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核兵器は悲惨だというのはわかる、しかし核兵器がどうゆうものか、今どのような形で発展しているのか、どのように使われているのか、ほとんど知られていない。
10年ほど前1999年9月30日、茨城県那珂郡東海村で、JCOの核燃料加工施設が原子力事故を起こし、666人の被曝者と死者2名を出したことを覚えているだろうか。実はこれは、中性子爆弾と同様の事故だったいうと驚かれるかもしれない。
事故発生当時に茨城県庁は「放射能をもった死の灰が落ちてくる。すぐに家の中に入りなさい」とアナウンスした。名物の水戸納豆もみんなダメになるなどの風評被害も多く出た。しかしこれは大きな間違いだ。広島の「リトルボーイ」や長崎の「ファットマン」のように、建物も壊れることなどないし爆発もない、そしてどこにも死の灰は降らない。だから家の中に入る必要はない。ただ300メートル以内の生物は全て絶滅する。これが中性子爆弾である。
私も中性子の発生を見たことがある。バケツで反応路へ核燃料を入れたら、ちょろちょろと青い火が出る。これが中性子発生の瞬間である。そうなったら瞬時に300メートル以上、現場から離れなければ被爆する。ちなみに中性子は体内に入ると、人間の体にある水素分子と結合する。最初に血をつくる骨髄が崩壊し、最後は体の組織全てが崩壊するのだそうだ。
実際このメカニズムはわからなかった。運悪く被爆された亡くなられた二人の作業員の方は千葉県の放射線医療研究所と東大医科学研究所に入院されていた。そのとき中性子メカニズム研究のため、世界中の放射線の軍医が2つの研究機関に殺到した。いま思うとこれは人類で初めての中性子爆弾の人体実験だったといえる。
我々の国は、人類で初めて、ヒロシマ、ナガサキと核兵器で攻撃され30万人を越える一般人の犠牲者を出した。これほどの核爆弾についての研究資料が蓄積されている国はないと思う。しかし敗戦と同時に核に対する思考回路が止まってしまった。核の知識を知らせないように仕組まれているのか不明だが・・・。
いま朝鮮半島や中東で軍事的緊張が高まっている。中国が台湾を侵攻するときは中性子爆弾を使用するのではと言われている。もし核兵器が日本に到達したら、正しい知識を持ち合わせていない日本人は、あなたは、どう対応するのだろうか?
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