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戦争がなくならないのは、何で?
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84467 戦争と国家 雪竹恭一
人類の戦争と国家は、密接に繋がっており、大雑把に言ってしまえば、「国家がなくならないから戦争がなくならない」というような言い方ができるのではないかと思います。厳密に言えば、「力の序列原理に代わる社会統合の原理がないから戦争がなくならない」と言うのが正確かと思いますが、「今までの国家が力の序列原理で統合された集団(統合機構)でしかないから、そのような国家がある以上... 続きを読む
115635 戦争がなくならないのはなんで?の普遍構造と歴史分析 山澤貴志
前述のキーワードをカード法で整理しながら、少なくとも古代、近代の戦争が起きる理由と現代戦争がなくならない理由を区分する必要がありそうという視点で、戦争がなくならない普遍構造と各時代固有の構造に分解してまとめてみました。
●普遍構造
84467 にあるように「社会の統合原理を、力の序列原理に代わる本来の共認原理に変えてゆくこと、そのことによって、国家を超える社会統合機構を構築してゆくことによってしか、戦争はなくならない」が本質解答。特に人類の戦争は闘争→敗退本能を超えた自我とそれを正当化する私権観念によって引き起こされており、本能上の統合原理である序列原理だけでは戦争は防ぎえないという普遍性がある。
●古代の戦争
貴金属・領土・奴隷を求める国家(そして宗教)のエゴ(集団自我)の対立によって戦争は引き起こされてきた。(但し、国敗れて山河有りといわれるように、戦争の主体は一部の支配階級のみで、普通の人々=農民は戦争を望んでいた訳ではない)
●近代の戦争
市場の可能性が開かれたことを背景に人々の私権欠乏が増大、それを正当化する近代観念にもとづき国民皆兵に転換。国民を巻き込んだ戦争の時代へ86590
植民地・資源を求める市場と国家の共犯関係が帝国主義的戦争を生み出し、さらにその市場経済の破綻(恐慌etc)が軍国主義的戦争段階へと戦争を先鋭化させていった。
また科学技術が戦争の加速装置として機能した。
●現代の戦争
しかし科学技術戦争=核の傘は全面的な戦争を不可能にし、戦後は冷戦時代に。そして私権原理から共認原理に転換したにも関わらず戦争は今もなくならない。その震源地はソ連崩壊後、「世界の警察」を自負するアメリカ(特にCIAを核弾頭とするアメリカの闇の勢力)。アメリカは市場閉塞故に軍事を公共事業とし、またテロの脅威を国家統合の武器として使っている。勿論アメリカを経済的に支えてきた日本の罪も軽くはない。
自国さえ戦争に巻き込まれなければアメリカ追従でよいという傍観者的平和主義(実は自分の私権確保しか考えていない)はもはや世界からも認められない段階に入った。
共認統合が可能な時代状況において日本がスタンスを変えれば戦争はなくせる。
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