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3月11日か12日の頃に菅元首相がしきりに「ベントだ! ベントをやれ!」と
騒いでいたという記事を思い出したが、原子炉工学のトーシロがなぜ
緊急放出弁のことを知っていたのかが不思議だ。
東京電力か保安院に耳打ちされた、のかもしれないが
元来、福島第一原発のような古い原発には始めは付いていなかった
あとでアメリカに倣って緊急用に付け加えられた、とNHKテレビは言っていた。
燃料棒の温度が上がって水素が発生しだした時に
水素爆発を防ぐために緊急に「原子炉を開放」する、それが本来の用途だそうだ
だから3月10日以前の日本の原発では使用実績がない、あるはずがないのだ。
まして「ねんのため」に追加された機能など、原発職員でも忘れていたかもしれない
現にベントの作業手順が完全にマニュアル化されていなかった、というではないか
こんな代物を1日前まで原子力発電に関わってなかった者が、よく閃いたものだ。
と、皮肉はここまで。 あとは私の推測だ
水素が発生するまで行かなくとも、水蒸気圧が高まった時にはわりと度々
この緊急放出弁を「開いていた」のではないか?
当然、放射能もいっしょに放出されるだろう
しかし、どうせ短時間だから「住民に知らせる必要はない」と判断して
すぐにまた弁を閉じたのだろう。
作業日誌には、この件は当然記入されているはずだ。 ただ
保安院に検査されても仲間内だ、「実害がないからいいか」で追求はされまい
そして検査が終われば日誌は永久に公開されることはなく、やがて廃棄だ。
ベント作業がわりと一般的であったから、元首相も知っていて
瞬時に「ベントだ!」と口を付いて出たのかもしれない
それが長時間に及べば、いかなる事態になるかを想像できずに。
福島第一原発についていえば、ベントが間に合わず水素爆発してしまった
その結果、多量の放射性物質を拡散してしまったが
ベントが成功したとしても、放射性物質は放出されることを忘れている。
ほかの停止した原発はたまたま、ベントが成功しただけなのかもしれない
そのため放射能の拡散量は目立たずに
福島第一原発の拡散区域とウヤムヤになり・・・。
外部電源やディーゼル発電機が無事で、冷却機能が引き続き作動していても
配管が損傷して内部の水が漏れ出したら、原子炉は高温にならないのだろうか?
その場合、時間稼ぎに「ベント・スイッチに手が伸びる」ことはないのだろうか?
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