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■カダフィ「テロとの戦いになぜ支援しないのか」2011年3月 6日 18:14
リビアのカダフィ大佐、「これはテロとの戦い」=報道
リビアのカダフィ大佐は仏週刊紙ジュルナル・デュ・ディマンシュとのインタビューで、自分は「テロ」との戦いに巻き込まれており、他国から支援のないことに失望していると述べた。
6日付の同紙に掲載されるインタビューでカダフィ大佐は、リビア国内の武力衝突が「テロ」との戦いであることを誰も理解していないことに驚いているとし、「われわれの治安組織は協力する。過去数年間、リビアは大いに助けてきた。なぜリビアがテロと戦っている今、見返りにわれわれを助けてくれないのか」と語った。
またカダフィ大佐は、チュニジアとエジプトの民主化デモに触発されたリビア国内の民衆蜂起が成功した場合、地中海沿岸諸国はイスラム聖戦の渦に巻き込まれるとの見解を示した。西側諸国に対しては、自身が退陣を余儀なくされた場合、リビアからの移民が大量に国外へ流出することになると警告した。【ロイター 14:48】
カダフィ大佐の発言は、もっともだろう。
これまで、リビア内に潜伏している国際テロ組織アルカイダを押さえ込んできたのが、カダフィ政権である。(無論、温床させていたと逆の言い方もできる)
今回の反体制派の中にアルカイダが紛れており、政権が崩壊すれば、無政府状態となり、イラクやアフガニスタンのような状況になる可能性がある。
そして、「テロとの戦いに支援がない」というのも、米英の思惑が露呈しており、まっさきにカダフィ政権=悪と決めつける行動を採っているが、この伏線がチュニジア、エジプトなどの反政府革命報道において、既存政権=独裁政権が民衆蜂起によって倒されていく様を見せつけ、独裁=悪、民衆=善というイメージ戦略であった。
さらに裏を言えば、カダフィの独裁をこれまで国際社会が許してきたのも、その方がメリットがあるからであって、中東の安定のために寄与していたからに他ならない。
米欧による中東戦略上、イスラエルという"くさび"を打ち込み、中東紛争が始まったが、リビアの独裁政権誕生により、実はイスラエルを援護する役割を担っていたのだ。
イスラム原理主義を硬軟懐柔し、イスラエル包囲網を政治的軍事的に回避させてきたと言ってもよい。
それがゆえ、今だにリビアとイスラエルは裏側では軍事的な協力関係にある。(化学兵器の供与もイスラエルが関係している)
その構図が今、崩れ去ろうとしている。
イスラム革命に火がつき、イスラエルを追い込もうとする導線に火がついているのである...。
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