http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/250.html
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エジプトの若者達の苦境と不満の声
http://www.youtube.com/watch?v=7Ai9-LqZfNE
NHK,TBS は、現地の活動家に数日間密着取材するなど、
また、NNN,FNN も現地から連日映像を送り続けている。
エジプトの若者達が置かれている苦しい境遇と
そうであるからこそ立ち上がっているということが
初めて少し実感できたように思える素晴らしい取材だと思う。
エジプトの人々の声 2011.1.30-31
http://www.youtube.com/watch?v=D0nwz_ua4Hc
デモ隊自身がチェックポイントを作り、
IDカードをチェックすることにより
秘密警察の介入を防ごうと努力していることを知った。
会場を自分達で清掃していることも。
アメリカのABCが「イスラム革命を求めているのか」と質問すると、
すかさず傍にいた人が、敏感に介入し、
「アメリカのメディアはイスラム革命だと描こうとしている」と
警戒感を持ち、堂々と議論していた。
エジプト情勢:軍部の一部が政府方針に背き始める
http://www.youtube.com/watch?v=hhg1Go7cRJo
軍部の一部がデモ側支持を表明したとはいえ、
まだ一部だけなのだから、まだまだ予断は許さない。
軍出身で、軍部の支持に立脚するムバラク政権に対して、
軍部の態度で決着がつくのだろう。
軍部の大勢がデモ側を必ずしも支持しなくとも、
“中立”の態度表明がはっきりすれば、事態は大きく動くのかもしれない。
エジプト反政府デモ カイロで軍幹部がデモ参加するなど一部で軍が政府方針に背き始める
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00192127.html
http://megalodon.jp/2011-0130-0116-52/www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00192127.html
エジプト反政府デモ 大規模デモにもかかわらず兵士たちからは笑顔も
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00192128.html
http://megalodon.jp/2011-0130-0117-52/www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00192128.html
デモを主導している勢力が私には分からない。
BBCは当初はムスリム同胞団は加わっていなかったと述べている。
「ムスリム同胞団は様子見をしていた」と。
BBCはデモ側の主体は中産階級だと述べている。
そうなのかもしれないが私には分からない。
エジプトを長年巨額の支援で支えている米帝国にとって、
ムバラク政権はベストではない。
強権的な政権ではなく、より『ソフト』な政権の方がベターだ。
米帝国の意向に概ね従う政権でありさえすればいいのであって、
強権的な政権はむしろマイナスだ。
軍事独裁政権より、『民主化』された政権の方がベターなのだ。
ただ、米ソ二大陣営対立の頃は、政権が崩壊し、
ソ連圏側へと組み込まれないことが最低限のラインであった時代と違い、
現代ではそういう恐れはない。
その代わり現代アラブでは、イスラム宗教勢力が代替勢力となる。
いくら米帝国のコントロールが効くとはいえ、強権的政権では困る。
強権的政権が崩壊し、イスラム勢力に取って代わられることはもっと困る。
米帝国のコントロールが効き、強権的でなく、イスラム勢力でもない。
これが米帝国にとっては現状でのベストではあろうが、
そうそううまくはいかない。
エジプトでは、『民主化勢力』よりも、
ムスリム同胞団の方が、はるかに強大な勢力だった。
しかし、現在のエジプトのデモ勢力は
必ずしもムスリム同胞団主導というわけでもないようだ。
ムスリム同胞団と『民主化勢力』、その他の諸勢力の連合体、
いや、統率がとれているのかどうかも私には分からない。
いや、主導する“指導部”が存在しているのかどうかも私には分からない。
長期独裁政権への長年の鬱積した不満が、
チュニジアでの政変をきっかけに爆発したもの。
そういう意味では自然発生的なものなのかもしれない。
組織的実体を持ち、長年の活動を基礎に、
用意周到に表面へと躍り出たとは思えない。
いや、長年苦闘してきた諸組織も多いとは思うが、
そういう諸勢力が強大となり、主導しているとは思えない。
たとえムバラクが退陣したとしても、
ムスリム同胞団というイスラム勢力が主導する政府にならない限り、
アメリカ帝国にとっては“致命傷”にはならない。
ムスリム同胞団も一定程度取り込み、
“民主化勢力”が主導する政府なら、
むしろ強権的なムバラク政権よりもベターなくらいだ。
エジプト経済の危機的な状況は、アメリカの巨額の支援金なしにはやっていけない。
つまり、次の政権もアメリカの巨額の支援を受ける=米帝国のコントロールが効く
そういう構図である限り、アメリカにとっては失うものはない。
ムバラクが退陣するかどうかも分からないが、退陣したとしても、
次なる勢力がどういう勢力なのかが現段階では全く分からない。
最悪の場合、“ムバラクなきムバラク体制”というシナリオもありうる。
多くの『民主化革命』と呼ばれるものがそうであったように。
ムスリム同胞団は、必ずしも“過激派”ではない。
トルコの政権与党のイスラム政党のように、
エジプトでムスリム同胞団が、他の『民主化勢力』と連合し、
議会政党として政権運営するということだってありうる。
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エジプトのテレビ衛星運用会社、アルジャジーラの放送電波の送信を停止
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2783855/6752873
刑務所で暴動・脱獄相次ぐ、治安悪化 自警団も エジプト
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2783856/6752368
エジプト情勢、今後の見通しは 記者解説
http://www.news24.jp/articles/2011/01/29/10175075.html
mms://wmt-od.stream.ne.jp/ntv/news/20110129_0034_300k.wmv
エジプトの反政府デモ その背景とは
http://www.news24.jp/articles/2011/01/31/10175201.html
mms://wmt-od.stream.ne.jp/ntv/news/20110131_0100_300k.wmv
米・ワシントンでも抗議活動 エジプトデモ
http://www.news24.jp/articles/2011/01/30/10175098.html
mms://wmt-od.stream.ne.jp/ntv/news/20110130_0010_300k.wmv
デモ集会、東京のエジプト大使館前でも
http://news.tbs.co.jp/20110129/newseye/tbs_newseye4637451.html
http://megalodon.jp/2011-0130-0152-42/news.tbs.co.jp/20110129/newseye/tbs_newseye4637451.html
http://www.youtube.com/watch?v=ScNxZdrh5Ik
エジプト大使館前で抗議
http://www.youtube.com/watch?v=t84ANOjT6d0
ムバラク政権打倒訴え エルバラダイ氏がデモに参加
http://jp.reuters.com/news/video?videoId=182826024
World support for Egyptians continues
http://jp.reuters.com/news/video?videoId=183504198
<参照>
エジプト・ガザ境界で何が起きているのか
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/palestine/2010/01/post-bec2.html
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