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【カイロ時事】シリアの南部のダラアで反体制デモが拡大し、AFP通信は人権活動家の話として24日までに100人以上が死亡したと伝えた。アラブ圏に広がる民主化要求デモを警戒するシリア当局は、ネット活動家らの摘発やデモ弾圧を強化している。
ダラアではアサド大統領の独裁体制に抗議するデモが1週間近く続き、23日に市中心部のモスク(イスラム礼拝所)に籠城するデモ隊に治安部隊が発砲。射殺された犠牲者の24日の葬儀に約2万人が参加した。
国営テレビは、モスク内にあったとされる大量の武器が押収されている映像を放映。「イスラエルに支援された勢力」だとして、中東の民主化要求デモの構図とは異なる側面があると強調している。
シリアでは1963年にバース党の一党独裁支配が築かれた後、ハフェズ・アサド前大統領が70年にクーデターで権力を掌握。次男のバッシャール・アサド現大統領が世襲し、父子の「アサド家」による支配が40年以上続いている。
アサド一族はイスラム教シーア派の一分派で少数派のアラウィ派出身。党や軍の主要ポストを同派が握り、強権支配を行ってきた。人口2200万人の7割を占めるスンニ派は、政権の縁故人事や腐敗に不満を抱いているといわれる。
ダラアはスンニ派住民が多く、特に反体制感情が強いといわれる。シリアではネットの交流サイト「フェイスブック」で、63年から続く非常事態法の廃止や民主化、政治囚釈放を求めるデモが呼び掛けられており、反体制デモは今後、全土に拡大する可能性もある。
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