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リビア反体制派が掌握する西部都市、倦怠と銃弾の日々  AFP
http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/796.html
投稿者 ダイナモ 日時 2011 年 7 月 19 日 18:38:46: mY9T/8MdR98ug
 

リビア東部アジュダビヤ(Ajdabiya)からブレガ(Brega)に向かうトラックに乗る反体制派の兵士たち(2011年7月17日撮影)。(c)AFP/GIANLUIGI GUERCIA


http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2814310/7517179



【7月19日 AFP】リビア反体制派が掌握する西部都市ジンタン(Zintan)では、戦闘以外のすべてが停止している。働く者は誰もおらず、店舗や学校は閉鎖され、現金もほとんど出回っていない。人びとは配給される物資で飢えをしのいでいる。

 ジンタンの男性たちにとってそれは戦闘と倦怠の日々で、女性たちにとっては料理とストレスの日々だ。

 ロケットランチャーや機関砲、それに多数の戦闘員たちを前線に運ぶ車両が見あたらないとき、ジンタンは、まるで7月の熱気がもたらした重たい眠気に覆われたように見える。

 リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐への反乱が始まった2月半ば以降、首都トリポリ(Tripoli)の南西40キロ、ナフサ(Nafusa)山脈にあるジンタンには、戦いと生存競争しかなかった。

 この5か月間、ジンタンで給与をもらった者は1人もいない。町の2つの銀行では、紙幣が手に入らない状態が4か月続いている。

 今週、銀行のうち1行が初めて営業を再開し、地元住民が殺到した。だが、引き出せる額は1人あたりわずか200リビア・ディナール(約1万2000円)だった。カリラ・アフメド(Khalila Ahmed)さん(65)は、カウンターにたどりつくまで3時間ほど並んだという。「家には金がない。革命以降、硬貨1つも持ってない。人からの施しで生活している」と、アフメドさんはAFPに語った。

 ここ数か月、ジンタンの多くの人はチュニジアから届く救援物資で生き延びてきた。物資は、国外からの資金をもとに地元の慈善団体が運んできている。配給券があれば数日分の十分な石油や水、パスタ、トマトを得ることができるが、肝心の物資がときおり届く程度で、商店の大半は閉鎖している。

「ここには何もない。毎日がギリギリの生活」と、研修医のハナ・アクラ(Hana Akra)さん(24)は語る。

■毎日が助け合い

 ジンタンは衝突が起きる前から貧しい町だったが、現在は東部ベンガジ(Benghazi)を拠点とする反体制派にすべてを依存している。アルワーダ(Al-Wahda)銀行が再開できたのは、ベンガジ側から送金された資金のおかげだった。さらに反体制派の国民評議会(Transitional National Council、TNC)が、西部に暮らす世帯に初めて資金援助をした。

「だがその額も少ない。われわれは寄付金やカダフィ大佐の凍結資産が提供されるのを待っている」と、地元議会職員のモハメド・マルル(Mohammed al-Malul)氏は述べる。

 その間、ジンタンでの合い言葉は「連帯」だ。学生のアファフ・ボウサ(Afaf Boussa)さん(20)は、「食べるものが何一つなくなったとき、近所の人たちが野菜をくれたんだ」と語る。

 裕福な住民はチュニジアまで買い出しに行くが、ガソリンも不足している。給油できるガソリンスタンドは町内に2か所。国境を越えて石油を運んでいる。一方、病院での治療も最低限のものになっている。医師は、「慢性疾患や腎感染、糖尿病、高血圧などの医薬品が不足している」と嘆く。

 だが不平を漏らす者はいない。町の周囲で待機しつづける退屈な時間が、ときおりの熱気あふれる戦闘で中断される――住民の半数は町を離れたが、残った人びとはこの奇妙な生活に適応せざるをえなかったのだ。

 学校にも行けず、女子学生たちはふさぎ込んでいる。「友達はみんなチュニジアに行ってしまった。退屈よ」と、ファティマさん(17)は不満を口にした。

 男たちが戦闘に向かう中、母や妻、姉や妹たちは生活のやりくりに苦心している。男たちが前線で戦闘を続ける間、女たちは、走り回ったり、革命歌を歌ったり、兵士ごっこをする子どもの世話もしなければならない。

 ハナ・アクラさんの悩みはつきない。「兄が出発するときはいつも、もう2度と戻ってこないんじゃないかと思う。それがものすごいストレスなの」

 一方、気だるそうな若い戦闘員たちは、次の戦いを待ちきれない様子だ。「戦闘がないときは弾薬を確認し、武器の手入れをする。あとは寝るだけ。少し退屈だよ」と、モハメド・ベルカセム(Mohammed Belqasem)さん(23)は、兵舎となった校舎で語る。兵舎内には、ぐったりした様子でテレビを眺めるベルカセムさんの同志たちの姿があった。(c)AFP/Deborah Pasmantier
 

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コメント
 
01. 海幸彦 2011年7月20日 09:37:00: jY0c1QUHK1KaM : 3mojW9e0OQ
そろそろ英米仏の地上作戦始りますね。

カダフィー大佐の軍は40万人前後です。

米国6戦線:
対アフガン
対イラク
対リビア
対パキスタン
対イエメン
対ソマリア

対シリアも始める様です。


02. 2011年7月20日 21:37:34: 1bI51T5To6
アメリカはお金がないのですが、戦争できますか?

03. 2011年7月21日 12:18:25: 3mojW9e0OQ
再び大統領権限でアメリカ国民からゴールドを巻き上げる動きとの情報。筆者は今年の秋ごろとみているようだ。

http://www.moneyteachers.org/gold+confiscation+act.htm

足りないでしょうね〜。

郵貯とか年金資金とか、かっぱらいたいでしょう。


04. 2011年7月23日 13:58:34: oiCc6oUzvs
リビアには豊富な石油埋蔵が確認されており、それを目的として西欧諸国は不正な戦争を仕掛けています。

それは丁度フセイン大統領は悪魔であり国民を虐待している、彼らを悪魔から解放し民主主義を実現してより良い国を作るために介入するのだといった議論をまた繰返しているのです。
世界の主要マスコミは何処まで嘘の報道を続けるのでしょうか。

リビアに正義を実現させる為としてこのまま不正な介入を続けても、イラクのような国土破壊、すさんだ人々の状態がもたらさられるだけです。

日本では福田康夫氏が突然政権を投げ出してしまって不思議がられていましたが、当時アメリカからアフガン戦争に自衛隊の派遣、戦争資金の拠出を要求されたため、それは出来ないとして要求を拒絶した為に圧力が掛かり、辞任のやむなきに至ったとの事です。

"福田康夫 アフガン派兵 反対 米国" にてサーチ
==>
http://blogs.yahoo.co.jp/satomikimuraoffice/26035271.html
福田元首相「あなたとは違うんです」の本当の意味!

菅首相はTPP参加、消費税増税等については既得権益層やアメリカの意向に反対はしていない為、まだ政権を担当させておく方が良いので暫くはそのまま居座り続ける事を許されているのかも知れませんね。

軍産複合体の問題点についてのアイゼンハウアー大統領の離任演説について改めて考える必要が有るのではないのでしょうか。
アメリカ政府は金欠病に陥りつつあり、このままでは軍関係予算も削減されてしまいます。
例によりのテロリスト攻撃を何処かで仕掛けさせ、それを契機に正義の為の戦争を始める必要が有りそうです。
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/Eisenhowers_Farewell_Address_to_the_Nation_January_17_1961.htm

世界の政治、軍事、経済状態等についての詳しい分析をされているサイトに次がありますので調べて下さい。

http://globalresearch.ca/index.php
http://globalresearch.ca/index.php?context=region®ionId=5
sub-Saharan Africa

http://globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=25630
Libya in Pictures: What the Mainstream Media Does Not Tell You
100万人とも言われる数多くのリビア国民が、西欧の侵略に反対する集会に参加しています。しかし西側メディアはこれらの集会、リビアの人々の考え等については全く報道しません。

http://tv.globalresearch.ca/2011/06/libya-rich-mans-war
Libya is a Rich Man's War!

"Libya site:globalresearch.ca" などとしてサーチし調べて下さい。


05. 2011年7月24日 19:55:36: 6kuobrWeYc
>>06
ダイナモさんも無関心のようです(笑)

06. 2011年7月27日 02:48:49: 1LkHlNvgkQ
基はといえば、
フランスが、イギリスの力を弱める
ために、アメリカ独立戦争に

植民地軍の肩をもって戦ったことです。

そして、アメリカは独立しました。

黒人は、ユダヤ人がアフリカから連れてきて

奴隷にしていたので、アメリカに住んでいるのです。

弱いということは滅ぼされるということです。

リビアもおそらくアフガニスタンのように

死の町になるでしょう。
国際連合は、公平ではないのです。
決して、五大国を裁くことはできません。


07. 海幸彦 2011年8月03日 18:52:16: jY0c1QUHK1KaM : vA4gTy2yFs
リビアで風向きが変わった。

アブデル・ファテ・ヨウネスの殺害がきっかけになった。リビア最大の部族・ワルファラが反政府勢力からカダフィー側になった。ワルファラの族長はシーク・アリでリビア各部族の長でもある。

実質・政府軍対アルカイダの形になっている。

カタール師団、戦車、ヘリコプター、NATOが一般非武装民を無差別殺害をしている。

http://rense.com/general94/benht.htm

リビアはアラブ国、イスラム国の中で最もモダン化された国です。女性の人権もしっかりあります。石油もあり、金も保有している。砂漠の緑化にも力をいれていて、北アフリカの食物倉庫にむかっていた。水源のインフラも整えていた。

アフリカを豊にしたくない悪魔がいるのでしょう。


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