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【ロンドン=岐部秀光】米英仏を中心とする多国籍軍は20日夜(日本時間21日未明)もリビアのカダフィ政権の部隊・施設などへの攻撃を続行した。米統合参謀本部のゴートニー海軍中将は同日の記者会見で、19日以降の攻撃で「カダフィ政権軍の防空能力は大幅に低下した」と語り、国連安全保障理事会が決議で求めたリビア上空での飛行禁止区域の設定に向けての制空権奪取作戦が順調に進んでいるとの認識を示した。
英軍は20日、リビア沖の潜水艦からカダフィ政権軍の防空施設に巡航ミサイルを発射したと発表。仏軍は空軍機約15機で政権軍を攻撃した。
多国籍軍への参加国も増えている。デンマークはF16戦闘機4機が20日の攻撃に加わったと発表。イタリアは戦闘機8機を派遣することを表明、ギリシャもリビアに近い自国の基地の提供で協力する見込みだ。
多国籍軍は21日以降も攻撃を続ける見通しで、仏海軍の原子力空母シャルル・ドゴールは20日、リビア沖に向け南部トゥーロンから出港した。一両日中にもリビア沖に到達する見通し。
一方、リビア政府軍の報道官は20日、同日夜から「即時停戦に入るよう全部隊に命じた」と発表した。ただ、カダフィ政権軍は以前にも停戦を表明しながら守らなかった。ヘイグ英外相は「(カダフィ大佐の)言葉ではなく行動で判断する」と懐疑的な見方を示した。国連の潘基文事務総長も「検証されなければならない」と述べた。
首都トリポリではカダフィ大佐の居住区の建物が破壊された。AP通信によると攻撃時にカダフィ氏の支持者約300人がいたという。米軍は「カダフィ氏は標的にしていない」としている。
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