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http://list.jca.apc.org/public/cml/2010-December/006729.html
[CML 006844] J-Flash169:われわれは自殺を促す薬を兵士に与えているのではないだろうか?
ピープルズ・プラン研究所 muto at jca.apc.org
2010年 12月 7日 (火) 16:19:25 JST
ーー【APA‐Jフラッシュ No.169】ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
元凶は「戦争」であるのに、元を断つことは全く考えられない。「戦争」とい
う薬物の中毒症にかかっているからだ! (M)
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われわれは自殺を促す薬を兵士に与えているのではないだろうか?
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2009年、現役米兵の自殺が160件、予備兵も含むすべての陸軍兵士による
自殺が239件、ドラッグの摂取過多や危険な行為による現役兵士の死亡が
146件、自殺未遂が1713件あった。自殺の他にも、家庭内暴力のような他
の問題行動が薬物によって突然引き起こされることが知られている。
米陸軍の報告書『健康増進、危険減少、自殺予防』によると、戦死者を上回る数
の兵士たちが自ら命を絶っている。そればかりか、自殺の36%がまだ一度も戦
場に出ていない兵士によるものなのだ。
軍の保健制度である「トライケア(Tricare)」によると、前例のない高さの自
殺率は、18歳から34歳までの現役兵士の精神安定剤摂取率のこれまた前例な
き急上昇と相関があるという。2003年以降、その摂取率は85%上昇した。
トライケアの2009年のデータによると、2001年以来、抗うつ剤として、
7万3103件ものゾロフト(Zoloft)が処方されている。同じく、3万
8199件のプロザック(Prozac)、1万7830件のパキシル(Paxil)1万
2047件のサインバルタ(Cymbalta)が、家族用も含めて処方されたという。
これらの薬物にはすべて自殺警告ラベルが貼られている。
多くの人は自殺率と抗うつ剤摂取率の劇的な急上昇には相関があると信じてい
る。「直観的に、それらに関連があると感じる」とベン・カーディン議員(民主
党・メリーランド)は『ナショナル・ジャーナル』10月号で語った。
兵士たちは禁煙補助薬チャンチックス(Chantix)も服用しているかもしれな
い。この薬は暴力行為と自傷行為に関連しているとの疑いがあった。そのため、
同薬はまだ試験中ではあったが、ジェームス・ピーク退役軍人庁長官が、
2008年の下院退役軍人委員会の場で、その使用について正当化せねばならな
かった。「その薬が自殺を誘発すると知っているなら、なぜあなたはその使用を
直ちにやめないのか?」と不満げなボブ・フィルナー委員長(民主党・カリフォ
ルニア)は疑問を呈した。
広く処方されている喘息治療薬シングレア(Singulair)やアドバイア
(Advair)は自殺と相関があると米国食品医薬品局は言う。それは若者たちの死
亡例においてしばしば指摘されてきた。
ウェブサイト「ssristories.com」には、抗うつ剤の影響による人々の暴力と異
常行動の4000例を超える報告が掲載されているが、軍隊で現在見られるもの
と同様の異常暴力や自傷行為が民間人にも見られるという。
20人が自分の体に火をつけ、10人が他人にかみついた(その中には、夢遊状
態で歩く女性や、プロザックを飲み87歳の母親を危篤状態にさせた女性を含
む)。70代と80代の3人の男性は彼らの妻をハンマーで殴った。多くの人が
犠牲者を異常なほど傷つけた。一人は妻を殺害した後、家具さえも傷つけた。ま
た、14人の親は子供を溺れさせた。2001年のアンドレア・イエツの事件の
前にはそのような犯罪はほとんど聞かれなかった(イエツは抗うつ剤のエフェク
サー〔Effexor〕を常用していた期間に5人のわが子を溺れさせた。AP通信に
よると、その薬を製造したウェズ製薬〔現在のファイザー製薬〕は何ひとつ警告
を記していなかった)。
また、精神科医のペーター・ブレッジン博士は、ある論説記事で、こうした薬の
使用を減らす代わりに、すでに効果が証明されている精神療法や教育療法をおこ
なうよう軍にとくに要求している。同記事には「衝動、敵意、自殺願望をおこさ
せる薬剤を軍隊生活下でストレスにさらされた重装備の若い男女に処方すること
には多くの危険が伴う」とある。「抗うつ剤による自殺や暴力に関する再調査を
軍や退役軍人庁が行うこと」も彼は求めた。
ジム・ウェブ上院議員(民主党・バージニア州)もまた、2010年の公聴会に
おいて、薬物を投与された兵士を問題視し、兵士の6人に1人が精神安定剤を処
方されていることは非常に驚きであり、きわめて問題が多いと述べた。
また、元陸軍の精神科医であり、議会で証言したこともあるバート・ビリングス
退役大佐は、3月の『マリン・タイムズ』の記事で次のように述べた。
「精神科医が、陸軍内での死や、自殺に関してもある程度までは直接責任がある
と私ははっきり感じている」「彼らが行っていることは犯罪的だと思う」。
マーサ・ローゼンバーグ
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出典:AlterNet(2010年10月10日)
http://www.alternet.org/health/148444/are_we_giving_our_soldiers_drugs_that_may_make_them_kill_themselves/?page=entire
翻訳協力:Sou Lingzi(APA‐J翻訳チーム)
翻訳チェック:長澤淑夫 監修:APA‐Jデスクチーム
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