http://www.asyura2.com/10/warb6/msg/622.html
Tweet |
現在、北朝鮮の傍若無人な振る舞いに、日韓はもちろん、さすがの覇権国家アメリカさえ手をこまねいていることしかできないように見える。
その理由は無論、その背後にある中国の存在であろう。
中国は自国の国益のために、北朝鮮がいかなる問題を起こそうが、それを庇護することを決めてるごとくである。
現在の、北朝鮮問題はひとえに中国問題と言えるだろう。
しかしその中国に、一転して日韓米の願望=北朝鮮潰しに同意さす方法がある。
それは、もし韓国が、北朝鮮領土をそっくり中国に譲り渡す覚悟があればということである。
もし韓国が、韓米連合軍によって北朝鮮を軍事的に制圧し、金正日政権を崩壊させて北朝鮮の解放を果たしても、
その領土をそのまま中国に献上しその地を「中国・朝鮮自治領」とする覚悟があれば(そしてそのことを事前に中国に約束さえしておけば)、
もはや中国には韓米の北朝鮮軍事制圧をあえて反対する理由はないだろう。
この案を韓国が受け入れ難いのは分かる。
しかし、この案で韓国が失うものはそんなに大きいだろうか?
東西ドイツの融合にみるごとく、遠い将来にどうなるかは別にして、近未来の範囲では、たとえ韓国が北朝鮮と合併しても、負担が大きいだけで、韓国の国益や発展にとって差ほどのメリットはない(いや逆にデメリットの方が大きい)。
もし、北朝鮮の金王朝政権が消滅しそこが中国領となれば、
現在、韓国が北朝鮮に献上し続けている有形無形の支援や援助から一挙に解放される。
(無論、軍事的負担も激減する)
さらに、国境を接して突如誕生した、同民族の住む巨大市場との経済関係は(たとえそこが中国の地であるとしても)韓国に計り知れない利益を生むだろう。
そして何より大事なことは、
金王朝が消滅することによって、そこに住む数千万人の同族朝鮮人が現在の生き地獄から抜け出せるのである。
(ま、彼らが今後中国に支配されてどうなるかは不確かだが、少なくともその日の食い物にも困るような悲惨な生活ではなくなるだろう)
そして遠い将来を思うなら、中国に政変が起こり(共産党政権の崩壊)中国各地が分裂するようなことがあるなら(評論家によると、それは近々起るらしいが)、その中国・朝鮮自治領が韓国に戻ってくる可能性もあるのである。
もし韓国が本当に賢明なら、ここは一旦、北朝鮮領を放棄する覚悟によって国境を接する国との正常な関係をマズ打ち立て、その後やがて放棄した地が戻ってくるチャンスを待つべきではないだろうか。
(そのぐらいの覚悟がなければ、この北朝鮮を屈服さすことは不可能ではないか)
また、アメリカにしても、現在の北朝鮮が中国領となってもまったくのマイナスはない。
いやその方が、核開発を行ったりして瀬戸際外交で不安定な政策を取り続ける国があるより遥かにマシであろう。
すなわち、現在の北朝鮮問題は、中国問題と言うより、韓国の覚悟次第であるという意味において純粋に「韓国問題」と言えるかもしれない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- Re:それでは北朝鮮崩壊の意味がないではないか!朝鮮復興は必ず日本が関与すべき パルタ 2010/11/27 20:14:11
(0)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。