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ワシントン(CNN) 米政府高官は13日までに、米中央情報局(CIA)がパキスタン北西部の部族地域で続行するイスラム過激派に対する無人武装偵察機の攻撃でこれまで民間人385人が死亡、約半分は子供とする英国の非営利団体の報告書を否定、数字には間違いがあるなどと反論した。
報告書は、2010年にロンドンで創設され、英国やパキスタンの記者らが加わる調査報道団体が今週作成したもので、12日には無人機攻撃に関する最も正確な記録と主張する声明を出した。報告書作成で頼った情報源はすべて信頼出来て公明正大であるとし、CIAはこの記録をおとしめようとしていると批判した。情報源は、メディア報道、研究者や弁護士の証言、漏えいした米諜報(ちょうほう)や外交文書などとしている。
報告書によると、2004年以降、無人機による秘密攻撃で少なくとも2292人が死亡。この中には子供160人を加えた少なくとも民間人385人が含まれるとの信頼すべき情報があるとした。
同年以降に起きたとする無人機攻撃は291回で、1100人以上が負傷。回数のうち少なくとも236回はオバマ氏が2008年の大統領選で当選を決めた後に実施され、大統領就任後の死者は少なくとも1842人としている。CNNのイスラマバード支局の独自集計によると、無人機攻撃は08年以降、少なくとも238回で、この内訳は08年が少なくとも30回、翌年が52回、10年が111回、今年これまでが45回となっている。
パキスタンでの無人機攻撃問題を調べる米シンクタンク「ニュー・アメリカ・ファンデーション」は信頼出来るメディア報道に依拠しながら、04年以降の非戦闘員の死亡者を239人から471人の間と推測していた。ただ、遠隔操作式での爆弾による犠牲者数は1600人から2500人余と推計していた。
一方、米政府高官はCNNに対し、調査報道団体の報告書の数字には欠陥があり、的外れと反論。2001年以降に実施した無人機攻撃で推定2000人の戦闘員を殺害し、民間人の犠牲者は50人と説明した。ただ、一部の期間では非戦闘員の犠牲者の数は確認出来ないとも述べた。米ホワイトハウスのブレナン大統領補佐官(テロ対策・国土安全保障担当)も今年6月、類似の数字を明らかにしていた。
パキスタン国内では無人機攻撃が民間人の死傷を伴うことから反発が強く、両国間の摩擦要因ともなっている。米政府は通常、無人機攻撃の詳細について明らかにしないのが基本方針だが、非公式の背景説明などでは攻撃の正当性を主張している。
http://www.cnn.co.jp/world/30003676.html
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