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イエメンの首都サヌア(Sanaa)で、アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の退陣を求めて集まった人びとに加わるイエメン政府軍兵士ら(2011年5月29日撮影)。(c)AFP/AHMAD GHARABLI
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2803189/7280378
【5月30日 AFP】29日、イエメン南部アビヤン(Abyan)州の州都ジンジバル(Zinjibar)を、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系とみられる武装集団200人あまりが制圧した。治安当局によると、ジンジバルでは武装集団との戦闘で21人が死亡した。
これに対し、反体制派支持を表明しているイエメン軍のアリ・モフセン・アフマル(Ali Mohsen al-Ahmar)将軍は、アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領が「武装テログループにアビヤンを手渡した」と非難する声明を発表。軍兵士らに「平和的な市民革命」に加わり、アビヤンで「テロリスト」と戦うよう呼びかけた。
政府軍のうち、首都サヌア(Sanaa)の一部を掌握したアフマル将軍らのグループは、サレハ大統領の退陣を求める市民運動への支援を表明している。だが、共和国防衛隊(Republican Guards)などサレハ一族が司令官を務める精鋭部隊は、大統領への忠誠を崩していない。
一方、イエメン第2の都市、南部タイズ(Taez)では29日、拘束されたデモ参加者の解放を求め警察署前に集まった約3000人に警官隊が発砲し、4人が死亡、数十人が負傷した。(c)AFP/Jamal al-Jaberi
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