http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/828.html
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【エルサレム花岡洋二】シリア情勢について沈黙を続けていた隣国イスラエルのネタニヤフ首相とペレス大統領は先月下旬、アラブ系メディアと相次いで会見し、シリアの反政府勢力を支持する発言をした。イスラエル首脳がアラブ系メディアと会見すること自体が極めて異例。
イスラエルはシリアでイスラム原理主義勢力が政権を握ったり、イスラエル敵視策を取るイランの影響力が強まることを恐れ、世俗主義のアサド政権の持続を「支持」してきた。しかし、強権政権が民主化運動で倒れる「アラブの春」への支持姿勢をアラブ民衆に示すことが、自国の安全保障に有利だと判断し、方向転換した。
ネタニヤフ首相は先月21日、衛星テレビのアルアラビーヤと単独会見。「シリアの若者にはより良い未来が約束されるべきだ」と述べた。さらにペレス大統領が26日、複数のアラブ系報道機関との会見に応じ、アサド大統領退陣を要求した。
イスラエル政府首脳は、シリアのほかエジプトなど中東の民主化運動について目立った発言は控えてきた。しかし、イスラエルが強く反対する、9月のパレスチナ独立国家承認の国連決議採択が現実味を帯びる中、中東での民主化運動に対する「抵抗勢力」とみられ、イスラエルに怒りの矛先が向くことも強く恐れるようになっている。
http://mainichi.jp/select/world/news/20110803k0000m030134000c.html
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イスラエルにとっては、ハマスやヒズボラなどのパレスチナ武装勢力を支援するアサド政権が倒れた方が好都合と考えたのかもしれない。しかし、アサドに変わる民主化勢力が政権をとったとしても、反イスラエルであることに変わりはないだろう。
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