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ウィキリークス、イラク戦争の米軍機密文書40万点を公開
http://www.asyura2.com/10/warb6/msg/184.html
投稿者 スタン反戦 日時 2010 年 10 月 23 日 17:05:16: jgaFEZzEmIsYo
 

ロイター 10月23日(土)17時1分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101023-00000030-reu-int

 [ワシントン 22日 ロイター] 民間の内部告発サイトのウィキリークスは22日、イラク戦争に関する米軍の機密文書約40万点をインターネット上で公開した。米軍がイラク当局による虐待などの事実を知りながら、調査を行わなかったことなどが含まれている。

 ウィキリークスは7月、アフガニスタン駐留米軍などの機密文書7万点以上を公開して議論を巻き起こしたが、今回の情報公開はそれを大幅に上回る規模。米当局者は、こうした機密文書の公開により、米軍兵士やイラク側の協力者が危険にさらされると非難している。

 米国防総省のモレル報道官は「ウィキリークスが法律に背いて情報を流出させるように個人に働きかけ、傲慢に機密情報を世界と共有することを遺憾に思う」と語った。

 ウィキリークスは今回、イラク戦争に関する2003年から2009年にかけての機密文書を公開。その中には、民間人の死者数が6万6081人だったとの記録も含まれている。

 同サイトの創設者ジュリアン・アサンジ氏 は、公開された文書は戦争犯罪の証拠だと主張。同サイトは声明で「民間人が検問で無差別に殺されたとの報告や、連合軍部隊によるイラク人拘置者への拷問のほか、屋根に反政府勢力と疑わしい人物が1人いるという理由で、米軍兵士が民間施設を丸ごと爆破した報告がある」としている。

 公開された文書によると、2007年には、米軍のアパッチヘリコプターが、投降の意志を示したイラク人2人を殺したケースもあった。また、イラク軍兵士が捕虜を処刑する場面を映したビデオの存在も明らかになったという。  

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コメント
 
01. 2010年10月23日 21:37:29: 6v8gm8Dztw
ここで言われているイラク軍兵士というのはいうまでもなくイラク戦争後に樹立された新政府の軍隊のことである。
イラク戦争がもたらしたものは親イラン勢力のイラク統治への強力な食い込みぶりだ。
それはおもに内務省や軍、警察に及んでいる。
アメリカ軍は戦争終結後の最初の段階で統治に失敗すると共に旧政権の組織した地下抵抗組織の武装勢力のゲリラ攻撃に手を焼き、イラクナショナリズムを掲げアメリカをイラクからたたき出せと主張したシーア派のムクタダ・サドルの旧サダムシティー(サドルシティーと支持派は呼ぶ)に幽閉されいた勢力を抵抗勢力と位置づけ掃討戦を行った。
その時、サドル派を攻撃していたのがSCIRI指導者のアブドルアジズ・ハキム(イランのシーア派の聖地コムでイラン流儀を叩き込まれたイランの買弁主義者)に率いられたバドル軍団であった。
サドルの支持者はサダムの時代には政権に不満を持つ層が占めていたが、必ずしも思想的に洗練されている者たちばかりではなく、サドル自身も父親はイラク・シーア派で知らぬものはいないアヤトラで信望があったが(フセイン政権により暗殺された)息子のサドルは遠く及ばず父親の威光のもとで支持を保ってきたが、ハキムのような組織的に忠誠(イランに)を尽くす思想的統制がとれておらず、支持者には粗野で跳ね返りだけが目的のゴロツキもいたので当初はアメリカ軍に反抗する勢力とみなされただけでなく、イランに飼われた買弁勢力と疑われたりもした(しかしこれはアメリカ側からも否定的に捉えられている、サドル自身もゴリゴリのナショナリストでスンニ派との融和を呼びかけアメリカに徹底抗戦を主張している)。
イラン二忠誠を誓うハキムのバドル軍団もイラクナショナリズムを鼓舞するサドルのシーア派を座視できるはずもなくアメリカ軍にしたがい掃討戦を敢行した。
こうしてハキムらのバドル軍団はイランと敵対するアメリカという外交上の確執とは別にイラクの治安維持と平定を名目に奇妙な呉越同舟を組むことになる。そして事実上新生イラク政府の内務省および治安に多くの構成員を送り込むことに成功した。
以降、文書にも明らかにされているようなおびただしいスンニ派住民や旧フセイン政権、バース党党員狩り拷問虐殺の蛮行がフセイン時代に築かれたスンニ派とシーア派、クルド人の宗派、民族を超えた婚姻や縁戚、コミュニティーを破壊したばかりでなく、少数民族の優遇をも反故にしパレスチナ人やアッシリア人への迫害が横行するようになり、スンニ派やこれら少数民族、宗派の人々のイラクからの大量避難民を生み出す元凶となったのである。
ところでイラクのレジスタンスは知られているように旧支配政党バース党が組織したものであり、サダム・フェダイーンや大統領警護隊、イラク軍の軍人も関与しており、組織網は秘密警察や諜報組織が深く関わっており、現在でもそれは活動し続けている。
一時は資金が枯渇し、抵抗は収まったとされたがふたたび盛り返しつつある。
イランとアメリカが戦争になればイラク国内で駐留米軍に対してイランに忠誠を誓う勢力がゲリラ戦を繰り広げることは間違いない。
けれどもそれは燎原の火のごとくにイラク全土で米軍やその関連施設に対して攻撃が行われるとまでは到底いくまい。
イラクとイランの歴史と地政学的な確執と暗闘はときに結びつき、ときに反目することで勢力争いを繰り広げてきた。
アメリカ軍はこの地をもうじき去るが、二度とイラクに手を出そうとは思わないだろう。
あのイギリスですらイラクの統治に失敗し、イラク国内では統治をめぐり各宗派、軍が血で血を洗う権力争いを繰り広げた。
サダム・フセインが統治した20年はそうしたイラクの近代史の小春日和のようなものでもあった。
勿論、サダムも血なまぐさい統治の名を借りた粛清や統制に血道をあげ、統治に障害となる勢力を徹底的に排除したしそれは国際社会で非難される蛮行であり非難されるべき行いでもあったことはいうまでもない。
名誉欲にかられ、仇敵であるイランのイラン革命の揺り返しの窮状に乗じて戦争を吹っかけたことが祟り、後にクウェートをめぐる湾岸危機、イラク戦争を招き崩壊に至ったのは周知の事実だ。
が、同時に世俗主義を国是として宗派、民族にこだわらず、地縁血縁の縁故社会であり女性の社会進出に不寛容のアラブ社会においてそれを女性登用率アラブ随一と国際的に認められた国にしたのもサダム・フセインなのである。
イラクを中東地域で自国生産率の高い工業国家にしたのもフセインである。
豊潤な油田を国営化し帝国主義国家の野望から守ったのもフセイン政権である。
光あれば当然影もある。影ばかりを執拗に騒ぎ叩いてその国家の歴史的背景や地政学的要因からなる政情を鑑みもせず、安易にアメリカ流儀の民主主義に馴染まずと独裁国家を斃せとばかりにあのイラク戦争(侵略戦争)に喝采を送った馬鹿者どもがわが国にも政治の世界やマスコミ、ネットの掲示板にも多く存在した。
その連中の中には今もイラク人の民度が低いからいくら経ってもイラクは安定できない、統治能力がないと嘲るものもいる。
誰もアメリカのせいでイラクを絶望の国にしたことを知らないし、知る気もない。
暴君と呼ばれ、アメリカ傀儡のイラク新政府に捕らえられ処刑されたサダム・フセインの最後の様子を撮ったビデオがあの当時ネット上に流された。
多くの人たちは恐れ助けを請い金切り声を上げる哀れな暴君を予想したが、サダムは実に堂々と刑に復していった。
最後までアメリカの不実と不正義を訴え批判し、そして淡々と抵抗することなく刑場の露と消えた。
そこには国際社会やマスコミが作り上げた狂気の暴君ではない、若き頃から植民地からイラクを独立させるために命をかけたサダム・フセインが映っていた。
我々は彼を非難できるだろうか。蔑む資格があるのだろうか。
今のイラクの惨状に思いをはせるに及んで・・・。


02. 2010年10月23日 23:24:32: gMQaSzxtOs
>2003年から2009年にかけて・・・民間人の死者数が6万6081人

イギリスの医学雑誌「ランセット」に掲載された論文は
2003年3月19日から2006年7月31日までの民間死者数を
426369人から793663人と推計している。
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Iraq/iraq061105.htm
さらに、「イラクボディカウント」は、記録された分だけで、民間死者数を以下のように集計している。
Iraq Body Count ・・・since the 2003 invasion
Documented civilian deaths from violence
98,585 – 107,594
http://www.iraqbodycount.org/

前回の「ウィキリーク」に公開された公文書と同じ様に(パキスタンのISI元長官が今もタリバンを秘密裏に支援していると言う情報など)、今回の文書も、それを鵜呑みにするわけには行かない胡散臭さを感じる。


03. 2010年10月24日 15:49:22: FqDvXxU8vI
「公文書」は飽く迄も米軍の公文書であって、其れ以上でも其れ以下でも無い。
騙されている(自己に因り?或いは自国情報機関に因り?其れとも…?)とするなら其れは其の侭「公文書の生々しい真実」を物語る。
其れに付けても、ウィキリークス暴露戦術の意義は計り知れない…!
内容は全く驚かない「常識」だけど。

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