http://www.asyura2.com/10/warb6/msg/452.html
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一部の「ツルーサー」諸氏にとっては「スパイ」「工作員」の童子丸です(笑)。
私のサイトに、新しい二つの記事を載せましたので、お知らせします。
最初は数日前にアップしたもので、
アフガン・イラク戦争開戦の大嘘と911事件
(「対イラン戦争=日本参加」が予想されるいま、ぜひとも再確認したい)
http://doujibar.ganriki.net/911news/these_big_lies_are_war_crime.html
もう一つは昨日アップしました
911事件に関する私の立場を明確にしておきます
(みんな、いっぺん、「真っ白」になってくれないか?)
http://doujibar.ganriki.net/911news/911news_initial.html
どちらも、いつもどおり少々長い文章で申し訳ないのですが、ここでそれぞれから一部だけをご紹介します。全文は、上記のサイトでお読みください。
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アフガン・イラク戦争開戦の大嘘と911事件
(「対イラン戦争=日本参加」が予想されるいま、ぜひとも再確認したい)
より
2010年11月11日に米国大統領オバマは、国連安保理常任理事国に日本が入ることを支持するというリップサービスをやらかしたようです。(彼はインドにも同じことを言ったようですが。)まあ、もし日本の常任理事国入りが実現したとしたら、無批判・無条件に米国の戦争計画を支持する常任理事国が一つ増えるわけで、確かに米国としては好都合この上ないでしょうね。
そしていま、その米国内では、経済不況を乗り切るためには「戦争しかない!」という声が高まりつつあるようです。
Mounting US war threats against Iran (Global Research誌記事)
アメリカの対イラン開戦の脅威が増大(上の記事の翻訳:ROCKWAYEXPRESS誌)
そういえば日本でも、武器輸出制限が緩和されるとかで、「この道はいつか来た道」という雰囲気が次第に強まりつつあります。このままでは、日本は対イラン戦争で重要な役割を担わされるばかりか、日本軍(自衛隊)派遣と戦闘への参加すら起こりうるでしょう。その中で、一部の軍需産業だけが懐を肥やし大多数の国民が塗炭の生活苦にあえぐ時代が訪れるのかもしれません。対イラン戦争には、いかなる口実があろうとも反対する必要があります。
そんなときにこそ、21世紀に入って立て続けに行われてきた戦争の出発点を、もう一度見直してみる必要があるでしょう。戦争犯罪は、戦場での残虐行為だけではありません。もちろん戦争という破壊行為・残虐行為・殺人自体が、いかなる口実で行われようとも、人類に対する重大な犯罪であることは間違いないのですが、意図的に作り上げた嘘で世界中の人々をだまして戦争に導くような行為こそ、最も重大な戦争犯罪ではないでしょうか。
そしてこの開戦理由の大嘘と、虚構に基づいた開戦理由の合理化について、アフガニスタン・イラク戦争に象徴されるいわゆる「対テロ戦争」を振り返り、その開戦の嘘を明らかにすることが、イランとの戦争にストップをかける重要な力になると思います。対イラン戦争も巨大な嘘から開始される可能性が高いからです。
【中略】
イラク戦争は、最初から今に至るまで、嘘と隠ぺいだらけなのです。「大量破壊兵器」などはその一端に過ぎません。アメリカとイギリスの政府当局者たちは、意図的・計画的に、自国民と世界各国民を騙しました。これは、古代や中世の国家でもファシズム国家でもなく、ロシアでも中国でもイランでもなく、現代世界で最も声高に「民主主義」を標榜する国家で行われたことなのです。先ほども申し上げたように、この両国の大嘘に対して「敵を欺くには味方から」などと弁護するならば、それは単なる思い違いか意図的なごまかしでしょう。イラクは彼らがだまして攻める必要もないほど弱体化した国でした。彼らは戦争計画を円滑に進めるために「味方」である自国民と同盟国の国民を意図的にペテンにかけたのです。
こんな戦争の中で数々の目を覆うような悲惨な出来事が続くのは当然です。この大国指導者の嘘を問題にせずにイラク戦争について語るならば、それは「片手落ち」どころか、この巨大な嘘を黙認し容認する犯罪的な行為ですらあるでしょう。
しかしどうやら2010年11月になって、少しはこのような状況も変化してきた様子です。あの、世界の「反戦平和運動」に多大な影響を与えてきたマサチューセッツ工科大学のノーム・チョムスキー教授が、イラン国営Press TVとのインタビューで次のように語ったそうです。
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この(アフガニスタン)戦争の明確に宣言された動機は、世界貿易センターとペンタゴンへのテロ攻撃に関与したとして罪に問われた者たちを米国に引き渡すようにさせることでした。タリバンは…証拠を要求しましたが…、ブッシュ政権はいかなる証拠をも見せることを拒否しました。…後になって我々は、どうして彼らが証拠を提出しなかったのかの理由の一つが分かりました。彼らはそれを何一つ持っていなかったのです。
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【後略、引用終わり】
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911事件に関する私の立場を明確にしておきます
(みんな、いっぺん、「真っ白」になってくれないか?)
より
【前略】
なお、ご注意いただきたいことですが、「真実」と「事実」は異なりますよ。この二つがよく混同されるので、私はスペースに余裕があれば「客観的事実」という言葉を使うようにしています。「事実」に善も悪もありません。善悪の観念は、その事実を見る人間の中にだけ存在します。
「事実」を「事実でない」と言えば「嘘」になります。「事実でない」ことを「事実である」と言うのもまた「嘘」です。また「事実」を隠すことを「隠ぺい」と言いますが、「事実」を無視して語らない場合、これもまたその事実を知らない人から隠したことと同じですから、やはり「隠ぺい」と言ってよいでしょう。逆に言えば、「事実」を正確に調べると「嘘」や「隠ぺい」の存在が自動的に明らかになります。
「嘘つく」という行為には、日常生活の小さな場面をのぞいて、ほとんどの場合に何らかの悪意が存在するでしょう。特にそれが政治的な出来事を伴っている場合には、時として多くの悲惨な出来事の原因となってしまうでしょう。嘘をつく能力を持つのは人間だけです。人間社会で起こる悲惨な出来事や重大な過ちについて考える場合、この「嘘」を検証することが、重要な鍵を握ることだと思います。
【中略】
私は、以前から自分自身のことを「ツルーサー」だと思ったこともありませんし、またそのように言われることを自体を拒否してきました。
私が常に追いかけているのが「真実」ではなく「嘘」だからです。私は常に、「真実」ではなく「事実=客観的事実」を調べます。そしてそれによって「嘘」と「隠ぺい」をあぶりだします。この点は、私のいままでの発言と、このサイトの記事をご覧いただければお分かりになることと思います。
だから私は、私のことを「ツルーサー」と勘違いする人に対しては、「どうせ呼ぶならlie-watcher(嘘観察者)とでも言ってくれ」と答えるようにしています。実際に私は「truth(真実)」なんかにはほとんど関心がありません。ですから、私が911事件について積極的に発言し始めた当初から、「ツルーサー」とは、180度、方向性が異なっているのです。
【中略】
こうやって「ツルーサー」たちの一部は、「911事件の米国政府の主張に対する批判を許さない」人たちの手の内に入り、その実に便利な《道具》となっていくのですね。自ら進んでこの落とし穴にはまっていくわけです。
近ごろ私のことを「スパイ」だの「工作員」などと言い始めた人も、どうやらその以前の過程でこういった心理工作をたっぷりと施されてしまったようです。このように悪魔化レッテルを貼りまくる姿は、もう、「911事件の米国政府の主張に対する批判を許さない」人たちと瓜二つ、1枚のじゅうたんの裏と表です。その人には、願わくはその点に気付いてほしいのですが、残念ながらもう手遅れかもしれません。
【中略】
近代国家では、戦争はあくまでも「国民の総意」と「国際社会の総意」という口実を得てしか行うことができません。だからこそ、イギリスとアメリカの国家指導者は、大嘘をついて国民と世界をペテンにかけ、戦争を開始したのです。逆に言えば、
国家指導者の開戦に向けた大嘘を不可能にすれば、戦争は防げる!
だからこそ、
過去の戦争理由の嘘を徹底的にあばいて分析する作業が必要だ!
「米国政府の主張に対する批判を許さない」人々は、自分たちが必死になって守ろうとしている「米国政府の主張」がそもそもどんなものであるのか、事実と突き合わせながら考えてみたことがあるのでしょうか? それが本当に守るべき価値を持つものなのかどうか、冷静になって振り返ってみたことがあるのでしょうか?
【中略】
近頃日本では、検察庁特捜部によるデタラメな捜査と恣意的なマスコミ報道が問題になっているようです。そこには多くの事件があり大勢の人々が巻き込まれているのですが、検察庁とマスコミの態度には非常に明らかな一貫性があります。そしてそれは、この記事の中で私が911事件に関して述べたことと見事に一致しています。再度申しましょう。
「初めに結論ありき」ということですね。そして次に「結論を導くための《筋書き》」が登場するわけです。そして、その「結論」を導かないようなものは、事実であれ論調であれ、全て「悪=存在を許されないもの」として無視・排撃されます。
いや、勘違いなさらないように。私は別に、日本の検察庁やマスコミが911事件に絡んでいるなどと、とんでもないことを言いたいわけではありません。要は発想の問題、思考方法の問題なのですね。
私はこの記事の中で、911事件に関して「米国政府の主張に対する批判」をする側と「米国政府の主張に対する批判を許さない」側の双方に、この同じパターンの思考法方が現れていることを明らかにしました。そして広い世界を見回すと、いま申し上げた日本の例はもちろん、スペインでも、イギリスでも、その他どこででも、「初めに結論ありき」、次に「結論を導くための《筋書き》」が整えられ、人々にその「結論」と「筋書き」が押し付けられるようなことが起これば、必ずそこには人々の大きな不幸と苦痛が現れます。
どうして人々は、こんな奇妙な発想に取り付かれるのでしょうか。私が911事件の事実の発掘に取り組んでいるのは、ただこのような「結論」や「筋書き」から自由になりたいためです。間違いのないことが誰にでも確認できる事実から出発して、いろいろと浮かんでくる仮定の中から、修正の施しようもないものを「虚構」として外していけば、主観や集団的な観念から自由になった「真相」に近付いていけるでしょう。その意味では、私も「真相究明」を行っているのかもしれません。しかし「結論」として「真相」を押し付けられることは拒否します。それが「米国政府の主張に対する批判」をする側から出たものでも、「米国政府の主張に対する批判を許さない」側から出たものでも、同様に拒否します。
もし人々が、何か事件が起こるたびに我々が「結論」や「筋書き」、つまり大嘘に縛り付けられる状態が続くのなら、911事件と同じようなことは延々と何世紀でも続くでしょう。911事件が最後でも最大でもありません。人々がこのような発想から自由にならない限り、もっと大きな事件が次々と起こるでしょう。そしてもっと多くの戦争と破壊と、抑圧と不幸が続くでしょう。私にとって最も懸念を感じるのはその点です。だからこそ私は、いま、この911事件の調査を通して、世界が「結論」や「筋書き」、つまり大嘘に縛り付けられる状態から解放されることを願っているのです。
人々が自らをそのようなものから自由にする過程抜きに、民主主義など、語れるはずもありません。いまあるものは、「民主主義」に名を借りた独裁、「自由」の皮をかぶるファシズムでしかありません。もし「911事件真相解明運動」が、今までに述べてきたように、常に事実から出発し直すようなものではなく、人々に「結論」や「筋書き」、つまり大嘘を押し付けるようなものであれば、仮にそれが成功したとしても、新たな不幸の時代を作るのみです。ちょうど、ツァーの時代が終わってスターリンの時代を向かえ、共産主義を終えて泥棒資本主義に蹂躙されたロシアのように。
いま、どのような立場でこの事件を考えている人でも、いっぺん「真っ白」になって、思考の方法を整理し直し客観的な事実から出発し直してくれることを、切に望んでいます。
【引用終わり】
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