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イスラエルで福祉政策改善を求め15万人デモ (ROCKWAY EXPRESS )…「中東民主化」がイスラエルにも飛び火。
http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/827.html
投稿者 新世紀人 日時 2011 年 8 月 02 日 09:50:01: uj2zhYZWUUp16
 

http://rockway.blog.shinobi.jp/

イスラエルで福祉政策改善を求め15万人デモ

テルアビブでのデモ風景

◆8月1日

 「アラブの春」が吹き荒れている中東で、唯一の「民主主義国家」だと自慢しているイスラエルでも、15万人のデモ騒ぎが起きた。政府の福祉政策改善を求め、ネタニヤフ首相の退陣を求めた、という。

 これは興味深い現象である。「民主化運動」としてのアラブの春が、民主主義国家であると言われているイスラエルに影響を与えたと考えられるからだ。

 実はイスラエルは「擬似民主国家」ではあっても、その民主化はまだまだ問題が多いから、、この「アラブの春」の「民主化運動」に触発されて、俺達も、と感じた者たちが出てきてもおかしくない。

 イスラエルには、階級制度とまでは言わないが、クラス、つまり階級がやはり存在する。一番上に君臨するのが、アシュケナジーと言われる、元カザール(ハザール)帝国の末裔達を中心とする、肌の色の白いチュルク語系民族だった者たちの子孫であるユダヤ人だ。彼らはイスラエル、つまりアブラハムの息子のヤコブの12子息(これがイスラエル)の子孫ではない。つまり血統的には本当のユダヤ人ではない者たちだ。

 このカザール帝国は9〜10世紀頃にカスピ海沿岸に栄えたが、ある時集団でユダヤ教に改宗し、その後ロシアなど外的に打ち負かされて、ロシア領土内から東欧に拡散した人々だ。

 その次にアブラハムの孫の正真正銘のユダヤ人であるセファラディー、その次はアフリカなどからやってきたユダヤ人、次はクリスチャンのアラブ人、最後はイスラム教徒のアラブ人。しかしイスラエルのある学者は、このイスラム教徒のアラブ人とはパレスチナ人も含め、実はイスラム教に改宗したユダヤ人だという。彼らこそが、数千年にわたって父祖の地に留まっていたヤコブの子孫達だ、という。

 イスラエルで権力を握っているはこのアシュケナジー・ユダヤ人であり、セファラディーは淋しい境涯を経験してきている。要するに偽のユダヤ人が本物のユダヤ人を虐げてきたのだ。その他の少数派はもっと惨めな状況を強いられてきている。

 したがって、擬似民主主義国家であるイスラエルで、真の「民主化」の声が上がってもちっとも不思議でもなんでもないのだ。

 さらには、今、フランスなどではシリアの反体制派の人間たちを集めての集会などを、このアシュケナジー・ユダヤ人が支援して行われたりしているようだが、そのフランスでは少数民族(というより多くはアラブ系の移民した人々)が政府の福祉政策などに抗議して毎年暮れになると騒ぎを起こしてきた。そしてユダヤ人で自分も移民の息子であるサルコジ大統領が内務大臣時代から弾圧の先頭を担ってきた。ようするにフランスを舞台にここでもユダヤとアラブの戦いがあるのだ。

 したがって、フランスもまた擬似民主主義国家と言えよう。だから、同じイスラエルでアラブの春に触発された「民主化運動」が起きたように、あのフランスでさえも、やがてはその擬似民主主義を打破すべく、真の「民主主義運動」が起きないとも限らない。

 そもそもが、この「民主化」された欧米社会では格差問題が拡大し、その上現在の経済金融破綻問題である。その中で、一部のユダヤ人を含むわずかな者たちだけは極端にやけ太っている。したがって社会変革の波は、アラブの春の枠内に留まることなく、全世界に拡大していくだろう。欧米も例外ではない。まあ、見ていれば分かる事だ。彼らの天下が揺るぎだしている、ということ。


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●イスラエルで福祉政策改善を求め15万人デモ
http://www.haaretz.com/print-edition/news/150-000-protesters-take-to-streets-around-the-country-calling-for-reform-of-welfare-state-1.376144
【7月31日 Haaretz】

 冨の分配の改善とネタニヤフ首相の退陣を求めて15万人以上がイスラエルの12の都市でデモを行った。 

 テルアビブでは10万人ほどがハビマ広場からテルアビブ博物館までをデモ行進した。「イスラエル人がそれぞれの都市で多くの者と共通する自分達の問題を掲げて通りに出てくれたのは嬉しい」と、これを組織した一人であるヨナタン・レビは語った。

 エルサレムでは首都としてかつて無かった1万人以上がラリーに集まった。最近では最大となるこのラリーは、超保守派の参加しない、あるいは何らの組織や政党の支援を受けていないものだった。

 作家のデイビッド・グロスマンは以下のように語った:「人々は国家に誠実であるが、国家は人々に誠実ではない」

 ハイファでは、デモ隊は民族的な紐帯の壁を打破する動きを示した。1万2000人ほどの集まった群集に対してあるオーガナイザーの挨拶がそれを示していた:「今晩は、ユダヤとアラブの方々、今晩は、世俗の方々、正統派の方々、今晩は、若い方々、お年を召された方々」

 モディでは、デモ隊は600人を集めた。ラアナナでは350人、主に近隣のベイト・。バール大学からの学生たちだ。またベエルシェバでは3000人が集まった。

 北方ではナザレのスプリング広場に主にユダヤ人が40人ほどデモをした。キリャット・シュモナのデモでは、2000人ほどが集まり、時折交通を遮断した。

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2011/08/01 (Mon) 国際政治


(新世紀人コメント)
イスラエル国民は平和と安定を望み、ノルウェーのイスラエルシンパの若者は反対にヒステリックな無差別殺人テロに走る。
この二つはシオニズムとイスラエルの現状の両面(裏表)である。

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