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北朝鮮が突然、仕掛けてきた韓国西部の島・延坪(ヨンピョン)島への攻撃。数十発の砲撃に込められた北朝鮮の狙いについて、専門家を交え、緊急分析しました。
50分余りの間、断続的に続いたという北朝鮮の砲撃。
撃ち込まれた砲弾は数十発というこの砲撃から、何が読み取れるのか。
軍事評論家・宇垣大成氏は、「まずこの砲撃でわかるのは、北朝鮮側が砲撃の準備を事前にしっかりしていたということでしょう」と話した。
使用された大砲では、1分間に数発しか発射できないと宇垣氏は見る。
この砲撃は偶発的、あるいは現場の兵士による暴走などの規模を超えているという。
そして砲撃からはもう1つ、重大な意図が、地図から読み取れるという。
実は燃える住宅地は島の南側。
砲弾は延坪島の北側の山々を越え、南側の極めて狭い島民の居住地域に着弾していた。
宇垣氏は、「北朝鮮は、この島のどこに何があるかを事前に知っていたはずですから、砲撃で民間の住宅を避けることも可能だったはずです。それを考えますと、ただこれは単なる南北の軍同士の小競り合いではなく、民間人に被害を発生させることで、韓国への心理的な圧力を狙って、同時に韓国、アメリカの反応を探ったものだといえるかもしれません」と話した。
確実に非難を浴びることを承知で、民間人を巻き込んだ前代未聞の砲撃。
そこには金正恩(キム・ジョンウン)氏への権力継承を加速させる、北朝鮮の政治的な目的があるという。
慶応大学・小此木 政夫教授は、「今、ちょうど(アメリカの)ボズワースさんが北京に行って、そして中国の首脳と協議しようとしているわけですが、それだけ『われわれ(北朝鮮)を無視しているアメリカに対して、無視できないんだ』ということを知らせようとしてるんじゃないでしょうかね。金正恩体制というものが着実に形成されていく。ただそれだけじゃなくて、さらに、もう1つ関係を改善して、経済復興をできるような条件も整えたいというふうに思っているんだと思うんですね」と話した。
一見、経済支援や南北対話に逆行するようにも見える今回の砲撃。
小此木教授は、ある確信を持って行われたと見ている。
小此木教授は、「『われわれを無視しないで、会話に応じてくれ。応じないんだったら、船を沈めますよ。島を砲撃しますよ』という、そういう(北朝鮮の)メッセージ、政治的なメッセージなんですね、これは。米韓が無視し続ければ、さらにエスカレートする。『3回目も4回目もありますよ』という、そういうメッセージでもあるんですね」と話した。
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