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http://www.cnn.co.jp/world/30002943.html
(CNN) 2月にエジプトのムバラク前大統領が辞任に追い込まれた時には、アラブ世界の平和的な民主化は間近かと思われた。だが、中東や北アフリカの国々では今も独裁者による反体制派の厳しい弾圧が続いている。
「(中東の)独裁者が自発的に舞台を降りるのは(ムバラクが)最後だ」と言うのは、ワシントンの保守系シンクタンク、アメリカンエンタープライズ研究所のマイケル・ルービン研究員だ。ムバラク前大統領は8月に裁判が予定されており、死刑宣告を受ける可能性もある。独裁者たちは「平和的に引退できる可能性はないと思っている」とルービン研究員は言う。
多くの専門家は、アラブ世界で全域が春を迎えるとの見方を疑問視している。国によって置かれた状況が大きく異なるためだ。リビアでは国家への帰属意識が「非常に低い」ことが反体制派の足かせになっていると米外交評議会のロバート・ダニン上級研究員は言う。部族意識が強すぎて統一戦線が張れないからだ。アメリカの同盟国であるバーレーンとイエメンでも、政府側と反体制派の衝突が続いている。
バーレーン政府は1日、3月に出された非常事態宣言を解除した。だが反体制シーア派勢力への弾圧は続いている。
こうした状況の中、欧米諸国、特にアメリカが民主化を求める圧力をどの程度かけるかは微妙なところだ。米海軍第5艦隊はバーレーンに司令部を置いている。もし現政権が倒れれば「間違いなくバーレーンはイランの勢力圏になる。米国は政権交代など受け入れられまい」とルービン研究員は言う。
また、イエメンもサレハ政権が倒れればアルカイダの本拠地となる危険性があるとルービン研究員は指摘する。
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