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http://mainichi.jp/select/world/news/20110322k0000e030026000c.html
【ラスエルヒラール(リビア北東部)高尾具成】リビアで多国籍軍の空爆が始まったのを機に、最高指導者カダフィ大佐による独裁への恐怖を解かれた住民たちが、大佐の親族の傍若無人ぶりについて口を開き始めた。リビア北東部では、地中海に面した美しい海岸リゾートを私物化し、付近の住民に非人間的な扱いをしたとの証言が聞かれた。
地中海に面する同国北東部ラスエルヒラール一帯の海岸線には、使用されていない港や赤い屋根の別荘風の建物が続く。港はきれいに整備されている。地元住民によると大佐の次男セイフ・アルイスラム氏の持ち物だという。同氏は著名人や親族など関係者を連れて来ては余暇を楽しんでいたという。
港の近くにはセイフ氏が個人的に営む魚の養殖場がある。住民によると、同氏が招待した客の一行が到着すると、養殖場従業員が集められ、突然コンテナ内に入れられ、カギがかけられた。空気窓も水もトイレもない中に従業員は丸1日閉じこめられたという。50代の男性は「客の安全をはかるのが理由だと説明があった。身勝手過ぎる」と憤る。
周辺には開発されていない海岸線と山々が数百キロも続く。元来、シュワリやゲースなど地元部族のものだったが、セイフ氏が部族の反対を押し切り取得。05年以降、自分の管轄下に置くことを決めた。付近の住民の土地使用権はカダフィ政権によって事実上、奪われた。開発計画も浮上したが頓挫した。
現在、付近は反体制派が支配下に置いており、既に今後の利用についての検討も始まっている。自営業者のユスフ・シャラーヤさんは「政権崩壊後は地元住民に自由に使用できる権利を提供してもらいたい」と話す。
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