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http://www.cnn.co.jp/world/30002398.html
(CNN) アサド大統領の強権支配への抗議デモが多発するシリア南部にあるダルア市で8日、治安部隊がデモ隊に発砲、住民ら少なくとも22人が死亡した。地元の医師の証言によると、40人以上が負傷した。
この医師や地元の人権活動家によると、市内の複数のモスク(イスラム教礼拝所)で金曜礼拝を終えた数千人規模のデモ隊が広場に向かったが、その手前で発砲を受けた。デモ隊は政治的な自由の拡大や政治犯の釈放などを要求したという。
一方、国営シリア・アラブ通信は、衝突で死亡したのは治安部隊の19人と伝え、医師らの主張とは食い違いを見せた。負傷者は75人で、武装したグループが市民や非武装の治安部隊に発砲したとも報じた。
ダルアでは治安部隊は武器の携行を許可されていないとし、武装グループは住民らがモスクを離れた後に発砲を始めたと伝えた。政府報道官は、治安部隊は実弾使用を禁じる命令を受けていると述べた。
ダルア市内では8日夜になって事態が沈静化した。抗議デモは同市の他、ラタキア、バニヤス、カミシュリ、ホムス、ハマなどでも起きた。国営テレビはホムスでは銃で武装したグループが6人を負傷させたと伝え、国営通信は治安部隊が襲われ、警察車両が焼かれたと報じた。
ダルア県では3月中旬から抗議デモが拡大し、シリアの他地域にも波及する形となっている。死亡者も多数出ており、アサド政権の強硬なデモ封じ込め策は国際的な批判を浴びている。政府は非常事態令の解除検討などの改革案を示しているが、デモが収まらない状況となっている。
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