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「アフガン国軍の養成役として自衛隊医官の派遣」と聞けば怪我人を助ける良い事、と思いがちだが。NATOが米国を含む軍事同盟である事を忘れてはならない。
無理に始められたアフガン「戦争」は、これから泥沼の｢敗戦処理｣にかかる。
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http://www.asahi.com/international/update/1124/TKY201011240444.html
日本と定期的に協議の意向 事務総長語る（1/2ページ）
2010年11月25日3時3分
ラスムセンＮＡＴＯ事務総長
【ブリュッセル＝井田香奈子】欧米２８カ国の軍事同盟、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）のラスムセン事務総長が朝日新聞記者と単独会見した。ＮＡＴＯが先週末の首脳会議で決めた新しい行動指針の下、紛争解決や危機管理といった政治的役割を強めていく中で、テロ対策や不拡散の問題に関して日本との定期協議を開始し、関係を底上げする意向を示した。
ＮＡＴＯが指揮するアフガニスタンの国際治安支援部隊（ＩＳＡＦ）関係国に対し、日本政府は２０日、アフガン国軍の養成役として自衛隊医官の派遣を検討していると表明。法的な妥当性や派遣人数について最終調整している。ラスムセン氏は「軍事貢献をめぐる日本の憲法上の制約は理解している。派遣されたらこれまでの財政的貢献と同様に、高く評価したい」と述べた。アフガン国軍の養成の中でも、医療要員の需要は高いという。
ＮＡＴＯと日本の関係は、これまでは限定的だった。だがラスムセン氏は「日本とＮＡＴＯは同じ政治的な価値観をもち、同じ脅威と向き合っている」と指摘した。韓国、オーストラリアなど、アジア太平洋地域でＮＡＴＯと関係がよい国々も交えた対話も検討しているという。
行動指針は１０年に１回程度見直しており、今回の行動指針では、「協調的安全保障」を、集団的安全保障と並ぶ新たな主要任務に位置づけた。
国連や関係国とともに軍縮や不拡散に貢献するのが任務となる。同盟としての本来の存在意義だった領土侵犯などの脅威が減少しているとの認識に立ち、冷戦後も警戒していたロシアが「戦略的パートナー」となるなど、環境の変化もふまえている。
冷戦後、ロシアからの保護を求めてＮＡＴＯに入った旧共産圏諸国からは、効果を実感しないうちにアフガン対策など域外での貢献を求められ、ＮＡＴＯの任務がどこまで拡大するのか懸念も出ている
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ＮＡＴＯ、日本と定期的に協議の意向 事務総長語る（2/2ページ）
ラスムセン氏は「『世界の警察官』になるつもりはない」と強調し、２１カ国の加盟国が重複する欧州連合（ＥＵ）と役割分担するなど、効率性を図りつつ、さらに機能強化していく考えを示した。
主なやりとりは次の通り。
――行動指針でＮＡＴＯはどう変わるのですか。
ＮＡＴＯは冷戦中は熱い戦争が起きるのを防いでいたが、冷戦後は、バルカンなどで欧州の安定を助け、いわばバージョンアップしてきた。今回は、同盟国の市民を世界的な視点から守るという新たなバージョンになる。
――政治的な機能強化を打ち出したのはなぜですか。
我々はアフガンなどで、軍事行動だけで解決できる危機・紛争はないということを学んだ。軍事面と、民生面の再構築や開発が結びついた包括的な手法を使わなければならず、世界のパートナーとの協力が必要だ。
――民生支援はＮＡＴＯがすべきことですか。
我々は国連などと競争するのではない。ただ、紛争地帯では治安が悪すぎて民生支援が不可能になるなど、ほかの組織が現地入りできないような状況がある。期間限定でＮＡＴＯがまず支援を担当し、情勢が安定したら別の担い手に引き継ぐ、といった形の連携をしたい
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関連:
■アフガン 自衛隊派遣は違憲[11/17]（失言問題の陰で素通し?）
http://www.asyura2.com/10/warb6/msg/502.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 11 月 23 日 00:15:06: N0qgFY7SzZrIQ
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