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日本人は、誰とでも仲良くなって、仲良しであるべきだと教育され続けて来た。しかし、それは誰もが「気の良い人である」という前提がなければならない。
もしひとりでも悪人が紛れ込んでいたら、「誰とでも仲良く」という前提は崩れ去る。悪人と価値感は共有できないし、関わることもできないと考える人の方が多いはずだ。
実際、世の中に出ていけば、「誰とでも仲良く」など欺瞞だったことに気付く。
ところが、中にはあまりにも学校での洗脳が強すぎて、「相手が悪い人であっても仲良くしなければならない」という思い込みから抜け出せない人もいる。
学校教育の建前を本気で信じてしまったら、世の中は渡れないのだ。建前など、引きずっていてはいけない。建前は一種の理想として置いておき、現実的に対処する必要がある。
実際には、誰とでも仲良くするのは不可能であり、むしろ仲良くするどころか、全力で避け、絶対に自分の人生に関わらせてはならない人間もいる。
性格とは、二、三日で出来上がったものではない
他人は誰でも無防備に信じて良いわけではない。中には、関わることで自分の人生を危険に陥らせるタイプの人間も多い。
世の中には、犯罪者的な性格の人間もいる。生まれつき残酷で冷酷な性格の人間もいる。利己主義が極まった性格の人間もいる。自己中心な性格の人間もいる。
それは、その人が人生の中で培ってきた考え方の集大成として現れているものだ。性格とは、二、三日で出来上がったものではないのだ。
だから、他人が変えることは事実上不可能であると言うこともできる。自分が他人に性格を変えてもらうことが不可能であることを考えれば、それは当然のことだ。
だから、目の前にどうしようもない性格や気質を持った人がいたら、その人を変えられると思ってはいけない。また、関わろうとしてもいけない。
逆に、注意深く関わりを避けるようにして、最終的にはいっさいの関係を断つことが重要だ。
関わってはならない人間に関わると、最終的にそれに引きずられて自分の人生が自分以外の要因で台無しになるのだ。
もっと分かりやすく言うと、他人にあなたの大切な人生がめちゃくちゃにされる可能性があるのだ。
世の中には、「絶対に付き合ってはならない人間」というものがいるのだ。それがいったいどんな人間なのかは、常識を働かせば分かる。
具体的に列挙すれば、以下のような性格を持ち合わせた人間とだけは絶対に付き合ってはならない。こういった性格を持った人間は、あなたの人生を史上最悪のものにする。
農作物の実をならせるためには、雑草を引き抜き、断ち切る必要がある。悪い雑草を引き抜かなければ、畑は最悪の状態になる。
付き合ってはいけない性格・気質を持った人間20項目
絶対に、付き合ってはいけない性格・気質を持った人間20項目とは、以下のような人間だ。
(1)何かあれば、すぐにカネをねだる人間
(2)強い者に弱く、弱い者に強く当たる人間
(3)嘘でも何でも言って真実をねじ曲げる人間
(4)自分を棚に上げ、他人を執拗に責める人間
(5)自分よりも状況が悪い人を見くだす人間
(6)自分の快楽のために他人を犠牲にする人間
(7)負けそうになると急に友情を強調する人間
(8)人のものを何でも自分が考えたと主張する人間
(9)悪いことは何でも他人のせいにする人間
(10)裏で他人の悪口・中傷を言っている人間
(11)法律や決まり事などまったく守らない人間
(12)自分が一番になった部分だけ宣伝する人間
(13)大声で叫び、自分の都合だけを押し付ける人間
(14)相手が弱ったところで叩きつける人間
(15)徒党を組んで弱者をいじめる人間
(16)勝手に他人の物を使う、盗む人間
(17)身近な人に感謝を見せることもない人間
(18)外見ばかりを気にして外見だけを飾る人間
(19)すぐに怒り、いつまでも怒りが消えない人間
(20)本質とはズレたところで相手を大批判する人間
世の中はきれい事では動いていない。周りの人間はみんな善人ではない。きれいな心を持った人の周りにはきれいな心の人だけが集まるというのは嘘だ。
きれいな心の人ほど、悪人に狙われる。なぜなら、騙しやすかったり、操りやすかったり、悪人にとって扱いやすかったりするからだ。
悪人は同じ悪人を食い物にしない。食い物にするのは、悪人ではない人間だ。つまり、あなたが悪人ではないのだとすると、あなたが食い物にされる。
腐ったリンゴが1つ紛れていると、その周囲から腐り出す。腐ったものとは関わらない。これは自然界の掟だ。
決意を持って人間関係を断ち切るべき
悪人は最初は気の良い友人のような顔をしてやって来る。それは、あなたに取り入るためだ。だから、あなたは最初は騙される。見抜けない。
しかし、しばらく付き合っているうちに、何か違和感のようなものを感じるようになる。相手の言動から、不穏なものを見つけ出す。
上記の20項目のいくつもが次第にあなたの目に浮き上がって来る。しかし、そのときはすでに人間関係ができているし、疑うよりもかばう気持ちの方が強い。
なぜなら、芽生えた友情を切り捨てるというのは、誰しもエネルギーがいることでもあり、かつ気の進まないことでもあるからだ。
しかし、ここで見る目を誤ると、より深みにとらわれていく。相手が本当に危険な気質や性格の人間であることを知ったときには、すでに手遅れになっているかもしれない。
人間関係を甘く見てはいけない。それは、あなたの人生を破壊する「危険なもの」の筆頭になり得る。危険な人間と付き合っていると、あなたが追い詰められる。あなたの人生そのものが悲惨なものになってしまうのだ。
これはあなたにとって他人事ではない。真剣に考え、迅速に動くべきだ。上記20項目の性格が突出している人間は、周りの人間を不幸にする。
こういった人間は、今でこそあなたの友人かもしれないが、いずれはあなたの敵になっていく。
もし、心当たりがあると思う人が周りにいるのであれば、食い物にされないように、決意を持って人間関係を断ち切るべきである。
「誰とでも仲良く」していれば、あなたは不幸になる。学校教育は集団生活を強調するところだから、絶対にこんなことは教えてくれない。
だから、多くの人間が気が付かないまま社会に出て、そして不幸に堕ちる。あなたは、それに気が付かなければならない。
害虫は徹底的に駆除しないと、実はすべて食い荒らされてしまう。害虫と仲良くする選択肢は農家にはない。駆除あるのみだ。
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