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人を動かす パート2(20)  D.カーネギー 人に好かれる6原則 6.重要感を与える−誠意を込めて(1)
http://www.asyura2.com/10/yoi1/msg/246.html
投稿者 たけしくん 日時 2015 年 2 月 19 日 20:21:24: IjE7a7tISZsr6
 

(回答先: 人を動かす パート2(21) 人に好かれる6原則 D.カーネギー 投稿者 たけしくん 日時 2015 年 2 月 18 日 19:36:56)

http://smartmoney008.blog24.fc2.com/blog-entry-1051.html

人に好かれる6原則


6.重要感を与える−誠意を込めて(1)


(1)

賞讃の哲学は、日常に応用して大いに魔術的効果をおさめることができる。

ていねいな思いやりのあることばづかいは、単調な日常生活の歯車にさす潤滑油の働きをし、同時に、育ちのよさを証明する。


ホールーケインはベストセラーになった小説を書いた有名な作家だが、もともと鍛冶屋のむすこだった。

彼の残した資産は、二百五十万ドルに上ったといわれているが、もし有名な詩人に対する讃美の論文を書かなかったとしたら、彼はまずしい無名の生涯を送ったかも知れない。

心からの賞讃には、このようなはかり知れない威力がある。

人間は、自分を重要な存在だと考えている。

人間は、ほとんど例外なく、そう思っている。

世界中どこの国の人間でも、そう思っているのだ。

自分は重要な存在なのだと思うように仕むけてくれる人がだれかいたら、おそらく大勢の人の人生が変るのではないかと思われる。

(2)

講師のローランドは美術工芸も教えているが、工芸の初級の生徒クリスの話をつぎのように伝えている。

クリスはもの静かで、内気な、自信のない、したがって目だたない男の子だった。

上級クラスに進むことは、生徒にとっては大きな誇りであった。

彼の心の奥に燃えさかる情熱の火を見る思いがして、わたしは、強い感動を覚えた。

「クリス、どうだね、上級クラスに入れてあげようか?」わたしのことばを聞いたクリスの顔は見ものだった。

十四歳の恥ずかしがり屋の感激にあふれた顔!うれし涙を懸命にこらえているようすだ。

「え!僕を?ローランド先生、ぼくにそんな力がありますか?」

「あるとも。君には十分それだけの実力があるよ」。

わたしの目にも涙があふれてきそうになったのだ。

わたしを見る眼はかがやき、声には自信が満ちていた。

「ありがとうございます。ローランド先生」。

人間は自分が重要な存在だと自覚したいのだという事実に対する教訓がそれである。

“あなたは重要な存在だ”と、この教訓を記した標示板を皆の目につくようにした。

また、わたし自身が、生徒はそれぞれ等しく重要な存在であることを常に忘れないように、教室の人口にかかげた。

人はだれでも他人より何らかの点ですぐれていると思っている。


だから、相手の心を確実に手に入れる方法は、相手が相手なりの世界で重要な人物であることを率直に認め、そのことをうまく相手に悟らせることだ。

エマーソンが、どんな人でも自分より何らかの点ですぐれており、学ぶべきところをそなえているといったことを思い出していただきたい。


(3)

R氏は、年老いた叔母に賞賛の原則をためしてみようと思った。

彼は、心から感心することができるものを見つけようと家のなかを見まわした。

「この家は1890年ごろに建てたのでしょうね」

「わたしの生まれた家も、ちょうどこういう家でした。りっぱな建物ですね。なかなかよくできています。広々として。……このごろでは、こういう家を建てなくなりましたね」。

それを聞くと、叔母は、わが意を得て、うれしそうに合づちを打った。

「この家は、わたしにとっては夢の家です。この家には愛がこもっています。

この家が建ったとき、主人とわたしとの長いあいだの夢が実現されたのです」


それから彼女は、R氏を案内して家のなかを見せた。

彼女が旅行の記念に求めてたいせつにしている美しい収集品を見たR氏は、心から讃嘆の声をあげた。

叔母が静かにいった。

「主人がなくなるちょっと前に、この車を買ったのですが、わたしは、この車に乗ったことかありません。……あなたは物の良さがわかる方です。わたしは、この車をあなたに差しあげようと思います」。

「叔母さん、それは困ります。もちろん、お気持はおりがたいと思いますが、この車をいただくわけにはいきません。

わたしはあなたと血のつながりがあるわけではありませんし、自動車なら、わたしも最近買ったばかりです。

このパッカードをほしかっている近親の方は大勢おいででしょう」。


R氏が辞退すると、叔母は叫んだ。


「近親!たしかにいますよ。

この車がほしくて、わたしの死ぬのを待っているような近親がね。だけど、そんな人たちにこの車はあげませんよ」。

「それなら、中古自動車の店へお売りになればいいでしょう」。

「売る!わたしがこの車を売るとお思いですか?

どこのだれともわからない人に乗りまわされて、わたしががまんできるとお考えですか?

この車は主人がわたしのために買ってくれた車ですよ。

売るなんてことは、夢にも思いません。あなたに差しあげたいのです。

あなたは美しいものの値うちがおわかりになる方です」。

広い屋敷にただひとりで、思い出をたよりに生きてきたこの老婦人は、わずかな賞讃のことばにも飢えていたのだ。

彼女にも、がっては若くて美しく、人にさわがれた時代があった。

愛の家を建て、ヨーロッパの各地から買い集めてきた品で部屋を飾ったこともあった。

ところが、今や老いの孤独をかこつ身となり、ちょっとした思いやりや賞讃がよほど身にしみるのだろう。

しかも、それをだれも与えようとしないのだ。

だから彼女は、R氏の理解ある態度に接すると、砂漠のなかで泉を見つけたように喜び、パッカードをプレゼントしなければ気がすまなかったのだ。

D.カーネギー

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コメント
 
01. たけしくん 2015年2月19日 20:24:40 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0
人に好かれる6原則


6.重要感を与える−誠意を込めて


ニューヨークの八番街にある郵便局で、

わたしは書留郵便を出すために行列をつくって順番を待っていた。

書留係の局員は、くる口もくる日も、きまりきった仕事にあきあきしているようすだった。

そこで、わたしは考えた――、


「ひとつ、この男がわたしに好意を持つようにやってみよう。

そのためには、わたしのことではなく、彼のことで、何かやさしいことをいわねばならない。

彼についてわたしがほんとうに感心できるものは、いったい、何だろう?」


これはなかなかむずかしい問題で、ことに相手が初対面の人では、なおさら容易でない。

だが、この場合には、偶然それがうまく解決できた。

実にみごとなものを、見つけ出せたのである。

わたしは、心をこめて、こういった――

「美しいですねえ、あなたの髪の毛−うらやましいです!」

おどろきをまじえてわたしを見あげた彼の顔には、微笑がかがやいていた。

「いやあ、近ごろはすっかりだめになりました」。彼は謙遜してそういった。

以前はどうだったか知らないが、とにかくみごとだと、わたしは心から感心していった。

彼の喜びようはたいへんなものだった。


彼はうきうきとした気持で、昼食に出かけたことだろう。家に帰って細君にも話しただろう。


鏡に向かって「やっぱり、すばらしい!」とひとりごとをいったにちがいない。

わたしが何かを期待してはない。

他人を喜ばせたり、ほめたりしたからには、何か報酬をもらわねば気がすまぬというようなけちな考えを待った連中は、当然、失敗するだろう。


わたしの望んでいたのは、金では買えないものだ。

そして、たしかにそれを手に入れた。

彼のためにつくしてやり、しかも彼には何の負担もかけなかったというすがすがしい気持が、それだ。

こういう気持は、いつまでも楽しい思い出となって残るものなのである。


人間の行為に関して、重要な法則がひとつある。

この法則にしたがえば、たいていの紛争は避けられる。

これを守りさえすれば、友はかどりなくふえ、常に幸福が味わえる。

だが、この法則を破ったとなると、たちまち、はてしない紛争に巻きこまれる。


この法則とは‐‐−

「常に相手に重要感を持たせること」。


重要な人物になりたいという願望は人問のもっとも根強い欲求だ。

人間性の根元をなすものは、他人に認められたいという願望だ。


この願望が人間と動物とを区別するものだ。


人類の文明も、人問のこの願望によって進展してきたのである。

人間関係の法則について、哲学者は数千年にわたって思索をつづけてきた。

その思索のなかから、ただひとつの重要な教訓が生まれてきたのである。


三千年前のペルシアで、ゾロアスターはこの教訓を拝火教徒に伝えた。

二千四百年前の中国では、孔子がそれを説いた。

道教の開祖、老子もそれを弟子たちに教えた。

キリストより五百年早く、釈迦は聖なる川ガンジスのほとりで、これを説いた。

それよりも千年前に、ヒンズー教の聖典に、これが説かれている。

キリストは千九百年前にユダヤの岩山で、この教えを説いた。


キリストはそれをつぎのようなことばで説いた

(世のなかでもっとも重要な法則といえよう)−−

「すべて人にせられんと思うことは人にもまたそのごとくせよ」。

人間は、だれでも周囲のものに認めてもらいたいと願っている。


自分の真価を認めてほしいのだ。

心からの賞讃には飢えているのだ。


それを、「いつでも」、「どこでも」やってみることだ。


D.カーネギー

人を動かすより


02. たけしくん 2015年2月19日 20:26:02 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0
人に好かれる6原則


5.相手の関心を見抜いて話題にする


(1)

ルーズヴェルトをたずねたものは、だれでも彼の博学ぶりにおどろかされた。

ルーズヴェルトは、相手がカウボーイであろうと、政治屋、外交官、その他だれであろうと、その人に適した話題を豊富に持ちあわせていた。

どうしてそういう芸当ができたか?種をあかせば簡単だ。

彼は、だれかたずねてくる人があるとわかれば、その人のとくに好きそうな問題について、前の晩におそくまでかかって研究しておいたのである。


彼も、他の指導者たちと同じように、人の心をとらえる近道は、相手がもっとも深い関心を持っている問題を話題にすることだと知っていたのだ。

(2)

ある社長に会いに出かける直前に、わたしは良い話を聞きました。

その社長は、百万ドルの小切手を振り出し、支払いずみになったその小切手を順に入れて飾ってあるというのです。

社長室にはいると、まずわたしはその小切手を見せてくれとたのみました。

百万ドルの小切手!そういう多額の小切手を実際に見た話を、スカウトの子供たちに聞かせてやりたいのだと、わたしはいいました。


社長は喜んでその小切手を見せてくれました。

チャリフ氏は、話のはじめにボーイースカウトやヨーロッパの大会、あるいは彼の希望などについては、いっさい触れていない。

相手が関心を持っていることについて話している。

そのうちに、相手の社長は‥「ところで、あなたのご用件は、何でしたか」とたずねました。

そこで、わたしは用件を切り出しました。

おどろいたことに、社長はわたしのたのみをさっそく引き受けてくれたばかりでなく、こちらが予期しなかったことまで申し出てくれました。

それにしても、もしわたしが彼の関心が何にあるか知らず、最初に彼の興味を呼び起さなかったとしたら、とても、あんなにたやすくは近づきになれなかったことでしょう」。

(3)

デュヴァノイ氏は以前からニューヨークのあるホテルに自社のパンを売りこもうとやっきになっていた。

四年間、毎週、支配人のもとに足をはこびつづけた。

そのホテルの客となって宿泊もしてみたが、それもだめだった。

そこで彼は、人間関係の研究をした。

そして、戦術を立てなおした。

この彼が何に関心を持っているか、どういうことに熱を入れているかを調べはじめたのです。


その結果、彼はアメリカホテル協会の会員であることがわかりました。

それもただ会員であるばかりでなく、熱心さを買われて、その協会の会長になり、国際ホテル協会の会長も兼ねていました。


そこで、つぎの日彼に会って、協会の話を持ち出しました。

反応はすばらしいものでした。

彼は目をかがやかせて三十分ばかり協会のことを話していました。

協会を育てることは、彼にとって無上の楽しみであり、情熱のみなもとになっているらしいのです。

彼と話しているあいだ、パンのことはおくびにも出しませんでした。

ところが数日後、ホテルの用度係から電話があって、パンの見本と値段表を持ってくるようにとのことです。

ホテルに着くと、用度係がっあなたがどんな手を使つたのか知らないが、うちのおやじは、ばかにあなたが気に人つたらしいですよ」とわたしに話しかけました。

考えてもみてください。彼と取引きしたいばかりに、四年間も追いまわしていたのです。

もし、彼が何に関心を持っているか、どんな話題を喜ぶか、それを見つけだす手数をはぶいていたとしたら、わたしはいまだに彼を追いまわしていたことでしょう」。

(4)

ハリマンは兵役をおえたあと、メリーランド州の風光明媚な地方を選んで住むことにした。

だが、そのあたりには、当時ほとんど働き口がなかった。

会社は数社あるが、いずれもR・J・ファンクハウザーという変りものが実権をにぎっていた。

この男がまずしい生まれから巨万の富を築くに至った経歴に、ハリマンは興味を待った。

ところが、ファンクハウザーは、求職者を寄せつけないことで有名だった。


「わたしは人に会っていろいろと聞き出したところ、この人物は、権力と金が最大の関心事だとわかった。」

彼は求職者を遠ざけるために、忠実でがんこな女秘書をおいていた。

そこでまず、この女秘書がどんなことに関心を持ち、何を目標に暮らしているのか調べあげてから、はじめて彼女の事務所を前ぶれなしに訪問した。

この秘書に、わたしはっファンクハウザー氏にとって経済的および政治的に有利な提案があります」と切り出した。

案の定、彼女はひざをのり出してきた。

さらに、わたしは、彼女の協力とファンクハウザー氏の成功との関係についても、いろいろと話した。

このあと、彼女はわたしのためにファンクハウザーと面談する手はずをととのえてくれた。

こうしてファンクハウザーの豪勢な事務室に案内されることになったが、まちがっても仕事がほしいなどとはいうまいと心に決めていた。

相手の関心を見ぬき、それを話題にするやり方は、結局、双方の利益になる。


相手しだいで成果もちがうが、概していえば、どんな相手と話をしてもそのたびに自分自身の人生がひろがる、それが何よりの成果だ。


まとめ


(1)→訪問する人が興味のありそうなことを事前に研究する。

(2)→出会う前にその人についての話を聞いておいた。

(3)→相手の興味のあることを調べた。

(4)→人から相手の関心事、目標などを調べた。


・相手の関心ごとだけを話して、自分の話は後回しにする。


D.カーネギー

人を動かすより


03. たけしくん 2015年2月19日 20:28:42 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0
人に好かれる6原則


4.聞き手にまわる(2)


客の話の腰を折り、客のことばにさからって怒らせ、客を追い出すにひとしいことをする店員もいる。

エスポシト夫人は、子供が話をしかけてきたときは、かならず話をよく聞いてやることにしていた。

夫人は息子のロバートと台所で話をしていたが、ロバートがこんなことをいった。

「ぽく、わかってるよ、お母さんが僕をとても愛してくれてるってこと」。

エスポシト夫人は、これを聞いて胸が熱くなった。

「もちろん、とっても愛しているわよ。そうじやないとでも思ったことかあるの?」

「ううん、お母さんがぼくを愛してくれてることはよくわかってる。

だって、ぽくが何かお話ししようとすると、お母さんはきっと自分の仕事をやめてぽくの話を聞いてくれるんだもの」。

なかにはそうとう悪質なのもいるが、そういう悪質な連中でも、しんぼう強くしかも身を入れて話を聞いてくれる人、いくらいきり立ってコブラのように毒づいても、じっと終りまで耳をかたむけてくれる人に対しては、たいていおとなしくなるものである。

相手のいいぶんを終始相手の身になって聞いてやったところ、彼は、わたしのことを、まるで親友のようにあつかいはじめました。

彼とは四回会いましたが、彼をたずねた目的については、ひとこともふれませんでした。

しかし、四回目には、目的は完全に達せられていました。

とどこおっていた電話料も全部払ってくれましたし、委員会への提訴も、取りさげてくれました。

このやっかいな男は、苛酷な搾取から公民権を防衛する戦士をもって自任していたにちがいない。

だが、本当は、自己の重要感を欲していたのである。

自己の重要感を得るために、彼は、苦情を申し立てた。

局員によって重要感が満たされると、彼の妄想がっくりあげた不平は、たちまちにして消えうせたのである。

わたしは、彼のいいぶんをじっと我慢して聞いた。

途中、何度かいいかえそうと思ったが、それは得策でないと思いなおし、いいたいことを残らずいわせた。

いうだけいってしまうと、彼は、興奮もさめ、こちらの話もわかってくれた。

まずしいオランダ移民の男の子のはなし。

家がまずしく、毎日かごを持って町の通りで石炭車の落して行った石炭のかけらをひろい集めていた。

少年の名はエドワードーボックといい、学校へは六年足らずしか通わなかったが、後年、アメリカでも屈指の雑誌編集者になった。

彼の成功の秘訣は、要するに本章に述べた原理を応用したのである。

十三歳のとき、彼は学校をやめてウェスターンーユニオン電報会社の給仕にやとわれた。

彼は向学心に燃えていたので独学をはじめた。

昼食を抜いてためた金で、『アメリカ伝記全集』を買うと、それを使って前代未聞のことをやった。

その有名人の伝記を読み、本人にあてて手紙を書き、少年時代の話を聞かせてほしいとたのんだのだ。

彼は良き聞き手であった。

有名人に、進んで自己を語らせたのである。

当時、大統領選挙に立候補中のガーフィールド将軍に手紙を出して、少年時代に運河で舟を引いていたというのはほんとうの話かと問いあわせた。

ガーフィールドからは返事が届いた。

グラント将軍は地図を書いて説明した返事をよこし、この十四歳の少年を夕食に招待して、いろいろと話を聞かせた。

彼は、これらの有名人と文通しただけではなく、休暇になると、その人たちを訪問してあたたかい歓迎を受けた。

この経験によって得た自信は、彼にとって貴重なものだった。

これらの有名人は、この少年の夢と希望を大きくふくらませ、ついには、彼の生涯を一変させてしまった。

重ねていうが、これは、ほかでもない、本章に述べてある原理を応用したにすぎなかったのである。


好ましい第一印象を与えることに失敗するのは、注意深く相手のいうことを聞かないからだ。

自分のいおうとすることばかり考えていて、耳のほうが留守になっている人が多い。

お偉方は、とかく、話し上手よりも聞き上手な人を好くものだ。


「世間には、自分の話を聞いてもらいたいばかりに、医者を呼ぶ患者が大勢いる」。


リンカーンには、ただ、心の重荷をおろさせてくれる人、親身になって聞いてくれる人がほしかった。


心に悩みがあるときは、だれでもそうだ。

腹を立てている客、不平を抱いている雇い人、傷心の友など、みな良き聞き手をほしがっているのである。


人にきらわれたり、かげで笑われたり、軽蔑されたりしたかったら、つぎの条項を守るに限る。

一、相手の話を、決して長くは聞かない。

一、終始自分のことだけをしゃべる。

一、相手が話しているあいだに、何か意見があれば、すぐに相手の話をさえぎる。

一、相手の話の途中で遠慮なく口をはさむ。


世間には、この条項を厳守している人が実在するのを読者は知っているはずだ。

有名人のうちにも、そういう人がいるのだからおどろく。

そういう人間は、まったく退屈でやりきれない相手だ。

自我に陶酔し、自分だけが偉いと思いこんでいる連中だ。

自分のことばかり話す人間は、自分のことだけしか考えない。

自分のことだけしか考えない人間は、教養のない人問である。

たとえ、どれほど教育を受けても、教養が身につかない人間である。


話し上手になりたければ、聞き上手になることだ。

興味を持たせるためには、まず、こちらが興味を持たねばならない。

相手が喜んで答えるような質問をすることだ。

相手自身のことや、得意にしていることを話させるように仕むけるのだ。


あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の百倍もの興味を、自分自身のことに対して持っているのである。

中国で百万人の餓死する大飢饉が起っても、当人にとっては、自分の歯痛のほうがはるかに重大な事件なのだ。

首にできたおできのほうが、アフリカで地震が四十回起ったよりも大きな関心事なのである。

人と話をするときには、このことをよく考えていただきたい。


D.カーネギー

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04. たけしくん 2015年2月19日 20:34:11 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0
人に好かれる6原則


4.聞き手にまわる


彼女は、たっぷり四十五分間、アフリカの話を聞かせてくれた。

わたしの旅行談を聞かせてくれとは、二度といわなかった。

彼女が望んでいたのは、自分の話に耳をかたむけてくれ、自我を満足させてくれる熱心な聞き手だったのである。

彼女は変りものなのだろうか?いや、そうではない。

ごくふつうなのである。


あるパーティイでわたしは、非礼をもかえりみず、ほかの客たちを無視して、何時間もその植物学者と話したのである。

夜もふけてきたので、わたしはみんなに別れを告げた。

そのとき、植物学者はその家の主人に向かって、わたしのことをさんざんほめちぎり、しまいには、わたしは世にもめずらしい話し手だということになってしまった。

話し上手とは、おどろいた。

あのとき、わたしは、ほとんど何もしゃべらなかったのである。

しゃべるかわりに、聞くことだけは、たしかに一心になって聞いた。

心からおもしろいと思って聞いていた。それが、相手にわかったのだ。

したがって、相手はうれしくなったのである。

こういう聞き方は、わたしたちがだれにでも与えることのできる最高の讃辞なのである。

どんなほめことばにもまどわされない人間でも、自分の話に心をうばわれた聞き手にはまどわされる。

商談にはとくに秘訣などというものはない――ただ、相手の話に耳をかたむけることがたいせつだ。

どんなお世辞にも、これはどの効果はない。

エリオット博士は、人の話を聞くとき、ただ耳をかたむけるのではなくて、しきりに活動する。

まっすぐ背筋をのばし、腰をかけたひざの上で両手を組み合わせ、両手の親指を、ときには速く、ときにはゆっくりと、糸を繰るようにまわしながら、話し手に注目していたが、相手の話は心で受けとめ、そのひとことひとことを玩味しながら耳をかたむけていたのである。

だから、話し手は、すべていいつくした満足感を最後には味わった。


D.カーネギー

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05. たけしくん 2015年2月19日 20:35:09 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0
人に好かれる6原則


2.人の名前を覚える

ジム少年には、学校に通うひまがなかった。しかし、この少年は、アイルランド人独特の快活さを持っていて皆に好かれ、やがて政界に進出した。

彼は、人の名前を覚える不思議な能力を発揮しはじめた。


「あなたは、一万人の名前を覚えておられると聞いていますが……」。わたしが答えると、彼はそれを訂正した。「いや、五万人です」。


人間は他人の名前などいっこうに気にとめないが、自分の名前になると大いに関心を持つものだということを、ジムは早くから知っていた。

自分の名前を覚えていて、それを呼んでくれるということは、まことに気分のいいもので、つまらぬお世辞よりもよほど効果がある。

逆に、相手の名を忘れたり、まちがえて書いたりすると、やっかいなことが起る。

人の名前は、なかなか覚えにくいものだ。

たいていの人は、覚える努力もしないでそのまま忘れるか、ニックネームで間にあわせたりする。


彼に会う日は、出かける前に名前をくりかえしとなえて練習した。

「こんにちは、ニコデムス・パパドゥーロスさん」とフル・ネームであいさつしたときの彼のおどろきようといったらなかった。

アンドルー・カーネギーの成功の秘訣は何か?

カーネギーは鉄鋼王と呼ばれているが、本人は製鋼のことなどほとんど知らなかった。

鉄鋼王よりもはるかによく鉄鋼のことを知っている数百名の人を使っていたのだ。

しかし、彼は人のあつかい方を知っていた。それが、彼を富豪にしたのである。

彼は、子供のころから、人を組織し、統率する才能を示していた。


十歳のときには、すでに人間というものは自己の名前になみなみならぬ関心を持つことを発見しており、この発見を利用して他人の協力をえた。


スコットランドにいた少年時代の話だが、ある日、彼は、ウサギをつかまえた。

ところが、そのウサギは腹に子を持っていて、まもなくたくさんの子ウサギが小屋にいっぱいになった。

すると、えさが足りない。

だが、彼にはすばらしい考えがあった。

近所の子供たちに、ウサギのえさになる草をたくさん取ってきたら、その子の名を、子ウサギにつけるといったのである。

この計画はみごとに当った。

カーネギーはそのときのことを決して忘れなかった。

後年、この心理を事業に応用して、彼は巨万の富をなしたのだ。

友だちや取引き関係者の名を尊重するのが、カーネギーの成功の秘訣のひとつだった。

カーネギーは自分のもとで働いている多数の労働者たちの名前を覚えていることを誇りにしていた。

つめたい会社をあたたかくするには、ひとつの方法がある。人の名前を覚えることだ。


スチュワーデスのキャレンは、乗客の名前をすばやく覚え、その名で乗客に呼びかけることにしていた。

その結果、おびただしい讃辞が直接本人あて、また、航空会社あてに寄せられた。

人間は自分の名に非常な誇りを持っているもので、何とかそれを後世に残そうとする。

王侯貴族のあいだでは、芸術家、音楽家、作家たちを援助して、その作品を自分に“ささげ”させるならわしがあった。

図書館や博物館の豪華なコレクションのうちには、自分の名前を世間から忘れられたくない人たちの寄贈によるものが多い。


大学のキャンパスには、個人の名をつけた建物がよくあるが、この人たちは自分の名前を記録してもらうために多額の寄付をした場合が多い。

たいていの人は、他人の名前をあまりよく覚えないものだ。

いそがしくて、覚えるひまがないというのが、その理由である。

フランクリン・ルーズヴェルトは、人に好かれるいちばん簡単で、しかもいちばんたいせつな方法は、相手の名前を覚え、相手に重要語を持たせることだということを知っていた。

それを知っている人が、世のなかに何人いるだろうか?


初対面の人に紹介され、二、三分間しゃべり、さて、さようならをするときになって、相手の名を思い出せない場合がよくあるものだ。


「有権者の名前を覚えること−それが、政治的手腕というものである。それを忘れることは、すなわち、忘れられることである」−これは、政治家の学ぶべき第一課である。


ナポレオン三世は、政務多忙にもかかわらず、紹介されたことのある人の名は全部覚えていると、公言していた。

彼の用いた方法。相手の名前がはっきり間きとれない場合には、「すみませんが、もう一度いってください」とたのむ。

もし、それがよほどかわった名前なら、「どう書きますか」とたずねる。

相手と話しているうちに、何回となく相手の名をくりかえし、相手の顔や表情、姿などといっしょに、頭のなかに入れてしまうように努める。

もし、相手が重要な人物なら、さらに苦心をかさねる。

自分ひとりになると、さっそくメモに相手の名を書き、それを見つめて精神を集申し、しっかり覚えこんでしまうと、そのメモを破り捨てる。

こうして日と耳と、両方を動員して覚えこむのである。

これは、なかなか時間のかかる方法だ。

エマーソンの言によると、「良い習慣は、わずかな犠牲を積みかさねることによってつくられる」ものなのである。


名前は、当人にとって、もっとも快い、もっともたいせつなひびきを持つことばであることを忘れない。

D.カーネギー

人を動かすより


06. たけしくん 2015年2月19日 20:37:54 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0
人に好かれる6原則


2.笑顔を忘れない


笑顔を見せる人は、見せない人よりも、経営、販売、教育などの面で効果をあげる。


子供たちを励ますほうが、罰を与えるよりも教育の方法としてすぐれているゆえんである。

あなたの場合は、わたしと話すのがいかにもうれしいといった感じでした。こちらの会社の一員になってもらいたいという気持が声によくあらわれていました。


仕事がおもしろくてたまらないくらいでなければ、めったに成功者にはなれないという。


まるでどんちゃん騒ぎでもしているようなぐあいに仕事を楽しみ、それによって成功した人間を何人か知っているが、そういう人間が真剣に仕事と取っ組みはじめると、もうだめだ。

だんだん仕事に興味を失い、ついには失敗してしまう。

笑顔など見せる気にならないときは、どうすればよいか。

まず第一は、むりにでも笑ってみることだ。

ひとりでいるときなら、口笛を吹いたり鼻うたをうたったりしてみる。

幸福でたまらないようにふるまうのである。

すると、ほんとうに幸福な気持になるから不思議だ。


動作は感情にしたがって起るように見えるが、実際は、動作と感情は並行するものなのである。

動作のほうは意志によって直接に統制することができるが、感情はそうはできない。

ところが、感情は、動作を調整することによって、間接に調整することができる。

したがって、快活さを失った場合、それを取りもどす最善の方法は、いかにも快活そうにふるまい、快活そうにしやべることだ。


世のなかの人はみな幸福を求めているが、その幸福をかならず見つける方法がひとつある。

それは、自分の気の持ち方をくふうすることだ。

幸福は外的な条件によって得られるものではなく、自分の気の持ち方ひとつで、どうにでもなる。


幸不幸は、財産、地位、職業などで決まるものではない。

何を幸福と考え、また不幸と考えるか−その考え方が、幸不幸の分かれ目なのである。

たとえば、同じ場所で同じ仕事をしている人がいるとする。

ふたりは、だいたい同じ財産と地位を持っているにもかかわらず、一方は不幸で他方は幸福だということがよくある。なぜか?気の持ち方がちがうからだ。


物ごとには、本来、善悪はない。ただわれわれの考え方いかんで善と悪とが分かれる。

およそ人は、幸福になろうとする決心の強さに応じて幸福になれるものだ。

友人には笑顔をもって接し、握手には心をこめる。

誤解される心配などはせず、敵のことに心をわずらわさない。

やりたいことをしっかりと心のなかで決める。

そして、まっしぐらに目標に向かって突進する。

大きなすばらしいことをやりとげたいと考え、それをたえず念頭におく。

すると、月日のたつにしたがって、いつのまにか、念願を達成するのに必要な機会が自分の手のなかににぎられていることに気がつくだろう。

心の働きは至妙なものである。

正しい精神状態、すなわち勇気、率直、明朗さをつねに持ちつづけること。

正しい精神状態はすぐれた創造力をそなえている。

すべての物ごとは願望から生まれ、心からの願いはすべてかなえられる。

人間は、心がけたとおりになるものである。

「笑顔を見せない人間は、商人にはなれない」。

笑顔は、買うことも、強要することも、借りることも、盗むこともできない。無償で与えてはじめて値打ちが出る。


D.カーネギー

人を動かすより


07. たけしくん 2015年2月19日 20:39:25 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0
人に好かれる6原則


1.誠実な関心を寄せる(2)


自分の商品に関心を持たせようとする方法では10年かかってもやれないことを、彼の関心のある問題にこちらが誠実な関心を寄せることによって、わずか2時間でやってのけることが出来た。


われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる。

他人に示す関心は、人間関係のほかの原則と同様に、かならず心のそこからのものでなければならない。

関心を示す人の利益になるだけでなく、関心を示された相手にも利益を生まなければならない。

一方通行でなく、双方の利益にならなければならない。

D.カーネギー

人を動かすより


人に好かれる6原則


1.誠実な関心を寄せる(1)


犬のティピーは心理学の本を読んだことがなく、また必要も無かった。

相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せるほうがはるかに多くの知己が得られるということを、ティピーは、不思議な本能から知っていた。


友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。


人間は、他人のことには関心を示さない。

ひたすら自分のことに関心をもっているのだ − 朝も、昼も、夜も。


他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まなければならない。また他人に対しても大きな迷惑をかける。

人間のあらゆる失敗はそういう人たちの間から生まれる。


他人のことに深い関心をもつことこそセールスマンである。

人間はだれでもみな、自分をほめてくれるものを好くものだ。


友を作りたいのであれば、まず人のために尽くすことだ。


人のために自分の時間と労力をささげ、思慮のある没我的な努力を行うことだ。


D.カーネギー

人を動かすより



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