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米国:ブッシュ前大統領など米高官 拷問容疑で捜査すべき  ヒューマン・ライツ・ウオッチ
http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/789.html
投稿者 ダイナモ 日時 2011 年 7 月 12 日 18:42:11: mY9T/8MdR98ug
 

http://www.hrw.org/ja/news/2011/07/12-0
 
 
(ワシントンDC)−「ブッシュ政権が拷問を行った事実を示す証拠が多数存在する。よって、バラク・オバマ大統領は、ジョージ・W・ブッシュ前大統領をはじめとする政府高官が承認した被拘禁者の虐待について、刑事捜査を命ずる義務がある」とヒューマン・ライツ・ウォッチは本日公表した報告書で述べた。拷問等禁止条約(米国他146ヶ国が批准)に基づき、締約国は被拘禁者への拷問などの虐待行為を捜査する義務を負っているが、オバマ政権はこの責務を果たしていない。

本報告書「罰せられない拷問:ブッシュ政権と被拘禁者虐待」(全107ページ)は、ブッシュ前大統領、ディック・チェイニー前副大統領、ドナルド・ラムズフェルド元国防長官、ジョージ・テネット元CIA長官をはじめとする政権高官が、いわゆる"水責め"、CIA秘密収容所の使用、拷問を加える国への被拘禁者の移送などを命じた被疑事実につき、刑事捜査を進めるための十分な情報を提供する報告書となっている。

ヒューマン・ライツ・ウォッチのエグゼクティブ・ディレクターであるケネス・ロスは「ブッシュ前大統領、チェイニー氏、ラムズフェルド氏、テネット氏が、拷問及び戦争犯罪を承認した容疑に対し、刑事捜査を行なうべき確固たる根拠がある」と指摘。「オバマ大統領は拷問に対し、犯罪として対処するというより、ブッシュ政権時代の残念な政策として取り扱ってきた。オバマ大統領は虐待的な尋問を止めると決定したものの、拷問の禁止を明確に法的に再確立しない限り、このオバマ大統領の決定も将来容易に覆される可能性がある。」

米国政府が信頼性の高い刑事捜査をしない場合、他国が国際法に従って、被拘禁者に対する犯罪に関与した米国政府高官を訴追するべきである、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。

「米国政府には、これらの犯罪を捜査する法的義務がある」と前出のロスは語る。「米国政府が捜査を行わない場合は、他の国々が行なうべきだ。」

2009年8月、エリック・ホルダー米国司法長官は、被拘禁者に対する人権侵害の捜査を行なうべく、ジョン・ダラム連邦検事補を指名。しかし、その捜査対象は「未承認」の措置に限定された。その結果、ブッシュ政権の法律顧問が承認した水責めなどの拷問行為は、たとえ国内法や国際法に違反していた場合でも、捜査対象から外されてしまう。

ダラム検事補は、イラクとアフガニスタンのCIA拘禁施設でおきたとされる2名の不審死をしっかり捜査する必要がある、とホルダー司法長官に提言。6月30日、ホルダー長官はこれを受け入れた。しかし、ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ダラム検事補の捜査対象は狭きに失し、虐待が組織的に行なわれていた実態を解明できないと指摘した。

前出のロスは「米国政府は世界各国で拷問を組織的に行なった。単なる、ルールを破った個人の行為の結果ではない」と述べる。「拷問は、米国政府高官が規範をねじ曲げて、ないがしろにすると意思決定したからこそ、行なわれたのである。」

ブッシュ政権の首脳陣4名につき、ヒューマン・ライツ・ウォッチは以下のように指摘。

・ブッシュ前大統領は、水責め尋問2件についてはこれを承認したと公に認めている。水責め尋問は、溺死などの模擬処刑の一形態で、米国では拷問の一種としてこれまで長いあいだ訴追対象とされてきた。また、ブッシュ前大統領は、CIAによる違法な秘密拘禁と国家間移送も承認。これらの措置下に置かれた被拘禁者は、外部との連絡を遮断されるとともに、エジプトやシリアなど、拷問される可能性の高い国々にしばしば移送された。

・チェイニー前副大統領は、被拘禁者アブ・ズベイダに対して2002年に行われた水責め尋問をはじめ、CIAの具体的活動を議論する重要な会議を統括。違法な拘禁・尋問の方針を確立した立役者といえる。

・ラムズフェルド元国防長官は、違法な尋問方法を承認し、モハメド・アル-カタニに対する尋問も詳細に把握していた。アル-カタニは、グアンタナモ収容所で6週間に及ぶ威圧的な尋問にさらされた。彼に対する長期間の威圧的尋問は、拷問のレベルに達したとみられる。

・テネット元CIA長官は、水責め、苦痛を伴う姿勢の強要、強烈な光線や大音量の強要、睡眠剥奪などの人権侵害を伴うCIAの尋問方法、および、CIAの国家間移送を承認するとともに監督した。

ブッシュ前大統領はメディアのインタビューにこたえて、司法省の法律顧問から合法だと助言されたという理由で、水責めの承認を正当化。ブッシュ前大統領は、そもそも、法律顧問との相談などなしに水責めを拷問と認識すべきであったが、それに限らず、チェイニー前副大統領などの政権高官が法律顧問の判断に影響を及ぼそうと画策した十分な情報も存在する、とヒューマン・ライツ・ウォッチは指摘する。

前出のエグゼクティブ・ディレクターのロスは「ブッシュ政権高官らは、自分の都合よく法律顧問の助言を変えた上でその助言を採用したにもかかわらず、あたかもその法的助言が独立して出されたかのように振舞って、自分の判断を法的助言のせいにしている。これを許してはならない」と語る。

被拘禁者の違法な取り扱いを正当化するために利用された司法省のメモランダムの作成準備についても、刑事捜査の対象とすべきである、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。

また、ヒューマン・ライツ・ウォッチは、拷問の被害者が、拷問等禁止条約の定める公正かつ適切な補償を受けられるべきである、とも指摘。ブッシュ政権もオバマ政権も、拷問被害を訴える民事訴訟の場で、国家機密や政府免責などの法原理を拡大解釈して裁判所が実質審理に入るのをストップしてきた。

ブッシュ政権による被拘禁者虐待政策と、その実施に関する行政権・CIA・軍・連邦議会の役割を検証するため、9/11委員会のような超党派の独立委員会を設置すべきである、とヒューマン・ライツ・ウォッチは提言。ブッシュ政権の行なった組織的人権侵害が二度と繰り返されないよう、そうした委員会が勧告を出すべきである。

2011年2月、ブッシュ前大統領は予定されていたスイス訪問を取りやめた。スイスでは、拷問被害を受けたとする個人が、ブッシュ前大統領を刑事告訴すると表明していたのである。スペインでも、拷問への関与が疑われる米国政府当局者に対する捜査が進行中である。ウィキリークスが公にした文書によって、米国政府が、オバマ政権下でもスペイン政府当局に捜査中止を求める圧力をかけ続けていた事実も明らかにされた。

米国政府は、世界各地で人権侵害のアカウンタビリティ(法の裁き)を求めて圧力をかける努力をしている。しかし、米国が拷問・虐待に関与した自国の政府高官への捜査を怠っている結果、その力が減殺されているとヒューマン・ライツ・ウォッチは述べる。

「ダルフールやリビア、スリランカなどで重大な国際犯罪が行われる時、米国政府が法の裁き(正義)を求めることは正しい。しかし、ダブルスタンダードはいけない。」と前出のロスは語る。「重大犯罪の容疑者を法の裁きにかけるため、世界的な取り組みが進んでいる。その中で、米国政府が自国高官を捜査・訴追から免れさせれば、他国が処罰を避けることがより容易になってしまうだろう。」

---------
イラクの侵略には国連決議という錦の御旗があったが、さすがに拷問の承認には何の正当性もない。
ブッシュは裁かれるべきである。
 

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コメント
 
01. 2011年7月13日 01:51:49: f2bDRcpoc2
>イラクの侵略には国連決議という錦の御旗があったが、さすがに拷問の承認には何の正当性もない。
ブッシュは裁かれるべきである。


?イラク戦争自体、国連決議を経ていないはずでしょう。確かに根拠(大量破壊兵器の破棄の不徹底と秘匿疑惑)はある、だが根拠自体非常に疑わしくイラクに大量破壊兵器はないということは査察官のスコット・リッターが再三報告していたことからもアメリカ(勿論、報告は無視され続けた)は知らないはずはなかった。
最後通告後についても重大な帰結(国連決議1441)の文言を武力制裁(攻撃)だと言い張る米英とそうではないと考える他の安保理事国との認識の差は埋まらず、国連決議は採択されていない。米英は採択されないことを察知し、1441の解釈を援用し(湾岸戦争終結後もイラクに対して同様の武力攻撃を行ってきた)、自国の先制的予防(急迫不正の攻撃を受ける恐れがあると認識された場合、率先して敵に対し先制攻撃を行う権利)とイラク国民の専制支配からの解放を戦争の正当性にして攻撃に走った。
だがいかに理由をくっつけようともアメリカの攻撃は無法な侵略でしかない。

したがって拷問が国際法違反だからというヒューマン・ライツ・ウォッチの見解は甘ったるい、いかにも国際人権屋の物言いとしか思えない。
拷問さえなければあの戦争は正しかったんだと言いたげではないか。


02. 2011年7月13日 09:59:51: oz3zVsEkfw
>>01

f2bDRcpoc2さん。

安保理決議1441は、国連総会での決議を行なっていないので、私のコメントで「国連決議」とあるのは間違いです。「安保理決議」に訂正します。

安保理決議1441では、イラクに対して武装解除の実行を要求しており、要求が受け入れられない場合、武力を行使してでも強制的に武装解除を行なうことを言外に表明しています。

実際には、イラクは国連査察団に全面的とも言えるほど協力しており、客観的にみればイラクに大量破壊兵器は存在しない、ことは明白だったと思います。しかしながら、米英が武力行使に踏み切ったのは、安保理決議の存在があったからにほかなりません。米英はイラクの武装解除が不十分であり、安保理決議に違反するという理由を持ち出して武力行使を行ないました。

イラク戦争開戦に関するf2bDRcpoc2さんの主張には全面的に同意します。

>したがって拷問が国際法違反だからというヒューマン・ライツ・ウォッチの見解は甘ったるい、いかにも国際人権屋の物言いとしか思えない。

ヒューマン・ライツ・ウオッチは国際的な人権擁護団体ですから、ブッシュらに拷問を指示した明白な証拠がある場合、彼らを裁判にかけるよう要求するのは当たり前のことです。f2bDRcpoc2さんが、それ以上に何をヒューマン・ライツ・ウオッチに要求しようというのか、はっきりと書いていないので何を言いたいのか分かりません。

>拷問さえなければあの戦争は正しかったんだと言いたげではないか。

ヒューマン・ライツ・ウオッチが、「イラク戦争は正しい」と規定している明確な根拠を示さずに、「ブッシュらを裁判にかけろ」と要求したことをもって、「あの戦争は正しかったんだと言いたげではないか」などと主張するのは、為にする決めつけであり、ヒューマン・ライツ・ウオッチの国際的な人権擁護活動に対する誹謗中傷に過ぎません。(ダイナモ)



03. 2011年7月13日 12:17:39: l1NPjWZAfD
ダイナモさん。

安保理決議の根拠についてですが、国連決議1441でイラクがかかる条項の履行を覆した場合の「重大な帰結」は武力行使を意味するものであるのか、ないのかについては当時のアナン国連事務総長は米英のあると見なしたイラク攻撃は国連憲章に照らして違法であると断言しています。
アナンは国連憲章第七章41条と42条の関連性からアメリカが1441の解釈を武力攻撃と見なすには新たな決議が必要で、新たな採択が困難であることを知ってアメリカは自らの解釈で決議を援用しイラク攻撃にまい進したわけで、安保理は1441の武力行使をめぐって割れていたことは事実なのです。

>実際には、イラクは国連査察団に全面的とも言えるほど協力しており、客観的にみればイラクに大量破壊兵器は存在しない、ことは明白だったと思います。

これは仰るとおりです。まあ後の祭りに過ぎませんけどね。

>ヒューマン・ライツ・ウオッチが、「イラク戦争は正しい」と規定している明確な根拠を示さずに、「ブッシュらを裁判にかけろ」と要求したことをもって、「あの戦争は正しかったんだと言いたげではないか」などと主張するのは、為にする決めつけであり、ヒューマン・ライツ・ウオッチの国際的な人権擁護活動に対する誹謗中傷に過ぎません。(ダイナモ)

そうですかね?私からすれば人権に竿を差してはいけない(民族、宗教、思想、政治体制、経済的に差があること、世界に及ぼす影響力の国力の差の別を越えて人権に区別なし)というなら大量破壊兵器の査察を妨害したからといって誤爆だのフセインは民間人を盾にしただの言い、懲罰攻撃を民間人の家屋にまで広げて開き直り、経済制裁で風邪薬程度のものまで武器に使用される恐れがあると輸入禁止にしたせいで多くのイラクの乳幼児が死んだり、劣化ウラン弾の使用は関連性はないとトボケまくるが同じく新生児に奇形児や幼児性白血病が異常に多い事例が湾岸戦争以降生まれていることなど、ヒューマン・ライツ・ウオッチはアメリカを告発すべきことは他にいっぱいあったはずでしょう?
寡聞にして私はヒューマン・ライツ・ウオッチがそれらについてアメリカ政府を告発、追及した話を知りません。
もし、告発しているという事実があるようでしたら訂正しますが。
もしかしたら私がヒューマン・ライツ・ウオッチを買いかぶりすぎているのかもしれませんがね。

(f2bDRcpoc2 )

私は仕事上の都合でイーモバイルでネットに繋いでいますが、時間によって電波の割り当てが変わるため、私のIDは頻繁に変わってしまうためにコメントを投稿した後、IDが変わっているおそれがありますので一応明示しておきます。


04. 2011年7月13日 12:31:50: oz3zVsEkfw
>>03

>安保理は1441の武力行使をめぐって割れていたことは事実なのです。

その通りです。

>寡聞にして私はヒューマン・ライツ・ウオッチがそれらについてアメリカ政府を告発、追及した話を知りません。

まず客観的な事実を証明しなければなりません。科学的因果関係の証明も必要です。

たまたま、ブッシュらの拷問の指示については、ブッシュみずからが認めていることからヒューマン・ライツ・ウオッチは告発した訳です。

「誤爆」のことをもって刑事責任を問えるかは難しいと思います。イラク戦争にかかわる事柄で「アメリカを告発」といっても、具体的に日時と場所を特定してもらわないと告発はできません。この点は極めて重要です。あなたの指摘は大変あいまいで、これでは告発できるはずがありません。

おおやけの組織がおおやけの人物の刑事責任を告発するという問題ですから、具体的に内容を特定してもらわないと話しになりません。(ダイナモ)


05. 2011年7月13日 14:17:31: nj8WCcMhw6
ついでに英国のブレアー元首相も、ブッシュ連中と一緒にブタ箱にぶち込むか、
死刑にして欲しいものだ。

06. 2011年7月13日 16:25:39: VXfMAy93Cs
男の哀愁…男の純粋さ… 世界一ですね…

http://d.hatena.ne.jp/r
imurata/ 

07. 2011年7月13日 18:24:50: FL3HBMFVVs
そんな事したら オバマも捕まっちゃうじゃないか!
!それはそれで いいのか・・・

08. 2011年7月13日 20:09:59: DcxDg6lzRM
>「誤爆」のことをもって刑事責任を問えるかは難しいと思います。イラク戦争にかかわる事柄で「アメリカを告発」といっても、具体的に日時と場所を特定してもらわないと告発はできません。この点は極めて重要です。あなたの指摘は大変あいまいで、これでは告発できるはずがありません。

異なことを言いますね?湾岸戦争後のイラクへの懲罰攻撃の批判や経済制裁がもたらした制裁という名の虐殺に言及する署名記事は検索すればいくらでも出てきますよ。
チョムスキーも発言してますが、無論根拠の正確さについていえば主観や思い込みが入り込んでいたりするので不正確といえばそうでしょうが、イラクで新生児に白血病や奇形児が多発していることは事実です。因果関係にしても劣化ウラン弾が着弾し飛び散った場所の近くに住んでいた人たちに癌が増えている事実もある。
これも調べればいくらでもヒットしますがね。
失礼だがダイナモさんが投稿しているリビアやシリアの記事にしても事実ではあるが真実だとはいえません。

(f2bDRcpoc2 )
一面の事実を全体の真実のように捉え、カダフィーやアサドを非難したところで所詮はイラク戦争の米英の屁理屈と同じです。
まあダイナモさんは人権、人道に人一番敏感なようだが独裁者や支配という言葉が着くと目がそれに行きがちで独裁者=絶対悪、取り除く力=絶対善の単純な思考に陥りがちなんで私とは話は合わないでしょうから。
私は善政は時として悪政であり悪政は時として善政、とくに中東やアフリカでは灰色であることは治世の知恵だと思っているので上からの強力な抑え(彼らが民主主義的な感性が乏しいと卑下しているわけではない、民主主義がこれらの地域の特性や地政学的状況を包括的にカバーしきれないという現実があることをまず見なければならない)がある程度不可欠だと思っています。
ヒューマン・ライツ・ウオッチの告発云々に関しては正直どうでもいいです。



09. 2011年7月13日 20:53:21: oz3zVsEkfw
>異なことを言いますね?湾岸戦争後のイラクへの懲罰攻撃の批判や経済制裁がもたらした制裁という名の虐殺に言及する署名記事は検索すればいくらでも出てきますよ。
>チョムスキーも発言してますが、無論根拠の正確さについていえば主観や思い込みが入り込んでいたりするので不正確といえばそうでしょうが、イラクで新生児に白血病や奇形児が多発していることは事実です。因果関係にしても劣化ウラン弾が着弾し飛び散った場所の近くに住んでいた人たちに癌が増えている事実もある。
これも調べればいくらでもヒットしますがね。

そういうレベルの話ではないのですがね。 そんなレベルで告発などできはしません。

>失礼だがダイナモさんが投稿しているリビアやシリアの記事にしても事実ではあるが真実だとはいえません。

まったく同意です。

>私は善政は時として悪政であり悪政は時として善政、とくに中東やアフリカでは灰色であることは治世の知恵だと思っているので上からの強力な抑え(彼らが民主主義的な感性が乏しいと卑下しているわけではない、民主主義がこれらの地域の特性や地政学的状況を包括的にカバーしきれないという現実があることをまず見なければならない)がある程度不可欠だと思っています。

まったく同意です。

程度問題ですね。非武装の民間人を虐殺するのも、度が過ぎれば非難すべきです。

非武装の民間人を大規模に虐殺した事について、カダフィにどれだけの正義があるというのですか。
この点について、カダフィには一片の正義もありはしません。(ダイナモ)


10. 2011年7月13日 21:56:49: l1NPjWZAfD
>程度問題ですね。非武装の民間人を虐殺するのも、度が過ぎれば非難すべきです。

非武装の民間人を大規模に虐殺した事について、カダフィにどれだけの正義があるというのですか。
この点について、カダフィには一片の正義もありはしません。(ダイナモ)


一片の正義もないという根拠はなんですか?
カダフィーにも勿論正義はありますよ。米英が誤爆して民間人を殺しても懲罰は正当だ、我々は軍の施設を正確に狙ったが無関係の人々が犠牲になったとするならそれはフセインが民間人を盾に使ったからだと開き直って見せたのと同様にね。
経済制裁で人道支援に限ってという命綱を無視し乳幼児のミルクや薬まで輸入を認めず、多くの乳幼児が死んだイラクの措置をめぐっても国連決議という正義があるんですからね。
これらも程度問題というものの度が過ぎていますが正義の観点からいえば問題なしと米英は開き直っています。
反対にこれらを為政者がやったら当然国際的に非難の嵐でしょう。倒すべき圧政との声が巻き起こるでしょうが、北朝鮮はびくともしませんけどね。
一片の正義の定義など実にくだらない。そのたびにただ使い演じ分けているだけです。
私に言わせれば普遍的な正義などないし、普遍的な悪もありません。
(絶対の正義と悪の線を引くためにはいかなる国々も区別無く裁かれるための強大な監視と力を持った全世界的で独立した統治機構があればいいですけど無理な話)
1441決議の再解釈をめぐって米英、とくにアメリカが我が物顔に振舞う背景には安保理そのものが矛盾している現実があるためにアメリカの暴走を制御できなかったという背景があるわけです。というより国連の現実はご都合主義ですから、長いものには巻かれろ、泣く子とアメリカには勝てぬという不文律に泣かされるのはいつだってアメリカに敵扱いされる弱い国だということは規定ですから。
ところがそのアメリカも安保理では万能でないから正義も使い分けられることになるわけで先ほどの北朝鮮のケースが出てくるわけです。

長々書きましたが要するに善悪の基準があるだけです。その基準を決めているのは誰なのか?いうまでもないことです。

(f2bDRcpoc2 )


11. 2011年7月13日 22:20:05: oz3zVsEkfw
>私に言わせれば普遍的な正義などないし、普遍的な悪もありません。

その通りです。 まったく同意です。(ダイナモ)


12. 2011年7月13日 22:23:10: oz3zVsEkfw
>一片の正義もないという根拠はなんですか?

それでは逆にお聞きしますが、非武装の民間人を大規模に虐殺した事について、カダフィにどれだけの正義があるというのですか。


13. 2011年7月14日 00:50:29: DcxDg6lzRM
>それでは逆にお聞きしますが、非武装の民間人を大規模に虐殺した事について、カダフィにどれだけの正義があるというのですか。

それはあなたの正義の物差しと私の物差しが違うように基準の違いでしかない。
そういうことです。
イラクの懲罰攻撃の一例を持って皮肉をこめて書いたのはまさにそれでした。
ところで非武装の民間人を大規模に虐殺した事実をカダフィー側の視点から見るとどうなりますか?
また違って見えるでしょう。為政者はしょせん統治支配することが為政者たる証しです。
反乱を鎮圧することは為政者として当然の正義ですよ。そのときに非武装であったのかなかったのか、あなたの言を借りれば、双方の言い分より一方だけの言い分に真実味を持たせ攻撃の根拠にしたり刑事訴追の対象にするのは公平ではないです。
ダイナモさんはそれがわかっているからこそカダフィーの正義を認めたくないわけです。
それはとりもなおさず、非道ではあるが米英がイラクにした行為は国際的なコンセンサスを経た合理的理由が担保されているという事実に歯噛みしいきり立ちながら米英を呪う私と同じです。
ただ、あなたと私が唯一違うのは私は統治支配に意味を見出しており、ダイナモさんは為政者の政治的正当性の維持に疑問をさしはさむ欧米側にスタンスが近いということなのかもしれないってことですかね。
断っておきますが私が統治支配に意味を見出していることは中東やインド、アフリカなど一部地域、あるいは旧バルカンの一部地域だけです。
こう書けばダイナモさんにはその意味が分かると思います。

(f2bDRcpoc2 )


14. 2011年7月14日 13:03:12: SFB6e5PgNo
>反乱を鎮圧することは為政者として当然の正義ですよ。

そうはいっても手段がいけませんよね。 これは独裁者カダフィが指示したことです。

非武装の民間人を大規模に虐殺することが「当然の正義」とは言えないことは当然のことです。

殺さなくても反政府勢力の運動を抑えることは、その気さえあれば十分可能なのですから。

70年代の韓国における大規模な反政府運動の高まり、イスラエルに対する大規模なインテファーダ闘争などは、非武装の民間人を大規模に虐殺することなく鎮圧してきたという事実があります。

カダフィは最初から反体制派を「殺せ」と傭兵たちに命令していました。

私は政府側が反政府運動を抑え込もうとすること自体には何の問題もない、という立場です。 この点ではあなたと同じ考えです。

ただし、カダフィの取った「手段は正当化できるものではない」ことは明らかです。

このへんで議論を終わりにします。

お付き合いいただきましてありがとうございました。(ダイナモ)


15. 2011年7月15日 08:41:50: U3n3rrhRKg
議論は終わりだそうですが、事実は知っておいてください。
ICCからブッシュの時に抜けたのは、罰逃れとゴーサインのためです。
拷問大好き変態ブッシュの時からやっていることは、
http://tomiman-daitoku.blog.so-net.ne.jp/
宇宙ステーションへ逃げ込むことぐらいしか能のない奴らチキンにビビる事はありません。
知恵も技術も持っているのは庶民です。
事実を知り声をあげ続けることが必要です。
この世は膨大な庶民の群れでできている。

16. 2011年7月15日 23:54:32: 6kuobrWeYc
民主主義といっても、橋下みたいなやつも出てくるからねえ。

>まず客観的な事実を証明しなければなりません。科学的因果関係の証明も必要です。

ご都合主義だな。
「ダイナモ」氏の正体がまたまた現れた。
欧米人権団体のちょうちん持ちですね。

じゃあ拷問は証明されているのか?

リビアやシリアの件は「客観的に証明」されているのか?
旧ユーゴ紛争に関する報道を考えれば、かなり疑わしいと思うぞ。

>カダフィは最初から反体制派を「殺せ」と傭兵たちに命令していました。
報道されているだけ。直に聞いたわけでもあるまい。

>それでは逆にお聞きしますが、非武装の民間人を大規模に虐殺した事について、カダフィにどれだけの正義があるというのですか。

欧米の手先どもを地獄に送ってやったことは立派な正義かもしれん。


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