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日本経済は大変に苦しい状況下にある。
しかし日本経済は米国ほどの経済破綻の状況下には居ない。
米国経済は実は多額の不良債権に埋もれているのだが塀の向こうに隠している。
日本の財政は多額の国民への借金を抱えている。
しかし、不良債権に埋もれては居ない。
さて米国だが、
チャイナを大きな市場として自国の製品を売るために大切に扱おうとしていると考えるのが普通の考えであろう。
たしかにチャイナだけが相手であればそうではあろうが、
しかし、そうは行かないのだ。
近隣に日本と韓国そして北朝鮮が存在する。
日本と韓国そして北朝鮮。これ等三国の問題は米国にとって今や厄介な問題なのだ。
イラクとアフガニスタンに目を転じて見よう。
この二つの地域で米国は今以上に戦争を拡大する事は最早出来ない。
その様な国際情勢となっている。英国もEUもこれ以上には協力をしてくれない。
極東の三国はチャイナ市場を中心として中でも日本と韓国は極東経済を推進する二基のエンジンとしてフル稼働する可能性を秘めている。
しかし、今や米国はこの二国を完全に押さえつけ且つ押さえ続けると言う事が出来なくなってきている。
経済破綻によりそれが出来なくなって来ているのだ。
ではこの二国それに接続している北朝鮮をどうすればいいのか?
一方で、イラクとアフガニスタンでは戦争拡大を期待できない。
一方で、日本と韓国が米国から離脱して極東経済圏を創り上げるように動き出す可能性がある。
一方で、米国内の経済的政治的矛盾は今後数年の間に破滅的に進行する。その破滅的進行に対して大転換の経済政治秩序の改編を行わなければならない。
これら三つの条件の下で、第三の要請に応える為には出来る限り国内の混乱を避けることが望ましいのだ。
例えば第二次南北戦争とか内戦とかいったものは長期にわたる可能性があり収拾がつかなくなる可能性がある。
そうなると、極東の地において即ち朝鮮半島においてかなりの規模の戦争を起こせば、韓国経済と日本経済は大打撃を受けるが、米国の国内はそれに伴って混乱を生ずる訳ではない。
戦争需要で限りはあるが経済は上向く。
日本とチャイナは対米債権行使の余裕なんかはなくなる。
その間に、米国内において戦争緊張ムードの戦時体制の中で、政治体制と経済体制の大掛かりな根本的改編に手を掛け実行しきる事が可能となるのである。
これ(第二次朝鮮戦争)はもう一つのメリットが考えられる。
イスラエル国家の存続の望みが繋がるのである(永遠のものではないが)。
対イラン爆撃から戦争の代わりにこれを行えば、中東大戦争は回避できる。
中東大戦争になれば今の米国の国力ではイスラエルと米国に勝利をもたらすことは出来ない。
従ってネオコン・シオニスト過激派には有り難い事ではないのか。
という訳で、
断末魔の米国金融帝国の狂った地球への放火犯罪である極東戦争の開始を許してはならず、反戦の声を世界に向かって上げなければならない。
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