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サーチナ 11月25日(木)10時34分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101125-00000022-scn-int
新華社や北京晨報など中国メディアは25日、朝鮮半島で23日に発生した南北双方の砲撃戦について「韓国側が、先に発砲したと認めた」とする記事を発表しはじめた。韓国が軍事演習として、北朝鮮と「支配問題」で対立している海域に砲弾を撃ち込んだことを指す。
朝鮮半島停戦の1953年、国連側は海上における韓国と北朝鮮の軍事境界線として朝鮮半島西側の海域に北方限界線(NLL)を設定した。実質的には、米国と韓国の「西側」が一方的に設定したものだ。北朝鮮側は認めず、1999年になり、NLLより南側に「海上軍事境界線」を設定した。南北双方が主張する領域が一部で重なり、「争議ある海域」が発生することになった。
北朝鮮側は22日、韓国側に対し、「争議ある海域」付近での軍事演習を中止するよう要請。韓国側は拒絶した。韓国の政府関係者は名を秘すことを条件に「わが方の砲弾は、争議ある海域に落下した。ただし、北朝鮮の海岸には届いていない」と述べた。同説明は、北朝鮮軍が発表した「韓国側が先に、わが領海に数十発の砲弾を撃ち込んだ」との声明に合致する。
北朝鮮側の砲撃により、韓国の延坪島(ヨンピョンド)に約100発が着弾。軍人2人と民間人2人の計4人が死亡した。北朝鮮が韓国の陸地を砲撃したのは、朝鮮戦争停戦後、初めて。
(編集担当:如月隼人)
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