http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/715.html
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ひょう吉の疑問 より
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/780124264a020026e856e2af062f27e7
東京新聞 より
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011052202000032.html
パレスチナ自治区失望広がる 「オバマは信用できない」
2011年5月22日 朝刊
【カイロ=今村実】中東和平に絡みオバマ米大統領が提案した将来のパレスチナ国家の境界線を、イスラエルが拒絶しパレスチナ自治区で失望感が広がっている。
和平交渉の再開に向けた具体的な方策を伴わない唐突な提案で、イスラエル側が逆に態度を硬化させる結果となったためだ。
和平への期待は、落胆に変わりつつある。
「オバマはまた、甘い言葉でわれわれをだまそうとしている。口先だけで、もはや信用はできない」。
パレスチナ自治区ガザの医師(65)は二十一日、本紙の電話取材にこう怒りをぶつけた。
オバマ提案は、第三次中東戦争(一九六七年)前の境界を基本として交渉を呼び掛ける内容だが、イスラエルのネタニヤフ首相は逆に態度を硬化。
米側が何の秘策も持ち合わせず入念な根回しのなかったことが露呈した。
和平交渉をめぐっては二〇〇九年、オバマ大統領がカイロで「パレスチナ問題は二国家共存が唯一の解決策だ」と演説。
仲介に一度は期待が高まった。
だが、オバマ政権は、占領地のヨルダン川西岸で入植を強行するイスラエルを止められず、和平交渉は昨年秋に頓挫。
パレスチナ自治政府のアッバス議長はオバマ仲介に見切りを付け、今年九月に国連でのパレスチナ国家承認を目指してきた。
アッバス議長は二十日、オバマ提案を拒絶したイスラエルに対し、圧力を掛けるよう米国などに要請。
ただ、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハで、外交問題担当の中央委員会メンバー、アッバス・ザキ氏は
「オバマ大統領は国内のユダヤ人団体に配慮し、今回も結局は、ネタニヤフ首相に強い姿勢を示せないだろう」
と指摘する。
ザキ氏は
「大統領が新たな行動を起こさない限り、国際社会を説得するしかない」
と語り、国連での国家承認を目指す方針をあらためて強調した。
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【私のコメント】
これは反米感情を抑えるための一時的な方便に過ぎない。
イスラエルがオバマの提案に対して反発することは分かり切ったことだ。
しかも何の根回しもなかったとすれば、あまりにもお粗末なことだ。
それほどアメリカはビンラディン殺害後の反米感情の高まりを恐れていたということである。
それほどビンラディンを容疑者のまま裁判にもかけずに殺害し、その遺体を海に投げ込むということは国際社会にとって許されないことなのだ。
アラブ社会ならずともこのアメリカの暴挙には反発を強めざるをえない。
アメリカは反米姿勢を強めるリビアのカダフィ政権に対しては、NATO軍を通じて軍事行動を起こし、リビアの民主化を支援する姿勢を示しているが、このようなアラブの民主化運動はリビア以外でも起こっている。
サウジアラビアやイエメンでも起こっているし、バーレーンやシリアでも起こっていて、特に後者2国は民主化デモに対して軍事弾圧を行っている。
しかしアメリカはそれらの国の政権に対しては民主化運動を擁護するための軍事行動を起こしていない。
つまりアラブの親米国家に対しては軍事介入をしていない。
これらの国はアラブきっての反米国家であるイランを抑えるために温存しておきたいのだ。
もともとアラブの民主化運動が親米運動なのかどうかは分からない。
いつ何時、反米運動に転ずるかも知れないのである。
こういう不安定な時期にアメリカはビンラディン殺害を強行した。
当然アラブ諸国家では反米感情が高まる。
>『オバマはまた、甘い言葉でわれわれをだまそうとしている』
オバマは簡単にホンネを見抜かれてしまったわけである。
そんな嘘でも言わなければ、9.11から続くサダムフセイン殺害や、今回のビンラディン殺害は収まりのつかないアメリカの暴挙なのである。
アメリカの嘘はすでにバレかかっている。
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