。エジプトやリビアと同じことをここアメリカでやるんだ。
インド、懐かしい。人々が平気で死んでいく世界。道端で、川べりで、老人が、若者が、子供でさえどんどんとなくなっていった。しかし、同時にそこには生命の輝きがあった。生まれて、次の世代へ命をつなぎ、そして死んでいく、誰でもが同じなんだ。これが生命の本当の姿だ。
「そうだ。今のインチキアメリカに抗議するんだよ。チィーティングアメリカに抗議するんだ。いいか、これはマインドコントロールじゃない。実態のあることなんだ。1%の人間が富を独占している。アメリカ全体の富の20%を1%の連中が握っているんだ。真相はもっとひどい。抗議を呼びかけよう。インターネットやパソコンが本当はなんのためにあるのか、それを思い知らさせてやるんだ。ブローバックだよ。僕の名前を出してもらって構わない。今だ。今こそ、コンピュータが、インターネットがなんのためにあるのか、それを分からせてやるんだ。このまま行ったら社会全体が破滅する。そうなる前に、あいつらに分からせてやるんだ。」
10月5日:スティーブ・ジョンズの癌による死亡が発表された。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<757>>
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