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歪められる小学校教育
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今時の小学校教育を見ていると憤懣やるかたない気持ちがする。しかし先生にはいい人が多く、少ない給料で夜遅くまで一生懸命働いているのを見ると文句を言う気がひける。僕が感じている不満は文部省で大枠が決められていることばかりだから、現場の先生に言っても相手を困らせるだけだ。運動会でやっていた過激なヨサコイ節が嫌いだってことは前に言ったけど、あと小学校に関する不満は英語教育と性教育と道徳教育の不備だ。まず日本語もろくに身についていない子供の頭に英語を入れるのは弊害でしかないと思う。子供の学校にもアメリカから先生が来て英語を教えているが、これはもうお金の無駄に過ぎない。子供のうちにカタカナ英語を頭に入れると将来その子が本当に英語に上達する可能性を奪ってしまう。マンツーマンで教えるならともかく、外人先生に日本人の先生がついて翻訳するだけなら、子供に英語に対する先入観とコンプレックスを植え付けるだけだ。文部省のお役人を操るパペ主はアメリカの大学の教授達で、日本人は自国の教育に関して全く独自性を持てない状況にある。彼等の狙いは植民地根性の刷り込み位だけだろう。性教育は今小学校二年生ぐらいに対して男女のからだのしくみの違いを教えている。僕はそもそも小学生に性教育は早すぎると思う。自分の子供時代を振り返ると女子だけ6年生になると特別な部屋で性教育を受けていてドキドキしたが、あれで十分じゃないだろうか。子供達にまず教えるべきは男女の礼儀や気づかいやおつきあいの仕方であって、からだの違いではない。小学生の性教育は結果子供達に二極化をもたらしているように思える。今の時代、弱々の男子が増えてきているが彼等はこの環境下でさらに中性化している。また正常な性感覚を持つ子は、異常な性教育環境下で過激化している。初恋のときめきを感じる人生最高の時がいきなりボディトークの有無の時代にされてしまったら、それは原始人みたいじゃないか。今道徳教育が出来ない理由と、子供の主体性が軽んじられる傾向にある理由はまたの機会に話そう。<0353>
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