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http://www.cnn.co.jp/world/30002459.html
トリポリ(CNN) リビアのカダフィ大佐率いる政府軍が西部の都市ミスラタの市街地でクラスター爆弾を使用したと国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)が15日に発表した。しかし、カダフィ政権側はクラスター爆弾の使用を否定している。
HRWの声明によると、14日夜にミスラタの市街地で3発のクラスター爆弾が爆発した。現場は反体制派と政府軍の戦線から約1キロの地点で、付近には病院もあったという。ただ、安全上の理由から現場検証は行えず、市民が負傷したか否かは確認できていないという。
ニューヨーク・タイムズ紙の記者が発見したクラスター爆弾の子弾をHRWが分析したところ、この爆弾はスペイン製の120ミリ迫撃砲弾「MAT−120」であることが分かった。この砲弾は空中で爆発し、21個の子弾が拡散する仕組みになっている。子弾は物に接触すると爆発して溶融金属が飛び散り、この溶融金属が人々を殺傷するほか、装甲車両の車体をも貫通する。
この高い危険性から、2010年8月にクラスター爆弾禁止条約(CCM)が締結され、多くの国々がクラスター爆弾の使用を禁止している。
HRWのディレクター、スティーブ・グース氏は、住宅地でクラスター爆弾を使用するなど言語道断であると政府軍を強く非難した上で、「(政府軍は)クラスター爆弾の使用を直ちに中止し、爆弾の残骸で市民が負傷しないよう最善を尽くすべきだ」と指摘した。
一方、リビア政府の報道官は「リビアの国民に対してクラスター爆弾を使用することなどありえない」とし「世界が注目する中で、そんなことをできるはずがない」と反論している。
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