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【トリポリ時事】7日付のアラブ圏紙アッシャルク・アル・アウサトは、反体制派の情報として、シリア当局がリビアにシリア人パイロット50人を派遣したと報じた。リビア消息筋も、最高指導者カダフィ大佐がシリア人やセルビア人など数十人のパイロットを動員したと語った。リビア空軍兵士の一部が自国民への空爆を拒否して亡命しており、大佐が命令に従う外国兵に依存する構図が一段と鮮明になった。
カダフィ大佐派は7日までに、大佐の出身地で同派の牙城である中部シルトにじわじわと迫ってきた反体制勢力への反攻を強めた。また、首都トリポリ東方ミスラタのデモ隊に戦車で砲撃を加えたほか、東部ラスラヌーフを空爆するなど本格的に戦力を投入しつつある。こうした中での外国兵動員の情報は、大佐の体制維持に向けた決意の強さを示すものだ。
同紙によると、大佐はデモ隊への空爆を拒否するリビア人パイロットの代わりに、アルジェリア人やルーマニア人、シリア人などのパイロットを投入。実際、ラスラヌーフで6日に反政府勢力が撃墜したリビア軍機のパイロットは、シリア人だったとの情報がある。
一方、反政府勢力指揮官はロイター通信に、カダフィ大佐派が三男サアディ氏傘下の精鋭部隊など2万人以上の兵力を配置し、シルトの防衛を固めていると語った。ミスラタには、七男ハミス氏率いる「第32旅団」(通称「ハミス旅団」)の精鋭部隊を入れ、首都への反体制運動の拡大阻止に全力を挙げている。
シルト東方のビンジャワドを6日に奪還したカダフィ大佐派の部隊は7日、反体制勢力が掌握するラスラヌーフに戦闘機を伴う部隊を派兵。戦力の劣る反政府勢力を東方に押し返す動きを強めている。
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